サル・人類史年表

■サル・人類史年表
6500万年
5500万年
4500万年
4000万年
3600万年
3400万年
3000万年
2800万年
2500万年
1500万年
1000万年
700万年
600万年
500万年
300万年
270万年
260万年
240万年
230万年
180万年
160万年
150万年
78万年
60万年
前
期
旧
石
器
時
代
50万年
30万年
28万年
25万年
23万年
20万年
14万年
13万年
10万年
9万年
7.5万年
中
期
旧
石
器
時
代
7.3万年
7万年
6.3万年
6万年
5万年
4.5万年
3.7万年
3.5万年
3万年
2.1万年
2万年
1.6万年
1.3万年
1.2万年
1万年
9000年
新
石
器
時
代
5000年
ネアンデルタール人がこの頃絶滅
約3万〜2万年以前 - ヒト米大陸へ。氷河期にベーリング地続き
最終氷期(ウルム氷期)の最寒冷期。気温は年平均で7〜8℃低下
後、温暖寒冷の小さな波、長期で徐々に温暖化
ラ・ガルマ洞窟。絵、テントのような構造物 スンダランドが海面上昇で徐々に後退、ベーリング海没、日本も島化
縄文時代の始まり。縄文土器がつくられはじめる
ラスコーの壁画(約1万8000年〜1万6000年前)
絵の具の配合など、原始的な化学的な操作。石のランプ、松明
アルタミラ洞窟壁画(約1万4000年〜1万3000年前)
BC12,000年頃、中国長江流域で陸稲稲作の開始
日本列島が大陸から完全に離れ、ほぼ今の形に
約1万3000〜1万年前、温暖化しつつあったが寒冷気候に戻る
ツンドラステップ北方後退、樹林拡張。鹿、猪、鳥、魚介、木の実
弓矢の発明。石臼の普及。壁画の伝統は途絶 BC11000年頃、最も古い神殿跡が、イェリコのテルの最下層から
イスラエル、ヒラゾン・タクティット洞窟遺跡で人々の宴会の痕跡
BC9050年頃、シリアのテル・アブ・フレイラでライ麦農耕跡
BC9000年頃、パレスチナのイェリコ・アスワドで小麦・豆類栽培
最後の氷期(最終氷期)が終わったとされる
新石器時代。農耕・牧畜開始
土器、織物、地上家屋、村落定住、贈与・流通システム
磨製石器、細石器の普及。琥珀、貝殻、金、銅、錫など
BC8800年頃、銅製の小玉がイラクから出土、最古の銅製品
BC8500年頃 - 長江流域で水田稲作
BC8300-7300年頃 パレスチナ、イェリコで石壁で囲った集落
BC8000年頃 - 西アジアでヒツジ・ヤギ・ブタの飼育
文明時代へ。エーゲ文明、エジプト文明、メソポタミア文明など
気候変動
年代
農耕・牧畜の起源
東アジア(モンゴル・中国)
・新人がスンダランドに到達(5万年前)
西アジア
3.0万年前
2.5万年前
最寒冷期⇒
2.0万年前
気
1.9万年前
(1.8万年前~)
寒暖を繰り返し
ながら寒冷化
-4
-2
±0 +2
氷期の終了開始
1.8万年前
1.7万年前
■各年代の人類分布
その他
・ショーヴェ洞窟(仏/3.2万年前)
・ネアンデルタール人絶滅
・新人が東アジアへ到達(2.5万年前)
・シベリアで北方モンゴロイドが形成
気温は現在より6-7℃低い。
森林が縮小し、ステップが拡大
◆マリタ遺跡(2.3万年前)
推定48~60人の狩猟民族の集落跡。多
量の石器、剥片の他、トナカイ589体、マ
ンモス16体分等の動物の骨が出土。
■石器の進化
アルタミラ洞窟(スペイン)
※近傍の洞窟に弓矢の壁画あり
遺跡は極少。
1.6万年前
1.5万年前
■縄文文化は世界史でも特異
→日本人の精神基層を形成
・江西省で最古の栽培稲?
