長 崎 南 山 小 学 校 学 校 生 活 だ よ り 平成27年5月号 2015.5.26 NO.35 5月はマリアさまの月 1905年アメリカのアンナ・ジャービスと いう少⼥が⺟親の死をきっかけに「⽣きている 間にお⺟さんに感謝の気持ちを伝える機会を設 けるべきだ」と働きかけ,その運動がアメリカ 全⼟に広がったことが「⺟の⽇」の由来だとい われています。アンナ・ジャービスの⺟親の死 が5⽉9⽇,そして,カーネーションが好きだ ったことから,5⽉の第2⽇曜⽇が「⺟の⽇」 と制定され,カーネーションを贈る習慣へとつ ながっていったようです。 ⺟親に感謝し敬う 「⺟の⽇」の5⽉, カトリック教会は, この同じ5⽉を聖⺟ ⽉としてみんなのお ⺟さんであるマリア さまに捧げ,マリア 崇敬のために祈り続 けるように勧めてい ます。 ⼀年間の暦の中 で,カトリック教会 が聖⺟⽉を特別に設 けているのは, 〇マリアさまが神さまの特別な恵みを受けて救 い主であるキリストの⺟となるために選ばれ たこと。 〇また,神に対する心からの従順を示したマリ アさまの⽣き方は,キリスト信者の⽣活の模 範とされていること。 〇そして,マリアさまが,わたしたちの祈りを 父なる神に取り次いでくれる助け主として特 別に崇められてきたこと。 などによるものです。 マリアさまに捧げる祈りの中で,幾世紀にも 渡って⼤切にされてきた信心としてロザリオの 祈りがあります。アヴェ・マリアの祈りをくり 返し唱えるロザリオの祈りは,幼い⼦供が⺟親 の側で何度も何度も「お⺟さん,お⺟さん。 」と 呼びかけてお願いをしたり謝ったり安心したり する様⼦にも通じる部分があります。 南⼭⼩学校でも,創⽴当初から聖⺟⽉を特に ⼤切にし,マリアさまにロザリオの祈りを捧げ て き ま し た。今年度 も,朝の始 まりの時に 全校児童が 聖堂に集ま り心をひと つにしてロ ザリオの祈 りを唱え,⼀⽇をスタートしています。 ⻄町教会,南⼭⼩学校,こども園の南⼭ファ ミリーも,毎年5⽉の⺟の⽇に聖⺟⾏列を⾏い, いっしょにマリアさまを讃えています。今年の 聖⺟⾏列は,5⽉10⽇(⽇)に⾏われました。 聖⺟⾏列は,カトリック教会や多くのカトリ ックの学校・幼稚園などで,聖⺟⽉や特別な聖 ⺟の祝⽇に,マリア様を讃えるために⾏われて います。聖⺟⾏列では,たいていの場合,⼗字 架の後に司祭や侍者が先頭を歩き,その後に続 いて信徒や⼦供たちが歩きます。先頭の司祭・ 侍者等のすぐ後には,聖⺟像を戴いた御輿が信 徒たちによって担がれます。 ⾏列の間 は,ロザリ オを唱えた り,聖⺟に 捧げる聖歌 を歌ったり します。ま た,マリア 様を讃えるために,⼥の⼦たちによって聖⺟像 に花びらがまかれたりします。 1駐⾞場で,お迎えの場合は校舎前の第2駐⾞場 でもOKということでお願いしています。 運動場は職員が誘導する時や特別な場合以外は 原則として自動⾞の乗り⼊れは禁⽌しています。 お迎えの際は,運動場の中に⼊り込むことがない ようにお願いします。 物は大切に! 南⼭⼩学校の今年度の⽣活目標は, ・けじめのある⽣活をしよう ・⼈にはやさしく,物は⼤切に です。 今回の南⼭っ⼦通信では ,「物は⼤切に」につ いてご協⼒をいくつかお願いしたいと思います。 〔持ち物に記名を〕 聖人紹介 パドヴァの聖アントニオ 運動会の合同練習の後,体育館や運動場に忘れ 物をする⼦が目⽴ちました。また,制帽や⽔筒, スマートカードなどの忘れ物もよく職員室に届き ます。記名がされておらず未だに持ち主の手元に 戻れないでいる物も多くあります。自分の物を自 分で管理できない⼦,持ち物を⼤切にできない⼦ がいるようです。物を⼤切にするための第⼀歩は 記名をすることです。きちんと記名しているかど うか,薄くて読みにくくなっていないかどうか時 々確かめてあげてください。 1195年にポルトガル で⽣まれ,フランシスコ 会の司祭としてイタリア やフランスで活躍したパ ドヴァの聖アントニオは, 探し物をする時の聖⼈と して知られています。 聖アントニオは異端者 を正統な信仰へ戻そうと 働いたため,失われた信 仰を元に戻すということ 〔置き傘をしない〕 から,失われた物を⾒い 5⽉に⼊って天候不順の⽇が続きました。傘置 だす聖⼈とされたようです。 き場には持ち帰るのを忘れられた傘が何本も残さ どこに置いたのかさっぱり思い出せない時,な れています。やはり,記名のない物も多いようで くし物をした時, 「聖アントニオ,聖アントニオ」 す。南⼭⼩学校には置き傘制度はありませんので, 「アントニオさま,アントニオさま」と何度も呟 朝持ってきた傘は下校時には持ち帰るように指導 きながら探してみると不思議に探し物が⾒つかる しています。 ということのようです。南⼭⼩学校でも,シスタ 明⽇の天気をみる⼒も⽣きる⼒の⼀つです。置 ーに教えられて,職員室や教室で実際に経験した き傘をしないように,ご家庭でも声をかけてあげ 先⽣方もいます。 てください。 ※ 〔運動場も大切に〕 自家⽤⾞による送り迎えは,朝は体育館前の第 以上のことは個⼈的な信心として許されてい ることであって,教皇庁が認め勧めているもの ではありません。 ♪ 5月はマリアさまの月 1.五月はマリアさまの月 ひともとかおる 白百合の きよい心のマリアさま 2.天にまします神さまに おん取り次ぎを願います きよい心のマリアさま
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