KSK NEWS10月号

競争力の格差は、「稼ぐ力」=人財の厚み
第244号
2015年10月10日発行
発行人:(株)ケー・エス・ケー 夢テク研究所
代表取締役 平岡 和矩
〒541-0051大阪市中央区備後町2-5-8綿業会館5F
TEL:06-6202-2425 FAX:06-6202-2420
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志魂商才
今、各企業が回避できない戦略上の基本方針は、大別すると次の三つです。
一つ目は、過去の成功体験を引きずらないことです。
二つ目は、あるべき未来の楯となる核戦略のプロトタイプ(原型)を描き出すことです。
三つ目は、上記、二つの取り組みを基本にどのような事業の枠組みからなる事業グループで
生き残り、勝ち残りを企てていくかです。
これら三つの基本方針は、どれも、先々のことであると同時に、今日・明日のジャッジメントに決
定的に影響のある、扱い方において大変難易度の高い問題です。また、これらの明白知度が高まれば
高まるほど、今日・明日のジャッジメントの即断性が比例して高まることに、疑う余地はありませ
ん。
他方、これら三つの基本方針が曖昧だと、ジャッジメントに際し、納得のいく結論をもって「断」
を下すことにはならないリスクを重ねていくことになります。
従来事業を継続し伸ばし続けるには、それなりの取り組み・仕組み・仕掛けに進化系の何かを加え
ていくことが肝心です。その際、その事業を育ててくれるマーケットについて、従来とは違う目、い
わば洞察力が求められます。例えば「着物は成長産業だ」というような、従来市場について革命的な
見方をしたり、通常ではあり得ないロジックを組み立てるセンスが必要です。
また、新規事業を立ち上げるには、核となるネタを基に、事業を起こしていく人一倍の情熱・熱
意・執念というものを持ち合わせた、“創業の心”を秘めた挑戦魂が必要です。そして、新技術を切
り口とする市場の可能性を、ストーリーとして語れる語り部としてのセンスを持ち合わせたプロ
デュース能力のある人材を発掘することが重要です。
いずれにしても、リストラクチャリングは決して人減らし策のことではなく、事業再構築のことだ
と認識を新たにし、生き残り・勝ち残る事業モデルづくりに挑戦していきたいものです。
人財力こそ企業力の核心
社員一人ひとりが会社の空気づくりの担い手
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入会金 30,0 00円 年会費 120,000円
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株式会社岩田建設
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5,000円 年会費 50 ,000円
※税別・入会金はいずれも初年度のみ
【平成27年10月度
一般財団法人
】
岩田
修一
様
<個人>夢テク会員 新規ご入会 】
全国福利厚生共済会
鈴木 由加里様
※更新・新規入会情報は、発行日前日締めで掲載させて頂いています。
1、スーパームーンへの願い事
今回は、青春の思い出話から始めましょう。スーパームーン。直訳しますと
「極上の月」「特大の月」。今年は、仲秋の名月の翌日でした。2日続けて月を
眺める方々も多かったのではないでしょうか。美しい満月に、願い事を送ると
きっと叶うと言われています。満月のエネルギーは、達成、ゴールのエネル
ギー。また、満月の月光を浴びると財運がアップするという言い伝えもありま
す。
青春時代に、短歌を詠みました。「仲秋の月の面影清らなり 愛しき人の光と
思わば」 その時は、愛しい人に会いたいという思いを満月に送ったのですが、逆 一般社団法人日本能率協会
シニアエキスパート/
に手放したのかもしれません。会えなくなりましたから。なぜか。実は、願い事 元 立命館大学大学院
は、新月に行い、満月には「必要なくなった習慣、人間関係を手放す」ことや「断 経営管理研究科 客員教授
中島 克紀
捨離」がいいという考え方もあるのでした。
2、ヒューマンエネルギーアップは、生きる意味を探求することから
前回の記事で、8月の特別講演会で伝えたかったこと、実践していただきたいことをまとめまし
た。講演会が好評だったということで、12月17日に、原田先生への寄付金贈呈式、平岡先生の出
版記念講演会と合わせて、第2弾のセミナーが開催されることになりました。是非、ご参加いただけ
ますか。
ヒューマンエネルギーアップは、生まれた意味、生き方のイメージ、死ぬ意味、死に方のイメージ
がとてつもなく影響します。例えば、聖路加国際病院名誉院長の日野原先生は、今年10月4日で1
04歳。3年先まで、講演会の依頼があり、なかなか死ねないのですよというお言葉が印象に残って
