高次脳機能障害の 制度活用の手引き

高次脳機能障害の
制度活用の手引き
広島県高次脳機能障害地域支援ネットワーク
はじめに
交通事故や、病気により、脳に障害を負い、高次脳機能障害が残った場合、やむなく
職場を離れなければならなくなったり、療養にお金がかかったり、暮らし方に戸惑ったり、
時には権利が侵害されたりすることもあります。関係のある制度を利用することによっ
て、補償を受けたり、経済的な不安を解消したりすることができます。
このパンフレットでは、高次脳機能障害に関係のある制度について、その内容、相談
窓口、申請先、方法、時期などについておおまかに説明しています。
ご利用の際は、申請窓口や、相談窓口に、電話等で予め問い合わせになることをお
勧めします。
目次
障害福祉制度・経済的保障等に関する制度活用のポイント
1
経済的な保障について
2
福祉サービスを受けるには
(障害者手帳)
6
障害福祉サービス等の利用について
7
介護保険制度の活用について
9
就労のための相談・支援機関
11
権利を守るために
13
障害福祉制度・経済的保障等に関する
制度活用のポイント
福祉施設の利用
就労支援施設・事業の利用
受傷
発症
6ヶ月
1年半
⑦自賠責保険等の
後遺症認定
⑥障害年金
基
( 礎・厚生・共済
)
⑤重度障害者医療費助成
④障害者手帳
身
( 体・知的 療
( 育 ・)精神
③自立支援医療
)
②傷病手当金
①高額療養費・限度額適用認定
*復職・新規就労
*就学・復学
*福祉的就労
*福祉施設入所
*地域生活
生活保護制度
成年後見制度
地域福祉権利擁護事業
① 高額療養費
同一月(1 日から月末まで)にかかった医療費の自己負担額が高額になった場合、一定の金額(自己負担
限度額)を超えた分が、あとで払い戻される制度。
70 歳未満の方で、医療費が高額になることが事前にわかっている場合には、
「限度額適用認定証」を提
示する方法が便利です。
② 傷病手当金
健康保険(国民健康保険以外)に加入している者が病気等による治療のために休職となり、給与が支給
されない場合に支給される制度。
③ 自立支援医療(精神通院)
高次脳機能障害に対する治療やリハビリを外来通院で受ける際、その自己負担分が原則 1 割になる制度。
④ 障害者手帳
障害のある方が一貫した相談支援や障害福祉サービスの利用等援助を受けやすくするための制度。障害
種別(身体・知的・精神)ごとの手帳制度となっている。
⑤ 重度障害者医療費助成
身体障害者手帳1,2,3級または療育手帳Ⓐ,
A,Ⓑの交付を受けている方に、市町が健康保険の自己負
担額を助成する制度。
⑥ 障害年金
障害によって日常生活が著しく制限を受ける場合の生活保障として年金が支給される制度。
⑦ 自賠責保険等における後遺症認定
交通事故等による後遺症に対する補償制度。
1
経済的な保障について
1.高額療養費(申請先:保険者)
同一月(1日から月末まで)にかかった医療費の自己負担額が高額になった場合、一定の金額(自己負担限度額)
を超えた分が、あとで払い戻される制度。いずれかの医療保険に加入し、自己負担がある人が利用できる。
※限度額適用認定:70歳未満の方で、医療費が高額になることが事前にわかっている場合には、
「限度
額適用認定証」を提示する方法が便利。入院や外来診療・調剤薬局等での医療費の支払額が、国が定
める自己負担限度額を超えて高額となるとき、窓口での支払を法定の自己負担限度額までにとどめるこ
とができる。
2.傷病手当金(申請先:勤務先の社会保険担当者 等)
健康保険(国民健康保険以外)に加入している者が病気等による治療のために休職となり給与が支給されな
い場合には、傷病手当金が支給される可能性がある。金額は、給与の6割程度。受給中に退職しても治療が必
要なために働けない状態が続けば、最長1年6ヶ月間支給される。
3.自立支援医療(申請先:市町福祉担当課または保健センター)
精神疾患(てんかんを含む)で、通院による精神医療を続ける必要がある病状の人に対して、通院のための医
療費の自己負担が軽減される。高次脳機能障害に関する診察やリハビリなどは、この対象となる。
有効期限は1年で、2年ごとに診断書の提出が必要である。
4.重度障害者医療費助成(申請先:市町福祉担当課)
