平成26年度学外実習費の一部未払い事案について 本学では、県内の医療機関等の協力を得て、学生の学外実習を実施していますが、平成 26年度中に支払うべき学外実習費の一部について、未払いとなっていることが判明しま した。 関係者の皆様に多大なご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げますとともに、当 該事案の概要について、ご報告申し上げます。 記 1 事案の概要 平成28年度予算要求作業の際、今年度の事務担当者が平成26年度学外実習費の執 行額が例年に比べ少ないことに気づき、学外実習計画と学外実習費の支払状況を照合し たところ、学外実習費の一部について未払いが判明した。(平成27年8月24日) これを受けて、学外実習費及びその他の支払債務について、支払い漏れがないかを過 去5年間遡って調査した。 (平成27年8月24日~9月3日) 2 調査結果 平成26年度の学外実習費の一部について、次のとおり未払いがあったことを確認した。 このほかには未払いがないことを確認した。 【学外実習費の未払い状況(平成26年度) 】 学外実習を実施した施設 支払うべき学外実習費 112 施設 9,716,800 円 うち学外実習費の未払い が確認された実習施設 うち未払いが確認された 学外実習費 17 施設 3,637,640 円 また、学外実習費の未払いが確認された実習施設に対し謝罪及び未払い額の確定作業を 進める中で、事務担当者が自費で支払いを行っていた事案(1件 12,000 円)を確認した。 3 原因 ・学外実習費の支払事務については、事務担当者が作成している管理表(エクセルファイ ル)に、実習施設ごとの実習計画、学生数、実習費の額、請求書の受理状況等の情報を 記載し、事務処理の管理を行っていた。 ・本事案の発生を受け、当該管理表による事務処理状況について詳細に調査したところ、 実習費の未払いが判明した実習施設について、実習計画等の基本情報が管理表に記載さ れていなかったことを確認した。 ・管理表は大学事務局において組織的に管理・共有されておらず、上司及び関係職員が事 務担当者の事務処理状況をチェックできる体制になっていなかったため、管理表への記 載漏れがあった実習施設について、実習の実績確認から実習費の支払いに至る一連の事 務処理が行われず、組織的にもチェックされないまま、実習費の未払いが発生した。 4 本件への対応 ・学外実習費の未払いが確認された実習施設に対して、事情を説明し謝罪した。 (8月31日~9月2日) ・未払いの学外実習費については、遅延利息を付して9月15日に支払いを完了する。 5 再発防止策 ・学外実習費の支払事務については、事務担当者が個人的に使用していた管理表を廃止 し、新たに事務処理管理台帳(紙ベースの台帳)を整備し、上司及び関係職員が管理 台帳により事務処理状況を定期及び随時に確認する体制とする。 ・担当教員から提出される実習計画書及び実習報告書の受付・管理を担当する職員と実 習費の支払事務を担当する職員を明確に分け、事務処理状況をダブルチェックする体 制とする。
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