います。日野原先生は、「自分の命を他の人の命の中に残していくことである。自分に与えられた命
を、より大きな命の中に溶け込ませるために生きていくことこそ、私たちが生きる究極の目的であ
り、永遠の命につながることだと思う。」と述べておられます。
3、生きる意味を地球規模でイメージしよう
UAEのドバイで活躍しています経営者の川名智之氏と懇意になりました。ドバイは、世界一大きな
国際空港を建設中。2020年には、中東初の万博も開催。その建設される空港に隣接するビルに、
川名氏はジャパントレードセンターを独立運営し、中東と日本の架け橋的な仕事で貢献するという地
球規模のビジョンを持っています。そして、呼びかけます。「日本の技術、ノウハウ、サービス、製
品を世界に発信し、世界に貢献しよう。その基盤となるドバイに、日本人経営者よ、進出しよう。な
ぜか。ドバイでは、まったく税金がかからないのだ。今から進出すれば、成長する波に乗れる。私
は、日本企業に融資する銀行を設立する。そのための費用50億円。それをクラウドファンディング
(群衆からの資金調達)で実現する。勇気も可能性も生きているからこそ。」と熱く語っていただい
た講演会で、私の未来ビジョンに、「ドバイに行き、人材育成のプロジェクトで貢献している」とい
う地球規模のビジョンが突然飛び込んで来たのでした。是非、皆様も今後、ドバイの現状、クラウド
ファンディングの現状について、探求いただければ幸いです。そして、また、12月の講演会でも再会
できますように祈念いたします。
チームの一員として誇れる仲間たち
身近・手近、足元・手元に答えはある
月
日
セミナー・イベント名
10
21日(水)
18:30
第336回
夢テク研究会
月
11
月
12
月
18日(水)
18:30
17日(木)
18:00
~21:00
第337回
夢テク研究会
場所
テーマ
<第一部:KSK経営塾>
人材不足時代へ立ち向かう
正しいスタンス
<第一部:KSK経営塾>
夢テク流「勝ち方」法三条
原田基金 贈呈式
中島 克紀先生 特別セミナー
平岡 和矩 新著書出版記念講演
<第二部:KSK成功塾>
ヒューマンエネルギー
アップの実践
フォローアップセミナー
<第二部:KSK成功塾>
人事に強い
プロデューサータイプの人
詳細は、同封の案内
・参加申込書を
ご参照下さい。
ホテル日航大阪
31階カトレアの間
ホテル日航大阪
7階フォンタナの間
【変更】第13期戦略核づくりセミナー『京セラフィロソフィ』の1回目は、2016.1.30(土)に変更致しました。(別紙案内参照)
気づきコラム
エスケル・ジャパン
6年で売り上げ3倍に
―商品の完成度高め店頭消化率を重視―
香港大手シャツメーカー、エスケルグループのエスケル・ジャパンが好調だ。売り上げは6年で約
3倍に伸ばし、14年1~12月は前年比約10%増の6000万ドルほどとなったようだ。前期は売り上げは
目標未達だったが、「利益予算を達成できた」(神尊裕史代表)と円安の中でも増益を確保した。
好調要因は、「限られた取引先との深い取り組みが堅調なオーダーに結びついている」(神尊代
表)ことと分析する。この間、取引先を絞り込んでおり、今季も前期比で半分ほどになるという。
「価格競争に巻き込まれないようにしてきた。価格交渉でも、できないことはできないと言ってきた
ことで長いスパンで取り組み、一緒に利益を出せる企業との関係が深くなった」と話す。価格よりも
店頭消化率を重視。「売れる商品を糸、生地から作り込み、完成度を高めるのがエスケルの強み」と
売れ筋商品をいくつも積み上げ事業を拡大してきた。
レディスの伸びも貢献している。メンズのカジュアルシャツやポロシャツが強いがレディスの売り
上げ構成比は以前1割程度だったが、3割程度まで高まってきた。取引先がレディスを強化している
ことも背景にある。
生産では中国での規模を維持しながらベトナムを拡充している。ハノイの縫製工場は月産25万~30
万着に伸びた。今後は生産効率や品質をさらに高める。
今期は取引先の数は減るが売上高10%増を目指す。既存取引先とのビジネスの拡大と新規開拓に取
り組む。(出所:2015.3.3 繊研新聞)
◆
夢テク・コンサルタント
平岡
和矩 コメント ◆
エスケル・ジャパンの成功事例から汲み取るべき一貫性三態
「取り組み姿勢」・「態度」・「行動」
1、売りの問題に目鼻をつけなければ、事業計画の行き詰まりの根本解決の目途は立たないものです。
2、経営の一貫性がなければ、売りの問題は、抜本的な解決には至らないものです。
3、売りの問題解決のカギは、トップのコケの一念をもって、基本方針を見える化する熱意の一貫性に
あります。
笑顔と感謝が会社の空気をつくる
後
輩
問題の本質は、ニッチトップ志向の粘り強さ
発明者すら気づいていない真の発明を浮き彫りにする 特許業務法人 しんめいセンチュリー
豊橋本部 事務所内
豊橋本部
見晴らし良好!