1.4万年前
急速な
寒冷化
ドヤ
リン
アガ
ス
期
ー
1.5万年
後
期
旧
石
器
時
代
(年代:前)
生物の大量絶滅。恐竜絶滅。隕石落下で環境激変。寒冷化
原始霊長類の出現。モグラに似た哺乳類が樹上生活に適応
■巨大隕石衝突→火山粉塵→特殊寒冷期→大絶滅
約5500万年前に現れたアダピス類が初期の霊長類
■生物適応放散→種間闘争で原モグラは危険な生存状態
(哺乳類は急速かつ多様な適応放散。様々な哺乳類へ)
プルガトリウス、カルポレステス、プレシアダピス。
(胎内保育機能の完成、性闘争=縄張闘争本能強化)
夜行性。鉤爪、親指の発達(対向指へ)。昆虫、果実食
従来は北米起源説。中国で最古霊長類の化石、アジア起源浮上 (アジアはげっ歯類、肉食哺乳類優勢。
それ以外では恐竜生き残りの巨鳥が繁栄)
急速、一時的な温暖化。海底火山、マグマ熱でメタンハイドレート爆発。
■弱者原モグラのうち樹上逃避→樹上適応→原猿に進化
広葉樹、高緯度まで、樹冠形成=サル楽園。原始原猿、拡散繁殖
(対向指、立体視、果実食、脳の発達)
ショショニアス:正面に並んだ目→立体視が可能
■温暖化→巨大樹林→原猿は樹上機能発達
原始霊長類より原猿類と真猿類と分岐 →食糧限界まで繁殖
インド北上、ユーラシア大陸衝突、ヒマラヤ形成、テチス海消滅
■本能不全(本能との不整合)→共感回路形成(共認機能)
南極大陸で氷河の形成がはじまり、徐々に寒冷化。
■寒冷化→樹林消滅
高緯度地域の樹林が消え、サルはアフリカ、一部南アジアへ
→アフリカ猿の生存・同類闘争激化→真猿へ進化
カトピテクス:高い視力(眼窩後壁→視細胞が集中→明瞭映像)
真猿の狭鼻下目(旧世界猿)と広鼻下目(新世界猿)分岐 ■真猿は同類闘争に対応する闘争集団。
急激な寒冷化。南極氷床成長。本格的な氷河期
→集団複雑化で脳が発達(共認機能)
哺乳類や広葉樹等が急速に減少。エジプトピテクス(類人猿の祖先) (アフリカからアジアへ拡散。敗北猿がマダガスカル、南米へ)
赤緑色盲に退化した哺乳類のうち狭鼻下目が3色型色覚再獲得
(ビタミンCを豊富に含む色鮮やかな果実等の獲得と生存に有利)
狭鼻下目のヒト上科がオナガザル上科から分岐
ヒト上科=テナガザル、オランウータン、チンパンジー、ゴリラ、ヒト共通祖先
アフリカ-アラブで最初の類人猿(ケニア、プロコンスル)
アルプス・ヒマラヤ地帯などで山脈形成。現在の大陸分布に近づく
急速な寒冷化
ヒト科とテナガザル科分岐。ヒト亜科とオランウータン亜科分岐
■真猿は葉食、雑食種が生き残り、現在の旧世界猿に
ヨーロッパ、アラブ、南・東アジアなどユーラシア全域に類人猿拡散
■食糧難→類人猿は様々な適応戦略で分岐
アフリカ大地溝帯の形成が始まる(人類誕生に大きな影響か)
テナガザル:軽量化、枝先適応→雌雄差小、両頭婚
1000~800万年前、アフリカ赤道部は熱帯雨林。狭鼻猿類・類人猿繁殖
オランウータン、ゴリラ:大型、個体闘争→集団解体、単雄複雌
後、スーパープルーム活発、地溝帯西に山脈。東は乾燥化→サバンナ形成
原チンパンジー:複雄複雌集団で生き残り
気温が下がり始める
→さらに脳発達(共認機能)
最古人類化石は中央アフリカ、サヘラントロプス・チャデンシス
分子時計では、人類と類人猿の分岐時期は500万年前
■原チンパンジーのうち、木から落ちたサルが初期人類
ヒト族とゴリラ族が分岐
ヒト亜族とチンパンジー亜族が分岐。猿人出現。最初の人類
華奢型猿人、アウストラロピテクスなど
■足の指が先祖返り
足指形から二足歩行の可能性。脳容積500 ml。一定道具使用
→樹上に棲めないカタワのサル=人類
地球寒冷化。 氷河時代開始
■過酷な自然・外敵圧力
→洞窟に隠れ棲むしかない
CMAH遺伝子の退化(→脳容量増大?)