重度の心身障害者(児)が,医療機関で医療を受けた場合の自己負担相当額(入院時の食事にかかる標準負
担額を除く)を公費で負担。身体障害者手帳 1, 2, 3 級の交付を受けている人,または療育手帳,
Ⓐ・A・Ⓑの交
付を受けている人が対象となる。ただし,一部自己負担及び所得による支給制限がある。
5.公的年金制度(国民年金・厚生 ( 共済 ) 年金)
(申請先:市町年金係および年金事務所など)
公的年金制度は、国民年金制度を基盤に厚生年金や共済年金が上積み部分(2階建て方式)として設けられ
ている。国民年金、厚生年金、共済年金にはそれぞれに障害年金制度がある。
障害基礎年金(国民年金)は1級、2級があり、子(18歳到達年度の3月31日まで)の加算がある。20 歳前
に傷病をおった人の場合には所得制限がある。
障害厚生・共済年金には1級、2級、3級、障害手当金の4段階があり、年金額は等級と本人の賃金報酬額(平
均標準報酬月額)などにより違いがある。
公的年金の受給条件は、受傷・発症時に公的年金に加入しており(20歳以下は除く)、保険料納付済期間が
3分の2以上(平成28年4月1日までは直近の1年間に保険料滞納がなければ可)あり、障害認定日(一般的に
脳損傷では受傷・発症より1年6ヶ月)に障害程度が年金支給の基準に該当する状態であることが必要である。
2
*特別障害給付金制度について (申請先:市町年金係)
国民年金が任意加入当時に学生などのために国民年金未加入であり、その間に障害を負った無年金者の問題
に対応するために平成17年に特別障害給付金制度が設けられた。対象者は、平成3年3月以前に任意加入対象
となっていた学生や昭和61年3月以前に任意加入対象となっていた厚生年金被保険者の配偶者などが国民年金
に未加入中に障害を受け、かつ障害程度が障害基礎年金に該当する人である。
*年金については、個々で事情が異なるため、必ず担当窓口にお尋ねください。
*診断書作成の際、本人が単独で生活できるかを念頭におき、どのような生活制限や介護・見守りなどを要す
るか、日常生活の状況を家族が具体的に医師に説明することが重要です。
*申立書を記入する際も、生活のしづらさを具体的に記入するようにしましょう。
6.自動車保険制度関連
①交通事故損害賠償請求の流れ
【交通事故損害賠償請求の進み方】
自賠責
治療期間
(未 定)
事故日
認定期間
示談交渉
裁 判
(約1∼2ヶ月) (約6ヶ月∼2年)
(約3∼6ヶ月)
症状固定
後遺障害
等級決定
1級∼ 14 級
訴状提出
判 決
自動車保険制度には、自動車賠償補償責任保険(以下自賠責保険)と自動車任意保険制度(以下任意保険)
がある。
②自損事故や加害者が強制保険のみの事故や無保険の場合
政府の保障事業(申請先:損害保険会社)
加害者が特定できないひき逃げ事故や自賠責未加入の無保険車、自賠責が対応しない泥酔運転事故にあった
場合に自賠責保険と同様の保障を政府が行う事業である。
無保険車障害保険
無保険車障害保険は、被害者や家族が加入している任意保険の対人賠償保険に付帯しており日ごろ意識して
いない自動車保険内容である。無保険車障害保険は加害者が任意保険の対人賠償保険に未加入であった場合
や、賠償額が加害者の対人賠償保険限度額ではまかなえない場合に被害者加入の任意保険が保険金支払いの
対応を行うものである。ただし、保険金は死亡と後遺障害に対して支払われる。
3
③相談機関
日弁連交通事故相談センター、NASVA(ナスバ)交通事故対策機構、交通事故相談所(各都道府県、政令
指定都市等に設置)、自賠責保険・共済紛争処理機構、そんぽ ADR センター、交通事故紛争処理センター、法
テラス・サポートダイヤル、 など
④自動車事故対策機構(NASVA)の介護料支給制度(申請先:交通事故対策機構の各支部)
自動車事故が原因で、重度の後遺障害を持つため、日常生活動作について常時又は随時の介護が必要な状
態の方は、NASVA から介護料の支給を受けることができる。(諸条件があるため、問い合わせが必要)
7.失業保険(申請先:ハローワーク)
就労中に脳損傷になり失業した場合、雇用保険に加入(6ヶ月以上)していれば失業保険の受給の可能性があ
る。
在職中に障害者手帳を所持していると「就労困難者」として一般の失業者よりも長期間失業保険が支給され
