戦争する国づくりに反対する決議 安倍政権と与党は全国から湧き上がる国民の反対の声を無視して、7 月 16 日 に衆議院本会議で安全保障関連法案(戦争法案)を強行採決しました。 政府・与党は「委員会審議は 100 時間を超えた」と強弁し、審議時間だけを もって国民的議論が尽くされたかのようにのべています。しかし野党議員から の追及に対して、安倍首相や中谷防衛・岸田外務両大臣の答弁は二転三転を繰 り返し、具体的な論拠を欠くなど、審議は再三中断してきました。また、衆院 憲法審査会においては、自民党推薦を含む出席した三人の憲法学者全員が憲法 違反と述べました。さらに、元内閣法制局長官や元最高裁判所長官までもが「法 案は憲法違反だ」と指摘しています。 審議が進めばすすむほど、国民の不安や懸念が広がっていることは、各種世 論調査でも明らかです。8・30 国会を取りまく「戦争する国づくりに反対する 集会」には 12 万人が参加し、全国的にも広がっています。 いま民主主義と立憲主義を否定する安倍政権の暴走に国民から強い批判が噴 き出しています。 世代や立場、組織の違いを超えて国民的な共同が広がっている戦争法案を廃 案にするたたかいに、いまこそ立ち上がり手をつなぎましょう。 憲法 9 条と民主主義を破壊し、戦争への道をひた走る安倍政権に決定的な打 撃を与えましょう。 戦争する国づくりを阻止するために、全力を上げ取り組むことを決議する。 2015年9月13日 全国金融労働組合連合会 第10回定期全国大会
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