稲作ごよみ - JA福岡市東部

2015年
福岡市農業指導センター
稲作ごよみ
赤とんぼも育てる減農薬米
福岡普及指導センター
福 岡 市 農 業 振 興 課
福岡市東部農業協同組合
福 岡 市 農 業 協 同 組 合
AKATONBO
6月
中
下
上
中
下
上
中
下
間 断 か ん 水
穂 首
分化期
枝 梗
分化期
浅 水
籾 の 籾 の 花 粉
分化期 退 化 期 分化期
中
分けつ期
最 高
穂 首
分化期
乳 熟 期
登熟中期
登 熟 後 期 成熟期
落水
枝 梗
分化期
浅 水
籾 の 籾 の
分化期 退 化 期
花 粉
分化期
間 断 か ん 水
乳 熟 期
出穂
登熟中期
登熟後期
穂肥
田植
坪当たり 50株植
中干し
間 断 か ん 水
成熟期
落水
種子の消毒法
浅 水
10a当たり
2∼3kg/10a
●温湯による方法
間 断 か ん 水
60℃の湯に10分間浸種(モチは8分)
穂 首 枝 梗 籾 の 籾 の 花 粉
分化期 分化期 分化期 退 化 期 分化期
登熟
中期
乳 熟 期
出穂
穂肥
田植
坪当たり 60株植
水で直ちに冷やす。
登熟後期 成熟期
収穫
分 け つ 期
分けつ期
最 高
活 着
落水
●薬剤による方法
間 断 か ん 水
浅 水
穂 首 枝 梗 籾 の 籾 の 花 粉
分化期 分化期 分化期 退 化 期 分化期
20ccとスミチオン乳剤20ccの混合液に、
塩水のつくり方
間 断 か ん 水
水10ℓに対する容量
登熟
中期
乳 熟 期
出穂
(食塩か硫安どちらか一方をとかす)
籾の種類
登熟後期 成熟期
穂肥
田植
坪当たり 60株植
落水
出穂20日前
浅 水
中干し
分けつ期
間 断 か ん 水
浅 水
花 粉
分化期
出穂
乳熟期
登熟中期
登熟後期 成熟期
坪当たり 50∼60株植
収穫
穂 首 枝 梗 籾 の 籾 の
分化期 分化期 分化期 退 化 期
比重
食 塩
硫 安
うるち無芒
1.13
1.94kg
2.68kg
も ち
1.08
1.11kg
1.46kg
出穂期・収穫期の目安
間 断 か ん 水
穂肥
田植
元気 つ く し
最 高
分けつ期
活 着
1.10
1.13
1.08
水20リットルに対してスポルタック乳剤
収穫
分けつ期
分けつ期
最 高
活 着
中干し
生卵による比重測定法
24時間浸種。
出穂20日前
浅 水
下
収穫
分 け つ 期
中
落水は出来るだけ遅く。
間 断 か ん 水
中干し
上
間 断 か ん 水
出穂
出穂20日前
浅 水
浅 水
下
穂肥
田植
健康な稲作りのため株間を広くしましょう。
坪当たり 50株植
活 着
上
10月
収穫
分 け つ 期
分けつ期
最 高
中干し
9月
出穂20日前
夢つくし
稲 の 生 育 の め や す
ヒノヒカリ
浅 水
活 着
8月
レ ン ゲ播種
上
7月
落水
夢つくし
元気つくし
ヒノヒカリ
6月1日植
6月10日植
6月20日植
出穂期
8月6日
8月17日
8月29日
収穫期
9月10日
9月25日
10月10日
出穂20日前
ヒノヒカリの場合
夢つくしの場合
斑点米対策
適期草刈を実施して被害粒軽減
未熟
適期
過熟
適期
稲こうじ病
紋枯病8月
縞葉枯病の被害株
もみ枯細菌病(穂)
斑点米カメムシ被害粒
刈り取り適期は穂軸の枯れ具合で判断する場合は、先端から1/4程度を目安とする。
●刈り遅れのないように。(「収穫期の穂の姿」を参照して下さい)
●乾燥は……低温で、ゆっくりと………。
殻物量より
1目盛り下
げて低温乾燥
水分の平
均化
5時間後
水分測定
(もち米は14%)
加 熱
もみ水分
15.0∼15.5%
まで!