る。そのため、退職の方向性がある場合には高次脳機能障害のみでも在職中に精神障害者保健福祉手帳の取
得の検討をすることが望ましい。
なお、失業保険は働ける状態にあることが条件になるため、失業時点で療養中であれば失業保険の開始の延
長を職業安定所に届け出るようにする。最長3年間は支給期間を延期することができる。
8.労働者災害補償保険制度(申請先:労働基準監督署)
①労災制度の概略
労働災害には、業務労災と通勤労災とがある。業務労災の場合には、療養中は3年間の解雇制限がある。
治療期間中は、労災保険から医療費として療養(補償)給付と休業(補償)給付が行われる。休業(補償)給
付は賃金の8割が支給される。
症状が固定して積極的な医療を要しなくなった段階で症状固定の診断書を提出する。後遺障害の程度により、
障害(補償)給付が行われる。障害(補償)給付は1級から7級までが労災年金の給付となり、8級から 14 級ま
でが傷害補償一時金(所定金額の支給により終了)の給付となる。
また、脳損傷のような中枢神経・精神機能の障害により1、2級の労災年金を受給する者には、介護(補償)
給付が行われる。脳外傷で9級より重い傷害補償給付を受けている者には「頭頸部外傷症候群等に対するアフ
ターケア」として健康管理手帳が交付される。病院に健康管理手帳を掲示すると症状固定後も月に1回程度の受
診および投薬などに対して自己負担が生じない。
4
9.生命保険制度(申請先:生命保険会社)
民間保険会社の代表的な生命保険としては、死亡保険(定期や養老保険)がある。死亡保険には特約として
災害保障や障害特約等がついていることが多い。一般的に死亡保険では、高度障害保障を設け、死亡に準じた
取り扱いをしている。
高次脳機能障害者が高度障害として認められるケースは、認知障害の状態により意思疎通が困難で常時の介
護(寝たきり)を要する状態のようである。交通事故や転倒などの災害により受傷した場合には、障害特約の付
帯を確認する。特に高次脳機能障害以外に身体障害としての片麻痺などが合併している場合には該当する可能
性がある。
なお、住宅ローンには生命保険(高度障害の場合は生命保険金がローンで相殺)がついている場合が多く、
高度障害の状態にある場合には確認が必要である。
5
福祉サービスを受けるには
(障害者手帳)
1.身体障害者手帳(申請先:市町福祉担当課)
障害程度の重度の人から順に1級∼6級に区分され、さらに障害の種類に応じて、視覚、聴覚、音声言語、肢
体不自由、内部障害などに分けられている。
市町の担当課から該当する診断書・意見書の様式を受け取り、県知事から指定を受けた医師の診断を受けて、
それに記入してもらう。診断書・意見書と、必要なもの(担当課にお問い合わせください)を揃えて申請先に提
出する。
2.療育手帳(申請先:市町福祉担当課)
知的機能の障害が発達期(おおむね18歳まで)にあらわれ、日常生活に支障が生じているため、何らかの特
別の支援を必要とする状態にあり、県こども家庭支援センターにおいて、知的障害と認められた人(年齢制限等
はなし)に交付される。
障害程度の重度の人から順にⒶ、
A、Ⓑ、
Bに区分される。
県こども家庭センターの判定が必要。
3.精神障害者保健福祉手帳(申請先:市町福祉担当課または保健センター)
精神障害のため長期間にわたり日常生活又は社会生活への制限がある人に交付される。高次脳機能障害やて
んかん、発達障害などもこの手帳の対象となる。
障害程度の重度の人から順に1∼3級に区分される。
精神保健福祉センターで審査する。
診断書の代わりに精神障害を支給事由とする年金証書の写し、または特別障害給付金受給資格者証(精神 障害によるもの)の写し等でも申請が可能。
手帳の有効期限は2年である。更新の申請は、有効期限の3ヶ月前から可能。
6
障害福祉サービス等の利用について
1.障害福祉サービス利用までの流れ(申請先:市町福祉担当課、相談支援事業所)
障害者総合支援法による支援は、自立支援給付と地域生活支援事業で構成されています。
① 申 請
サービス等利用計画案
の提出依頼
児童支援利用計画案
指定特定相談支援事業者
指定障害児相談支援事業者
地域生活支援事業給付
② 障害支援区分認定調査(80 項目)や同行援護、児童等に係る調査
介護状況ほか勘案事項調査項目、サービスの利用意向の聴取など 介護給付
(訓練等給付※共同生活
