訪問販売におけるクーリングオフについて クーリングオフ書面の書き方

訪問販売におけるクーリングオフについて
訪問販売の場合、契約した日付から一定の期間内(訪問販売は8日間)であれば、消費者
の側から契約を一方的に解約できる制度が利用できます。
クーリングオフを利用すれば、損害賠償および違約金の支払の義務はありません。また、代
金について支払っている場合は全額返金を請求する事ができる上、受け取った商品は販売
業者の負担で引き取らせる事が可能です。
※万が一被害にあった場合は、慌てず冷静に対処しましょう。
クーリングオフ書面の書き方
●クーリングオフによる「申込撤回」「契約解除」の記入例
契約解除(申込撤回)通知
○○○○会社
代表取締役○○○○殿
平成○○年○○月○○日付けで貴社と締結した(に申し込んだ)○○○(商品名)の購入契
約(購入申込)を解除(撤回)します。
つきましては、支払済みの○○○,○○○円は、○○銀行○○支店普通口座○○○○へ、
至急振り込んでください。
なお、商品については早めにお引き取り下さい。
平成○○年○○月○○日
郵便番号 ○○○―○○○○
住
所 ○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
氏
名 ○○○○
書き方のポイント
・契約書を受け取った日を含めて8日間以内にハガキなどで通知する。
・契約書にある販売業者宛に通知する。
・ハガキを書いて、証拠を残すために両面コピーし保管する。
・クレジット契約の場合は、クレジット会社宛にも通知する。
クーリングオフ Q&A
Q:ハガキでクーリングオフしたいが、販売会社の代表取締役の名前がわからない?
A:代表取締役の名前が分からなくても大丈夫。代表取締役殿と書きましょう。
Q:休日が入るので、8日以内に業者のところに届かない。どうしたらよいか?
A:クーリングオフは8日以内に通知を「発信すればよい」のです。なお、クーリングオフ通知の
ハガキなどは、必ずコピーをとり証拠として保管し、郵便局で「特定記録郵便」か「簡易書留」
にして送付しましょう。
Q:クーリングオフのハガキには、印鑑は押すのですか?また、こちらの電話番号は、書いた
ほうがよいでしょうか?
A:印鑑も電話番号も必要ありません。
Q:訪問販売で購入したものを、使用した場合クーリングオフできますか?
A:消耗品でなければ使用しても、クーリングオフ期間内であればクーリングオフできます。使
っていてもそのまま返品できます。
Q:通信販売で購入したものは、クーリングオフできますか?
A:通信販売は、法律上のクーリングオフが適用されません。通信販売業者が定める返品に
関する規程(特約)が広告に記載されているか、確認しましょう。