社員憩いの屋上
《 特許業務法人しんめいセンチュリー 会社概要 》
■業種業態:特許事務所
■創業年月:平成7年11月
■社員数: 創立時の社員数:2名(私と家内)
現在の社員数:31名
<社員19名(内・弁理士5名)・パート(12名)>
男女比率:男性18人:女性13人
■事業所:<豊橋本部>愛知県豊橋市大手町92-7F
TEL: 0532-52-1131
FAX:0532-52-1190
<他>名古屋オフィス
◆ 兼子直久所長様 インタビュー ◆
1、直近の決算内容
経常利益率6.39% 出願件数の順位:中部地区10番目<総数253件>、全国127番目<総数約4500件>
2、兼子所長の志、夢は?
個人的な夢は、自分の心(魂)を、生まれてきたときより少しでも美しい心にして、あの世に帰る
ことです。その際に、出来得れば菩薩界に帰れればと淡い思いを持っています。
仕事の志は、カール・マルクスの唱えた共産主義社会、即ち『人は、能力に応じて働き、必要に応
じて受け取る』ことができる社会の実現に向けて、少しでも世の中を前進させることです。
3、しんめいセンチュリーの未来図
最近定めた5カ年計画です。今から5年後の2020年6月末には、特許出願は優に年700件を超え、全国
2桁位、東海地区1桁位の堂々たる特許事務所となる。意匠、商標、外国出願、特許調査も豊富に扱
う総合型の特許事務所となる。所員等皆が自らの長所を発揮し、クライアントや関係者、地域、社会
兼子直久所長様
に、益々お役立ちし、感謝される事。全所員が豊かで、誇れる特許事務所となる。
4、業務法人しんめいセンチュリーの強みと弱み
《強み》①遊技機関係の特許は比類無き強さがあり、業界事情を含めた技術を熟知した技術者が数名在籍し、他事務所では追従
できない技術の深掘り、将来展開ができています。②技術者の専門分野特化です。技術の進歩の著しい現在では、各人を特定分
野に特化し、専門性を高める。これを理想に留めるのではなく、実現できているところが強みです。③弊所事務の正確性。クラ
イアント様毎に異なる事務処理、個別対応も、正確に処理してくれています。クライアント様にとって快適な対応を常に心がけ
て実践してくれています。④3D・CADです。CADさえ未導入の特許事務所が多い中、弊所は3年ほど前から3D・CAD
を導入しています。これにより、各部材の動きをより明確に表現できるので、より高度な特許明細書の作成ができています。ク
ライアント様のご負担も大幅に解消できています。
《弱み》制御の技術者不足です。最近2名のベテラン退職者がでたことが原因で、現在、現存メンバーの育成に加えて、新メン
バーの獲得も合わせて行っています。
5、今解決すべき課題は何か?
現在、最大の課題は、新会計システムの始動です。所謂アメーバ経営の導入ですが、弊所独自の
方式ですので「真明アメーバ」と言った方が的確だと思います。この真明アメーバは、事務所設立
当初からの望みでした。事務所も、私も、顧問税理士も成長した結果、やっと実現に手の届くとこ
ろまで来ました。必ず、今年の12月から始動します。
6、社員の育成方法は?
技術面の育成は主にOJTです。技術スタッフはベテランスタッフのサポートをしながら仕事を習
テレビ会議も行う会議室 得していきます。法律面の育成は所内外の各種セミナー。技術スタッフのみならず、事務スタッフ
も、積極的に参加させています。人間性面は、朝礼、互いの交流、困難な仕事との遭遇、など、あら
ゆる機会を有効に使っています。
7、会社のPR
我々は、特許出願等の依頼を受け、特許の明細書を作成し、クライアント様が欲する特許権を取得することを直接的な仕事と
しています。しかし我々は、それにもまして、クライアント様の業績アップ、発展成長を考え、いろいろな角度から対象を見つ
め、必ずしも特許出願に拘泥せず、より良き方針を提案致します。知財のトータルサポート体制を築き、知財業務を通じて、ク
ライアント企業の業績アップ、発展成長を図ることが、我々の仕事と捉えています。
<平岡外喜子CDA(キャリアカウンセラー)インタビュー感想>
当日は、雨模様の中、14時からのインタビューでした。
しんめいセンチュリー様は、8年前からの会員様です。兼子所長様は、大変向上心・向学心の強い方
で、ご意見も一般の企業様と異なり、イワシの中のナマズの様に周りに刺激を提供される方と思いま
す。我々一般(私?)は、売り上げ構造が理解不能のため、初歩的な問いをさせて頂きました。その収
入原資が、三段階で、特許申請時、中間時、成功報酬となっている事。期間は、申請から特許まで2~
3年、長くて5~6年のスパーンです。現在は、当然ながら、海外は、欧米、アジアと幅広くクライアント様がい
ます。巻頭言で同じみのサバイバータイプでは、ファイターとシンカーに当てはまるのではないでしょうか?最後
事務所に飾られている
オーストリア・ザルツブルグの
に、トップである方は皆同じと思いますが、ご苦労は、人材・クライアントといつも不安であるそうです。
絵皿が素敵でした。
ブランディングとは、自事業と向き合う真摯な態度と、将来へのロマンをいう