援助に限る)
医師の
意見書
訓練等給付
地域相談支援給付
児童通所支援など
※障害支援区分認定
不要の場合
一次判定(市)
二次判定(審査会)
③ 障害支援区分の認定
(※)
サービス等利用計画案
の提出
児童支援利用計画案
支給決定の案作成
サービス等利用計画案
判定機関の意見聴取
内容不一致
④ 支給決定
、受給者証の交付
(※)
サービス等利用計画案
の作成
児童支援利用計画案
⑤ サービスの利用開始
(※)不服がある場合、県(広島市)に不服申立てをすることができる。
7
2.自立支援給付などの体系
自立支援給付
訓練等給付
●地域相談支援
(地域移行支援、
地域定着支援)
●計画相談支援
●自立訓練
(機能訓練、生活訓練、
宿泊型)
●就労移行支援
●就労継続支援(A型、
B型)
●共同生活援助
(介護サービス包括型、
外部サービス利用型)
介護給付
●居宅介護(ホームヘルプ)
●重度訪問介護
●行動援護
●同行援護
●重度障害者等包括支援
●短期入所(ショートステイ)
●療養介護
●生活介護
●施設入所支援
障害のある人
相談支援
自立支援医療
●育成医療
●更生医療
●精神通院医療
補装具
地域生活支援事業
●相談支援事業(基幹相談支援センター等機能強化事業)
●意思疎通支援事業
●日常生活用具費給付事業
●移動支援事業
●地域活動支援センター事業
●福祉ホーム事業
●訪問入浴サービス事業
●日中一時支援事業(日中短期入所事業、タイムケア事業)
ほか
広島県
●専門性の高い相談支援
●広域的な対応が必要な事業
8
児童福祉法
※障害者総合支援法による
サービスではないが、関わ
りが深いもの
●障害児相談支援
【児童通所支援】
●児童発達支援
●医療型児童発達支援
●放課後等デイサービス
●保育所等訪問支援
【児童入所支援】
●福祉型障害児入所支援
●医療型障害児入所支援
介護保険制度の活用について
1.利用までの流れ(申請先:市町介護保険担当課)
相談・申請
要介護
(要支援)
認定
訪問調査
・ 市区町村の認定調査員が訪問して聞き取り調査を行う。
・ 全国共通の認定調査票に基づいて、申請者の心身状態などの聞き取り調査が行われる。
一次判定
・訪問調査の結果に基づき、
コンピューター判定。
医師意見書
・かかりつけ医に申請者の疾病の状態、
特別な医療、認知症や障害の状況に
ついて意見を求める。(市区町村が依頼)
二次判定
・ 介護認定審査会において、一次判定結果、概況調査、医師意見書などを踏まえ、
どのくらいの介護が必要か審査。
認定・結果通知
・ 要介護1∼5、要支援1・2、非該当(自立)の8つの区分に認定。
・ 非該当(自立)と認定された方は、介護保険サービスを利用することができない。
・ 原則として、申請から訳30日で結果が通知される。
・ 要介護認定の有効期間は、原則として6ヶ月間。有効期間の終了前に更新申請が必要。
要介護1∼5の場合
要支援1・2の場合
介護サービス利用計画
(ケアプラン)の作成
・ 居宅サービスの利用を希望する場合は、居宅
介護予防サービス計画
(介護予防ケアプラン)の作成
・ 介護予防サービスの利用を希望する場合は、
介護支援事業所にケアプランの作成を依頼。
・ 施設入所を希望する場合は、ケアプラン
の作成は必要ない。
地域包括支援センターに介護予防ケアプラ
ンの作成を依頼。
サービスの利用
・ 申請者は、サービス事業所と契約を結び、ケアプラン(介護予防ケアプラン)に基づいて
サービスの利用を開始。
・ 施設入所を希望する方は、施設へ入所する。
・ サービスの量や内容等については、利用開始後も一定期間ごとに確認を行い、必要に応じて
見直しを行う。
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2.介護サービス一覧
自宅で利用するサービス
訪問介護(ホームヘルプ)
訪問入浴介護
訪問介護
訪問リハビリテーション
夜間対応型訪問介護
定期巡回・随時対応型訪問介護看護
複合型サービス
居住療養管理指導
自宅から通って利用するサービス
通所介護(デイサービス)
認知症対応型通所介護
通所リハビリテーション(デイケア)
短期入所療養介護
短期入所生活介護(ショートステイ)
生活環境を整えるためのサービス
福祉用具貸与
特定福祉用具販売
住宅改修