→飢え→草根、死肉・骨髄食が中心
頑丈型猿人(パラントロプス)と原人(ホモ・ハビリス)分岐
■共認機能が唯一の生存の武器
原人、言語使用か(左脳ブローカ野の痕跡より)
→共認機能発達
前期石器時代。石器で動物解体。死肉食。オルドヴァイ型石器
■観念原回路獲得=精霊信仰
遺伝子変化(咀嚼筋の大幅な縮小)(肉食適応遺伝子)
→脳発達(共認機能)
ホモ・ハビリス出現(脳の増大、歯の縮小化)
礫石器(最古の石器製作址)。自然死or肉食獣が倒した動物が食糧 →言語、生存様式の進化
→火、貯蔵、道具、象徴表現etc
ホモ・ハビリスの出アフリカ。ユーラシアへの拡散
ホモ・エレクトス
スワルトクランス洞窟
断崖にあるネアンデルタール人の洞窟
メスの発情期消滅?、幼児期の長期化、男女役割分化拡大
■ホモ・ハビリス、エレクトスの拡散
(南ア・約250万年前)
(10~4万年前、ムスティエ・フランス)
→寒冷化(乾燥化)→動植物・食糧減
150万年前:洞窟で火使用跡(野火?)。79万年前:管理された炉跡
→決死行か
最新の地磁気逆転。概ね70万年前から10万年周期の氷期・間氷期
アフリカで旧人。ネアンデルタール人と人類の分岐
脳容量の劇的増大?(現在の60→90%)
ヨーロッパ旧人、北京原人
■男女の役割分化
ネアンデルタール人(30~23万年前頃出現。3万年前頃絶滅)
→女の性機能・生殖収束
脳容積1400 ml(ホモ・サピエンス同等以上)、言語使用
(発情期消滅、子育て長期化etc)
ケニアのバリンゴ遺跡、オーカー出土。顔料使用。石刃。すり石
中期石器時代。尖頭器の使用。
温暖期ピーク。後、緩やかに寒冷化、14万年前頃に氷期ピーク
石器で割られ、骨髄を取り出した痕跡の人骨(左)、肉をそぎ落とした傷
ホモ・サピエンス出現
(中)、脳を食べた跡の頭蓋骨(右)(クロアチア・クラピナ遺跡13万年前)
(16±4万年前ミトコンドリア・イブ。アフリカ、10万年前頃拡散)
氷期(リス氷期)ピーク。後、急速に温暖化
海産資源の利用。漁。長距離移動・流通
温暖期ピーク。後、急寒冷化、約11万年前頃から緩上下、氷期へ
初期ヒト属、火の利用(日常広範囲、約12.5万年前の遺跡から)
ホモ・サピエンスがアフリカを出て拡散(10~5万年前断続的に?)
