埼玉県の私立高校入試が近くなりました。３年生にとっては、ここが１つの山場です。埼玉県の入試システムについて触れます。 ○単願その高校を第１志望で受験する。合格したら、必ずその高校に入学する約束で受験検する。もう公立高等学校を受検しません。 ○併願ほかの学校を第１志望。その高校が合格した場合もほかの学校の合格発表まで入学手続きを待ってくれる。（延納手続きが必要な場合が多い。）公立が第一志望の生徒はこのパターン。今年度、埼玉県の私立高校は、１月 22 日から入試を実施します。試験日を複数回設け、受験の機会を多く設定している高校がたくさんあります。１月２２日、２３日、２４日に入試を実施する高校が多いです。複数の私立高校の受検計画を立てるとき、日程調整が必要になります。多くの私立高校は普通科の中に「特進」などのコースを設置しています。本人と保護者で行った事前相談でコースの特色とともに、合格の可能性などを聞いておくといいですね。入試科目は埼玉県内私立高校では、ほとんどの高校で単願・併願とも、国語・数学・英語の３教科。（５教科実施などの高校もあります）。では、埼玉県公立高等学校はどうか？・・・私立は受験ですが、公立は受検と字が違います。学力検査は、５教科（国数英社理）が実施されます。各教科 100 点満点です。また、英語でリスニングがあります。学力検査で特定の教科を２倍にして選抜する傾斜配点が、学科・コースにより実施されるところもあります。調査書は、中学３年間の学習状況やさまざまな活動への取り組みなどをまとめたものです。調査書の各項目は次の３つのブロックに分けられ、点数化されます。それを合計したものが「調査書の得点の合計」として、選抜の資料になります。学力検査と調査書の点数。また、学校によっては、面接や実技検査が追加されて合否の判定をします。調査書の項目各教科の学習の記録１年、２年、３年の５段階の評定。全９教科×５で、各学年の満点は 45 点です。これに各高校が定めた各学年の比をかけて合計し、点数化します。例えば、１年：２年：３年＝１：１：２の場合は、（45×１＋45×１＋45×２＝）１８0 点満点となります。特別活動等の記録学級活動、生徒会活動、学校行事、その他（部活での実績など）について、各高校が定める基準に従い、点数化します。その他の項目「総合的な学習の時間の記録」「出欠の記録」「その他」で、特技、英検・漢検・数検等の資格、スポーツ活動・文化活動・ボランティア活動など）」の項目について、各高校が定める基準に従い、点数化します。