生活の場を自宅から移して利用するサービス
介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)
地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護
介護老人保健施設
介護療養型医療施設
小規模多機能型居宅介護
特定施設入居者生活介護
地域密着型特定施設入居者生活介護
認知症対応型共同生活介護(認知症高齢者
グループホーム)
介護予防のためのサービス
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介護予防訪問介護(ホームヘルプ)
介護予防訪問入浴介護
介護予防訪問看護
介護予防訪問リハビリテーション
介護予防居宅療養管理指導
介護予防通所介護(デイサービス)
介護予防認知症対応型通所介護
介護予防通所リハビリテーション(デイケア)
介護予防短期入所生活介護(ショートステイ)
介護予防短期入所療養介護
介護予防福祉用具貸与
特定介護予防福祉用具販売
介護予防住宅改修
介護予防小規模多機能型居宅介護
介護予防特定施設入居者生活介護
介護予防認知症対応型共同生活介護
(認知症高齢者グループホーム)
就労のための相談・支援機関
1 . 公共職業安定所(ハローワーク)
職業紹介、職業訓練のあっせん、雇用保険の適用事業における被保険者の資格の得喪・変更に関する手続、
労働者(失業者)に対する失業等給付(求職者給付や教育訓練給付など)の受給手続などを行っている。
障害のある方については、専門相談の部署がある。
県内のハローワーク
公共職業安定所
管轄区域
所在地
広島市のうち中区、西区、安佐
南区、佐伯区(廿日市公共職業
安定所管轄区域を除く。)
〒730-8513 広島市中区上八丁堀8-2広島清水ビル1~4F
TEL:082-223-8609 FAX:082-223-5122
東広島市
〒739-0041 東広島市西条町寺家6479-1
TEL:082-422-8609 FAX:082-422-7294
竹原
竹原市、豊田郡
〒725-0026 竹原市中央5-2-11
TEL:0846-22-8609 FAX:0846-22-9316
呉
呉市、江田島市
〒737-8609 呉市西中央1-5-2
TEL:0823-25-8609 FAX:0823-22-1106
尾道
尾道市、世羅郡
〒722-0026 尾道市栗原西2-7-10
TEL:0848-23-8609 FAX:0848-23-2852
福山
福山市
〒720-8609 福山市東桜町3-12
TEL:084-923-8609 FAX:084-931-8486
三原
三原市
〒723-0004 三原市館町1-6-10
TEL:0848-64-8609 FAX:0848-62-0130
三次
三次市
〒728-0013 三次市十日市東3-4-6
TEL:0824-62-8609 FAX:0824-62-1859
安芸高田市
〒731-0501 安芸高田市吉田町吉田1814-5
TEL:0826-42-0605 FAX:0826-42-0224
可部
広島市のうち安佐北区、山県郡
〒731-0223 広島市安佐北区可部南3-3-36
TEL:082-815-8609 FAX:082-814-6222
庄原
庄原市
〒727-0012 庄原市中本町1-20-1
TEL:0824-72-1197 FAX:0824-72-7533
府中
府中市、神石郡
〒726-0005 府中市府中町188-2
TEL:0847-43-8609 FAX:0847-43-1115
大竹
大竹市
〒739-0614 大竹市白石1-18-16
TEL:0827-52-8609 FAX:0827-53-8609
廿日市
廿日市市、広島市佐伯区のうち
湯来町、杉並台
〒738-0033 廿日市市串戸4-9-32
TEL:0829-32-8609 FAX:0829-32-3350
広島東
広島市のうち東区、南区、安芸
区、安芸郡
〒732-0051 広島市東区光が丘13-7
TEL:082-264-8609 FAX:082-264-1355
広島
広島西条
安芸高田
2.広島障害者職業センター
障害者職業カウンセラー等を配置し、ハローワーク(公共職業安定所)、障害者就業・生活支援センターとの