常温より
5∼10℃
高めに
熱冷まし
作業管理記録簿
月日
月日
元 肥
バリダシン粉剤DL・3kg(収穫14日前まで)
ツインターボフェルテラ箱粒剤・50g/箱(は種時∼田植当日まで)
アプロードバッサ粉剤DL・3kg/10a(収穫7日前まで)
月日
方法
肥料名
坪
農薬名
施肥量
ウンカ類
ダブルカットバリダトレボン粉剤3DL・3kg/10a(穂揃期まで)
いもち病・紋枯病・ウンカ類・カメムシ・コブノメイガ
水和剤・水溶剤等
ウンカ類・カメムシ
(使用後器具を3回以上洗浄)
キラップ粒剤・3kg/10a(収穫14日前まで)
パダンSG水溶剤・1500倍(収穫21日前まで)
モンガリット粒剤・3kg/10a(収穫45日前まで)
スタークル顆粒水溶剤・2000倍(収穫7日前まで)
コラトップジャンボ・500g/10a(出穂5日前まで)
バリダシン液剤5・1000倍(収穫14日前まで)
なげこみトレボン・10個/10a(収穫21日前まで)
キラップフロアブル・2000倍(収穫14日前まで)
ウンカ類・カメムシ
コブノメイガ
紋枯病・稲こうじ病
ウンカ類・カメムシ類(ただし、出穂期間使用不可)
いもち病
ウンカ類
除 草
株植
一番こわいのは、気づかないうちにジワジワ体をおかす慢性中毒です。
紋枯病
スタークル粒剤・3kg/10a(収穫7日前まで)
田 植
月日
粉、水和剤より
7∼10日早く施用
粒 剤 体 系
この間に
0.5∼1.0%
乾燥します
目標水分
15.0%
を守りましょう。
スクミノン・1∼4kg/10a(収穫60日前まで)
スクミンベイト3・2∼4kg/10a(発生時)
播 種
いもち病・紋枯病・ごま葉枯病・ウンカ類・コブノメイガ
ビルダーフェルテラチェス粒剤・50g/箱(緑化期∼田植当日まで)
いもち病・ウンカ類・コブノメイガ・穂枯れ(ごま葉枯病菌)
ジャンボタニシ対象薬
種子消毒
いもち病・紋枯病・ウンカ類・コブノメイガ
いもち病・もみ枯細菌病・ウンカ類・コブノメイガ
出 荷
籾すり
もみ水分
18%を目
標に
ルーチンアドスピノGT箱粒剤・50g/箱(田植2日前∼田植当日まで) ノンブラストレバリダ粉剤DL・3kg/10a(収穫14日前まで)
目標水分15%
停 止
もみ水分
20∼22%
を目標に
加 熱
熱乾燥
温度はか
けない
一旦休止
熱乾燥
乾燥機投入
刈取り
もみ水分
25∼28%
2∼3時間
以内に
※晴天下に
放置しない
粉 剤 体 系
箱 施 薬
刈り取り後の注意
紋枯病
ウンカ類・カメムシ
穂 肥
月日
月日
方法
肥料名
農薬名
施肥量
落 水
稲刈り
月日
月日
①マスクは常識 ②妊娠中、生理中、体の調子が悪いときは、散布しない。
③散布途中はタバコを吸わない。終わってから酒を飲まない。 ④散布が終わったらうがいをし手顔をせっけんで洗う
肥料のやり方
処理後7日間、落水、かけ流しは控えましょう。
使用前にラベルや説明書をよく読んで下さい。
除草剤のめやす
●初期除草剤
①パワーウルフ1キロ粒剤51
田植時∼10日まで、
10a当たり1kg
②エーワンジャンボ
田植後5∼10日、
10a当たり10袋(300g)
③サンシャインフロアブル
田植時∼8日まで、
10a当たりボトル1本(500ml)
④ボデーガード1キロ粒剤
田植後5∼12日、10a当たり1kg
●中後期除草剤
⑤クリンチャーバスME液剤
田植後25∼40日 100倍
(落水後散布。散布後3日間は入水しない)
⑥アトトリ1キロ粒剤
田植後20∼45日、10a当たり1kg
肥料のめやすと土づくり
※注意事項
(深耕は基本です)
・元肥をすきこんだ後は、なるべく早く水を入れましょう。
・穂肥は出穂20日前頃です。なお、葉色をみて早めたり、遅めたり、量を控えたり、やめたりします。
・有機質肥料は肥効が遅く、長く効きますので、穂肥に使うときは化学肥料の場合より7∼10日早めに施用しましょう。
施肥
品 種
ヒ ノ ヒ カ リ
元肥
有機質肥料
利 用 型
赤とんぼの里
有機質肥料一発型
有機エムコート077 70kg
元肥一発型
慣 行 型
35kg
夢 つ く し
穂肥
元肥
赤とんぼの里35kg
または
粒状なたね油粕
赤とんぼの里
40kg
70kg
LP複合800-D80
元 気 つ く し
穂肥
赤とんぼの里20kg
または
粒状なたね油粕
40kg
エムコート48号
20kg
赤とんぼの里
40kg
LP2000
35kg
穂肥
元肥
35kg
穂 肥2
赤とんぼの里20kg 赤とんぼの里15kg
または
または
粒状なたね油粕 粒状なたね油粕
40kg 30kg
尿硫燐48号
0∼10kg
(葉色が薄い場合)
尿硫燐48号 25kg 赤とんぼの里35kg 尿硫燐48号 25kg 赤とんぼの里20kg 尿硫燐48号 25kg 赤とんぼの里20kg 赤とんぼの里15kg
または
または
または
または
または
または
または
筑前パワー422 30kg 尿硫燐48号 15kg 筑前パワー422 30kg 尿硫燐48号 12kg 筑前パワー422 30kg 尿硫燐48号 10kg 尿硫燐48号 10kg
土壌改良材
土壌改良材名
粒状ミネラルG
ケイカル
ケイ鉄
パワーリン5号
施用量のめやす
有機物
の種類
200kg/10a
40kg/10a
有機物の投入
・化学肥料だけに頼らず、有機物を積極的に使い土づくりを心がけます。
ただし、右表を目安にして、チッソ成分が多すぎないように注意しましょう。
・堆肥は多すぎないように、適正量を遅くとも3月までに入れましょう。
レンゲ
牛ふん堆肥
乾燥鶏ふん
生鶏ふん
チッソ
0.4
0.5
4.0
1.6
成 分(%)
リン酸
0.1
0.4
4.5
1.5
カリ
0.3
0.4
2.5
0.9
田んぼでの
めやす(10a)
4∼5t
2t
100∼200kg
200∼300kg
栽培履歴を記帳しましょう。大切なのは『 根を活かす稲作り 』
普及センター
092-806-3400
営農生活課
092-621-4696
育苗センター
092-691-8180
多々良農業倉庫(土井倉庫)
092-691-3007
平成27年1月作成