保護者が片山小学校に望むこと

片山小だより
学校教育目標
思いやりのある子 自ら学ぶ子 たくましい子
【 校訓
平成27年5月1日号
誠実 勤勉 剛健 】
保護者が片山小学校に望むこと
校長 岩岬正浩
学校説明会で出された学校に望むこと
コミュニケーション力を育てる
4月18日、第1回目の土曜日授業に大勢の方
が学校に来てくださいました。ご多用の中にも拘
らず、学校に関心を持って頂き本当に嬉しく思い
ます。小学生にとって、家族の方が学校に来てく
れるほど、嬉しいことはないと思います。
また公開授業の前には、短い時間でしたが、保
護者の皆さんの学校への要望も聞かせていただ
きました。本当にありがとうございます。
出されたご意見を学校経営に反映させていき
たいと思います。
保護者からの要望が一番多かったのが、
「コミ
ュニケーション力」でしたが、その理由の一部を
紹介します。
「子供たちが何人かで集まっても、集団で遊ぶこ
となく、ゲームに夢中になっている姿を見て、み
んなで遊べないのかと不安に思います。
」
「社会に出た時に、自分の考えをしっかりと相手
伝える力がとても大切になると思います。
」
「コミュニケーションを通して、豊かな心を育て
ることが、結局は、学力、体力に繋がっていくと
思います。
」
今の子供達は、コミュニケーションを通して、
確かな学力を身につける
説明会では、学校への要望を大きく 5 つの分類
人間関係を形成する能力に不安があるようです。
をさせて頂き、その中から一つを挙げ、理由を聞
文科省でも、
「相互関係を深め、共感しながら、
かせて頂きました。①学力 ②体力 ③豊かな心
人間関係やチームワークを形成し、様々な問題に
④コミュニケーション能力 ⑤その他です。
ついて、対話して情報を共有し、自ら深く考え、
25 名の方から、頂いた意見で一番多かったのが、 深め合いつつ合意形成・問題解決する能力、つま
コミュニケーション能力でした。次に豊かな心、 りコミュニケーション能力が、極めて重要であ
体力と続き、学力を一番に挙げた方は2名でした。 る。
」と指摘しています。
確かに、今の時代、塾や様々な教材・通信講座も
多く出回っています。
授業を通してバランスよく育てたい
しかし、学校の大きな役割は、昔から言われて
私は、こうした力の育成は、やはり毎日の授業
いるように「読み 書き そろばん」
、いわゆる意
を通して、継続性を持たせながら育てることが近
欲を含めた、確かな学力の育成だと思います。
道だと考えます。例えば、一問一答形式の授業、
「国を豊かにし、これからも発展させていくため
講義型の授業だけではなく、ペアやグループ単位
には、確かな学力をつけることはとても重要です。 で、学習課題に取り組ませる活動を多く取り入れ、
近隣の国々と比較して、今の日本は決して優れて
互いの意見を聴き合い、言い合い、学び合う態度
いるとは言えない状況だと思います。
」と、危機
を育てることが大事だと思います。
感を持って発言された方や、
「単にテスト
また、相手の間違いや失敗を笑わず、なぜそう
の点数がいいというのではなく、学ぶ楽しさや、 なったのかを一緒に考える「共感・思いやりの心」
進んで学ぼうとする意欲など、幅広い意味での学
を育てていくことが大切だと思います。
びを指導していただきたい。
」と話される方もい
本校では、こうした授業を積み重ね、コミュニ
らっしゃいました。
ケーションに必要な、思考力、判断力、表現力、
私も、学校の第一の役割は、質の高い、分かる
さらには創造性や課題解決能力を育てていきま
授業、楽しい授業を提供し、子供の学力を確実に
す。同時に、道徳や、縦割り活動等の特別活動を
つけることだと考えています。
通して、
「実践力」を育てていきたいと思います。
★ホームページで学校や子どもたちの様子をお知らせしています (http://www.c-niiza.ed.jp/e-katayama/)
★新座市立片山小学校 新座市片山1-8-31
平成27年4月8日(火)学級数14 児童数464名