密接な連携のもと、就職や職場復帰を目指す障害のある方、障害者雇用を検討している或いは雇用している事
業主の方、障害のある方の就労を支援する関係機関の方に対して、支援・サービスを提供している。
職業相談・職業評価のほか、職業準備支援、職場適応援助者(ジョブコーチ)による支援、リワーク支援など
を行っている。
11
3.障害者就業・生活支援センター
就職を希望する障害者や在職中の障害者が抱える課題に応じて、雇用及び福祉の関係機関と連携の下、就業
支援担当者と生活支援担当者が協力して、就業面及び生活面の一体的な支援を行う。
広島県内の
『障害者就業・生活支援センター』
名 称
担当エリア
所 在 地
連 絡 先
広島市,安芸高田市,府
広島障害者就業・生活支
中町,海田町,熊野町,
広島市西区横川町2-5-6メゾ
援センター
坂町,安芸太田町,北広
ン寿々屋201号
082-297-5011
島町
広島西障がい者就業・生
活支援センターもみじ
呉安芸地域障害者就業・
生活支援センター
大竹市,廿日市市
呉市,江田島市
廿日市市串戸5-1-37
(あまのクリニック5階)
呉市中央5-12-21
(呉市福祉会館2階)
広島中央障害者就業・生
東広島市,竹原市,大崎
東広島市西条町西条414-31
活支援センター
上島町
(サポートオフィスQUEST内)
三原市大和町箱川1470-2
0829-34-4717
0823-25-8870
082-490-4050
0847-34-1375
【三原センター】
みどりの町障害者就業・
生活支援センター
三原市城町1-2-1(三原市総
三原市,尾道市,世羅町
0848-67-0039
合保健福祉センター3階)
【尾道センター】
尾道市門田町22-5(尾道市
0848-23-2040
総合福祉センター1階)
府中市広谷町959-1
東部地域障害者就業・生
福山市,府中市,神石高
活支援センター
原町
(パレットせいわ2階)
0847-46-2636
【福山事務所】
福山市三吉町南2-11-22
084-926-3805
(福山すこやかセンター2階)
【三次事務所】
備北障害者就業・生活支
援センター
三次市十日市東3-14-25
三次市,庄原市
0824-63-1896
(三次市生涯学習センター2階)
【庄原事務所】
庄原市宮内町1157
0824-72-2987
4.広島障害者職業能力開発校
障害のある方々が,様々な職業についての知識や専門的な技術,技能を習得するために,職業能力開発促進
法に基づいて国が設置し,県が委託を受けて運営する職業能力開発施設である。
訓練科目は、2年コースの CAD 技術科、情報システム科、Web デザイン科、1年コースの OA 事務科、事務
実務科、総合実務科がある。
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権利を守るために
1.成年後見制度(申請先:所轄の家庭裁判所)
成年後見には,法定後見と任意後見の2種類があります。
法定後見とは,判断能力が不十分な方を,法律面や生活面で保護したり支援したりする制度です。所轄の家庭
裁判所に申し立てをします。
一方,任意後見は,判断能力がなくなった時のため,財産管理や,身上監護に関することについて,予め信頼
のおける人と契約を結んでおくものです。公証役場で手続きをします。
①法定後見の3類型
法定後見の程度は、高次脳機能障害により事理を弁識する能力が不十分な程度により、
3つに分類されている。
*後見:本人に判断能力がない場合が対象。(例:日常の買い物が困難な場合など)
*補佐:本人の判断能力が著しく低下している場合が対象。(例:日常の買い物は可能だが、財産管理は困難
な場合など)
*補助:本人の判断能力が不十分な場合が対象となる。(例:重要な財産管理を単独で行うことが困難な場合
など)
②申請について
申し立ては,所轄の家庭裁判所で行います。
本人,配偶者,四親等内の親族,町長・市長など法律で定められた人しか申し立てはできません。
家庭裁判所では,本人が被後見の対象であるかどうか,後見人を誰にするかを審判します。
2.地域福祉権利擁護事業(福祉サービス利用援助事業)
(申請先:市区町社会福祉協議会)
お金の出し入れなど日常的な金銭の管理,通帳や
