第 2 回日本城郭検定 準 1 級問題

第 2 回日本城郭検定 準 1 級問題
2013 年 5 月 13 日
問1 大野城・基肄城などの朝鮮式古代山城は、大和政権の九州統治の要である太宰府の詰城的な施設
として築いたが、このような防衛構想はどこをモデルとしたか。
① 平壌
② 扶余
③ 漢城
④ 金城
答 ②扶余
問2 鬼ノ城は「日本書紀」などに記載のない謎の城であるが、どの分類に属するか。
① 神籠石系古代山城
② 朝鮮式山城
③ 中国式山城
④ 大和式山城
答 ①神籠石系古代山城
問17 石垣山一夜城の正式な史跡名は次のうちどれか。
① 史跡石垣山一夜城
② 史跡石垣山
③ 史跡石垣山城
④ 史跡一夜城
答 ②史跡石垣山
問23 関が原の戦い後、次の戦いに備えて慶長の築城ラッシュとなった。徳川系城郭の特徴は、その平
面プランがほとんど共通していて、省エネ城郭と言える。篠山城と相似形の城とされるのはどれか。
① 水口城
② 淀城
③ 伏見城
④ 名古屋城
答 ④名古屋城
問31 明治 6 年、徳川幕府のシンボル取り壊しのため「廃城令」が発布されたが、破却を免れた城はい
くつあったか。
① 20
② 29
③ 30
④ 39
答 ④39
問35 平屋建ての城門で最も格式が高いとされる門はどれか。
① 薬医門
② 棟門
③ 高麗門
④ 長屋門
答 ①薬医門
問49 表御殿の玄関は古い呼び方で何と呼ばれたか。
① 式台口
② 遠侍
③ 対面口
④ 近習
答 ②遠侍
問70 広島城の記載に関して誤っているものはどれか。
① 福島、浅野、松平家の順で藩主が入封
② 最大で 88 の櫓があった
③ 江戸時代には 3 重の堀があった
④ 日清戦争の際に大本営が移された
答 ①福島、浅野、松平家の順で藩主が入封
問72 福山城の記述について誤っているものはどれか。
① 元は城全体を囲う二重の堀があった
② 伏見城から櫓等を移築している
③ 築城の際に幕府から金銭等の援助があった
④ 北面に鉄板を張っていた
答 ①元は城全体を囲う二重の堀があった
問89 鹿児島城は大藩の本城にしては規模の小さい館城だが、国内要所には防備のため外城を多数作っ
た。およそいくつあったか。
① 50
② 70
③ 100
④ 150
答 ③100
問92 川越城の本丸御殿は建物のほとんどは失われ、現存するのは玄関、大広間、家老詰所などだが、
かつてはどれぐらいの広さだったか。
① 約 500 坪
② 約 700 坪
③ 約 800 坪
④ 約 1000 坪
答 ④約 1000 坪
問100 荻生徂徠の「鈐録(けんろく)」には「山城には独立した山(男山)を用い尾根続きの山は使わ
ない」とあるが、これは軍学のどの流派の流儀か。
① 甲州流
② 北条流
③ 山鹿流
④ 上杉流
答 ②北条流