8月のほけんだより 平成28 年8月1日発行 どんぐり山保育園/看護師小南 連日30℃を超す暑さですが、子どもたちは水遊びに夢中で活動エネルギー全開です。 早寝・早起きを心がけ、一日の疲れを次の日に残さないよう気をつけていきましょう。 最近、休み明けに疲れた様子の子どもの姿が多くみられます。集団に入り、楽しく活動 ができるよう、平日と休日の生活リズムが大きく乱れることのないよう配慮をお願いし ます。夏休みの予定のご家庭も多いと思いますが、旅行や海や山へのお出かけなどは、 子どもの体力に合わせ、ゆとりのあるスケジュールを立てられるといいですね。 暑い夏を元気に乗り切るポイント 1.水分補給 3.紫外線対策 大量に汗をかく 外出時は帽子をかぶ と、脱水症状を起 り、日焼け止めを塗 こし、熱中症の原 るなどの紫外線対策 因にもなります。 こまめな水分補給 2.皮膚のケア も忘れずに。 4.室温管理 高温・多湿などの条件 がそろえば、室内でも を心がけましょ こまめに汗をふいた 熱中症は起こります。 う。 り、シャワーを浴び エアコンを上手に使 たりして、皮膚を清 いましょう。ただ、冷 潔に保ちましょう。 やしすぎには要注意。 設定温度は 27~28℃ を目安にしましょう。 8月7日は「鼻の日」です 鼻は呼吸の出入り口であり、ウィルスや細菌がからだに侵入するのを食 い止める役割を果たしています。また、耳やのどとつながっているため、 鼻の症状を放置しておくと、中耳炎やのどの炎症などほかの器官に症状 が広がることもあります。鼻を健康に保つために十分配慮しましょう。 子どもが自分で鼻をかむ場合、ゆっくりと片側の鼻の穴を押さえながら、少しずつかむ ように教えましょう。強くいっぺんにかむと、鼓膜に圧力がかかり、中耳炎の原因にな ることも。 夏に流行する小児の感染症について 毎年夏に流行する子どもの感染症である手足口病・ヘルパンギーナ・咽頭結膜熱(プー ル熱)が、今年の夏も流行しています。特に、手足口病については、都の警報基準を超 え、大きな流行となっています。手足口病の患者の約94%は6歳以下の小児(うち半 数以上が2歳以下)です。手洗いを習慣づけ、感染の予防に努めていきましょう。 手足口病 主な 症状 原因 ウイルス 感染経路 ヘルパンギーナ 咽頭結膜熱(プール熱) 口の中、手のひら、 足の裏などに、発しん 突然の高熱で発症 発熱、咽頭炎(のど や水疱ができます。あ ま り 高 い 熱 は 出 ま せ し、口の中の奥の方に のはれ) 、結膜炎(目の ん。 水 疱 や 潰 瘍 が で き ま 充血)などの症状があ 重症化はまれですが、 す。 らわれます。 合併症として急性脳炎 や心筋炎があります。 エンテロウイルス属のウイルス (コクサッキーウイルス A 群、エンテロウイルス71型等) アデノウイルス ・ 飛まつ感染 ・ 患者の咳やくしゃみに含まれるウイルスを ・ 接触感染 吸い込むことによる飛まつ感染 感染力が強く、プー ・ 水泡の内容物や便の中のウイルスが、手を ルや温泉施設などでの 介して口や眼などの粘膜に入ることによる経 感 染 も あ る こ と か ら 「プール熱」とも呼ば 口及び接触感染 れています。 対症療法と、眼の症状 が強い場合は眼科での 治療を行います。ワク チンや特効薬はありま せん。 治 療 つらい症状をやわらげる対症療法が中心です。 ワクチンや特効薬はありません。 その他 ・ 食事や水分がとりにくくなり、脱水症状をおこすことがあります。水 分補給に努め、柔らかく、刺激の少ない食事を工夫しましょう。 ・ ぐったりしている、呼びかけに対する反応が鈍い、意味不明の言動が みられるなどの症状が現れた場合はすぐに受診しましょう。 ≪7月の感染症情報≫ ・プール熱…ほし、そら、うみ各1名ずつ ・手足口病…ほし、つき各1名ずつ ・突発性発疹症…ほし3名、つき 3 名 ・溶連菌感染症…そら2名、つき1名 ・感染性胃腸炎…ほし 4 名、もり1名 ・アデノウイルス感染症…ほし、そら、うみ各1名ずつ ・帯状疱疹…ほし1名 ≪今月の保健行事≫ ・8(月)、9(火) 各クラス計測 ・10(水)0 歳児健診
© Copyright 2024 ExpyDoc