印鑑の保管,福祉サービスの利用手続きなどに不安
があるとき利用する制度です。生活保護世帯以外は
有料です。
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医療と福祉の専門的な相談窓口(高次脳機能障害者のための医療福祉の専門施設)
施 設 名
住 所
広島県高次脳機能センター
連絡先電話番号
高次脳機能センター
082-425-1455
東広島市西条町田口295-3
(広島県立障害者リハビリテーションセンター)
医療に関しての相談窓口(医療に関する相談)
施 設 名
住 所
地方独立行政法人 広島市立病院機構
連絡先電話番号
広島市安佐南区伴南1-39-1
広島市立リハビリテーション病院
医療法人社団 清風会
医療法人社団 中川会
医療法人社団
東広島市西条土与丸6-1-91
井野口病院
尾道市
尾道市御調町市124
公立みつぎ総合病院
社会医療法人 祥和会
福山市沖野上町3-6-28
脳神経センター大田記念病院
社団法人 三次地区医師会
三次市十日市東3-16-1
三次地区医療センター
0829-20-2300
地域連携室
呉市中通1-3-8
呉中通病院
082-848-8001
医療相談室
廿日市市陽光台5-12
廿日市記念病院
医療支援室
0823-22-2510
地域医療連携室
082-422-3711
地域包括医療・ケア連携室
0848-76-1111
地域医療連携室
084-931-8650
地域連携・医療相談室
0824-62-6328
各市区町の相談窓口(福祉制度等に関する相談)
各市区町名
電話番号
各市区町名
電話番号
広島市中区
障 害 福 祉 係 082-504-2588 保健指導係 082-504-2109 庄原市
障害者福祉係
0824-73-1210
東区
障 害 福 祉 係 082-568-7734 保健指導係 082-568-7735 大竹市
障害福祉係
0827-59-2146
南区
障 害 福 祉 係 082-250-4132 保健指導係 082-250-4133 東広島市
障害福祉課
082-420-0180
西区
障 害 福 祉 係 082-294-6346 保健指導係 082-294-6384 廿日市市
障害福祉係
0829-30-9152
安佐南区 障 害 福 祉 係 082-831-4946 保健指導係 082-831-4944 安芸高田市 社会福祉課
0826-42-5615
安佐北区 障 害 福 祉 係 082-819-0608 保健指導係 082-819-0616 江田島市
社会福祉課
0823-40-3177
安芸区
児童障害福祉係 082-821-2813 保健指導係 082-821-2820 府中町
福祉課
082-286-3161
佐伯区
障 害 福 祉 係 082-943-9769 保健指導係 082-943-9733 海田町
社会福祉課082-823-9207 保健センター082-823-4418
呉市
福祉保健課
0823-25-3132
熊野町
福祉課
082-820-5605
竹原市
障害福祉係
0846-22-7743
坂町
民生課
082-820-1505
三原市
社会福祉課
0848-67-6060
安芸太田町 福祉課
0826-25-0250
尾道市
障害福祉係
0848-38-9124
北広島町
福祉課
050-582-1851
福山市
障がい福祉課
084-928-1062
大崎上島町 福祉課
0846-62-0301
府中市
地域福祉係
0847-43-7148
世羅町
0847-25-0072
三次市
社会福祉課障害福祉係 0824-65-2051
福祉課
神石高原町 保健課健康係
0847-89-3366
その他の連携機関(高次脳機能障害者への支援を行っている団体・機関等)
施 設 名
NPO法人高次脳機能障害サポートネットひろしま
住 所
電話番号
広島市安佐南区上安2丁目30-15ベルテガーデン内 082-847-0031
広島県立総合精神保健福祉センター(パレアモア広島) 安芸郡坂町北新地2-3-77
082-884-1051
広島障害者職業能力開発校
広島市南区宇品東4-1-23
082-254-1766
広島障害者職業センター
広島市東区光町2-1-55
082-263-7080
発行日 2015年1月