(MDNA分析では現代人共通祖先の分岐14.3万年前±1.8万年)
■ホモ・サピエンスの出アフリカ=拡散
赤、黄と茶の中間色のオーカー(クレヨン)出土。線刻
→寒冷化(乾燥化)→動植物・食糧減
イスラエルのカフゼーとスフールで埋葬の痕跡
→決死行か
コンゴのカタンダ遺跡でかえしのついた骨製尖頭器。漁
南アのブロンボス洞窟で赤色オーカーに幾何学模様の線刻
ネアンデルタール人、5万年前。骨
ショーヴェ洞窟(仏)の世界最古の壁画
→世界最古の抽象模様。貝製ビーズ。骨器。錐か槍
が湾曲、まっすぐ歩けず、歯も
(約3万5千年前)
スマトラ島トバ火山大噴火。地球気温低下(人類一万人以下に激減)
抜けていたが、しばらく生存し
(DNA解析では遺伝多様性が失われ現人類に繋がる種のみ残った)
ていた老人。
7万年前±1万3000年にヨーロッパ人と日本人の共通祖先が分岐
細石器。ネアンデルタール人、埋葬文化 アフリカ人、東ユーラシア人系統、西ユーラシア人系統集団、分岐
ナミビアのアポロ11遺跡より岩板に動物壁画
ウクライナのモロドヴァ遺跡でマンモス骨の小屋or風除構造物
ホモ・サピエンスがアフリカを出て拡散(10~5万年前断続的に?)
イスラエルのカフゼー遺跡で線刻のある石片
■共認機能⇒観念機能
カステリヨンの岩陰壁画。ス
ヴィレンドルフの
縄文式土器。日本
ケニヤのエンカプネ・ヤ・ムト遺跡よりダチョウの卵殻製ビーズ ⇒生存力(生産力)の進化
ペイン。約1.2万年前。弓矢
ヴィーナス。オース
ユーラシアで骨角器。サフルで大型動物絶滅、人類狩猟説も
→原始科学技術
の発明。
トリア。(約2.4万南仏のショーベ洞窟壁画。(約3万年前)最古の洞窟線刻画
→壁画、舟、調理具、戦闘防衛具
2.2万年前)
女性裸像(ヴィーナス像)、大地母神崇拝。針と糸の発明
■農耕・牧畜の起源略年表(3万年前~6千年前)
日本で刃部磨製石斧(世界最古)
氷期終了
1.3万年前
1.2万年前
1.1万年前
1.0万年前
・定住的集落(アイン・マラッハ遺跡)
数十人規模、埋葬・貯蔵遺構等
・新人がアメリカ大陸へ到達
・最古の栽培跡(アブ・フレイラ遺跡)
・牧畜の開始?(ヤギ・羊)
・北ユーラシアで集団移動が活発化 ・ニューギニアで栽培跡(タロイモ)
・ジェリコの大規模集落跡
◆ジェリコ遺跡
4mの石壁で囲まれた4haの集落。人口
千-2千人と推定。H=8mの望楼も存在。
9千年前
■弓矢発明→防衛・生産力→地上居住
→原始科学技術
→栽培・飼育→農耕・牧畜
→集団構造進化
■生存圧力低下→生産様式多様化
→漁労・採集生産部族
→狩猟生産部族
→牧畜→遊牧部族etc
8千年前
温暖期
7千年前
完新世の最温暖期
・定住地の規模拡大
・急速な乾燥化
6千年前
■乾燥化を契機に、同類闘争勃発
→戦争、国家、文明の時代へ
■人類の人口推計
■道具、生産様式の進化
1000000
肖像
24
【1千年前~現在】
1863.00%/千年
100000
現在
【1万~1千年前】
10000
【6~1万年前】
1000
尖頭器
顔料
石臼
石刃
50 28
※赤文字は、1000年当たりの人口増加率
(万人)
ビーズ
細石器
銛先
採鉱
骨器
刻み文様
漁労
遠距離交易
貝採集
■集団統合様式・婚姻規範の多様化
■人口増→同類の緊張圧力
→贈与・友好規範で闘争回避
・長江流域で稲作開始
・華北の初期農業(アワ・キビ・アブラナ)
100
【200~6万年前】
0.12%/千年
農耕・牧畜
(1万年前)
ホモ・サピエンス
10
20
16
12
8
4
(万年
ホモ・エレクトス
(150万年前)
ホモ・ハビリス
(200万年前)
1
200万年前
6万年前
1万年前 1千年前