最終更新日:2015/ 2/26 16:14 [授業科目名] 子ども社会論(522169) [ 時間割名 ] 子ども社会論(A4318) [時間割担当] 住岡英毅 [ 実 施 期 ] 前期 [ 単 位 数 ] 2 [曜日・時限] 木・3 □■ 科目の概要 言うまでもなく、今日の社会は急激な変動過程にある。それに伴って、子どもの成育環境もたえず変貌を余儀 なくされている。しかし、社会がどのように変わろうとも、子どもの発達の基本的な過程は変わらない。子ども は誕生とともにさまざまな集団に所属し、そうした集団が保有している文化、すなわち、ものの見方や考え方、 また行動の仕方や規範、などの影響を受け、そうした文化を内面化することによって、その社会の一員へと形成 される。このように、子どもの人間形成過程すなわち彼らの成長・発達の過程は、たえず社会とともにある。こ こで学修する「子ども社会論」は、子どものこうした発達過程のなかでも特異な位置を占める子どもの仲間集団 、地域集団、それに学校集団をとりあげ、その社会化機能についての理解を深めながら、子どもの発達過程に関 わる基礎的知識の習得を目指す。 □■ 授業の内容 □■ 学習到達目標 授業は、次の三つのくくり、すなわち、(1)仲間集 団と子どもの社会化について、(2)近隣集団と子ども の社会化について、(3)学校集団と子どもの社会化に ついて、で構成される。 (1)では、まず、子どもの仲間集団の特徴について 述べ、仲間集団と子どもの社会化機能についての理解を 深めるととも に、子どもの仲間集団の現代的特 徴と課題について考察する。 (2)では、近隣集団の定義と社会化機能について述 べ、現代社会における近隣集団の実態に目を向けながら 、地域社会に おける子どもの社会化について多 面的に考察する。 (3)では、学校とは何か、について述べ、学校集団 における子どもの社会化について考察する。 (1)仲間集団と子どもの社会化: ①仲間集団の特徴ー自発的選択制、対等性、流 動性、②仲間集団の類型、③仲間集団と子ど もの社会化機能ー他人性の存在の経験、他律 的道徳から自律的道徳へ (2)近隣集団と子どもの社会化: ①近隣集団の定義、人間関係、社会化機能、② 現代社会における近隣集団の実態、③地域社 会における子どもの社会化 (3)学校集団と子どもの社会化: 学校とは何か、学校の三側面、学校集団の特 徴、学校における社会化の特質、問題点 学習の到達目標は次の三つである。 (1) 子どもが大人へと成長・発達するうえで重要な 役割を果たす「仲間集団」について、社会学の 用語を用いて説明することができる。 (2) 近隣集団および地域集団についての理解を深 め、今日の地域集団の役割について事例をもと に説明できる。 (3) 学校集団の特性について理解し、学校の社会化 機能の特質について説明できる。 □■ 成績評価の方法 授業後の小レポート15%、ゲストティーチャーへの小レポート10%、期末試験75%で評価する。 □■ 教科書・テキスト 住田正樹・高島秀樹編著『子どもの発達社会学(教育社会学入門)』北樹出版、2011年。なお、本テキストは 、後期開講科目「教育社会学」でも使用する。 □■ 参考書 加野芳正・越智康詞編著『新しい時代の教育社会学』ミネルヴァ書房、2012年 □■ 授業時間外の学修について 新聞を毎日欠かさず読むこと、教育問題にたえず関心をもち、関連する新聞・雑誌記事に目を通すこと。 □■ 履修上の留意事項 授業前の予習、もしくは授業後の復習を怠らないこと。 □■ オフィスアワー(専任教員のみ) □■ 担当教員への連絡方法 必要に応じて、授業後に連絡方法を聞きにくること □■ その他 最終更新日:2015/ 2/26 16:14 [授業科目名] 子ども社会論(522169) [ 時間割名 ] 子ども社会論(A4419) [時間割担当] 住岡英毅 [ 実 施 期 ] 前期 [ 単 位 数 ] 2 [曜日・時限] 木・4 □■ 科目の概要 言うまでもなく、今日の社会は急激な変動過程にある。それに伴って、子どもの成育環境もたえず変貌を余儀 なくされている。しかし、社会がどのように変わろうとも、子どもの発達の基本的な過程は変わらない。子ども は誕生とともにさまざまな集団に所属し、そうした集団が保有している文化、すなわち、ものの見方や考え方、 また行動の仕方や規範、などの影響を受け、そうした文化を内面化することによって、その社会の一員へと形成 される。このように、子どもの人間形成過程すなわち彼らの成長・発達の過程は、たえず社会とともにある。こ こで学修する「子ども社会論」は、子どものこうした発達過程のなかでも特異な位置を占める子どもの仲間集団 、地域集団、それに学校集団をとりあげ、その社会化機能についての理解を深めながら、子どもの発達過程に関 わる基礎的知識の習得を目指す。 □■ 授業の内容 □■ 学習到達目標 授業は、次の三つのくくり、すなわち、(1)仲間集 団と子どもの社会化について、(2)近隣集団と子ども の社会化について、(3)学校集団と子どもの社会化に ついて、で構成される。 (1)では、まず、子どもの仲間集団の特徴について 述べ、仲間集団と子どもの社会化機能についての理解を 深めるととも に、子どもの仲間集団の現代的特 徴と課題について考察する。 (2)では、近隣集団の定義と社会化機能について述 べ、現代社会における近隣集団の実態に目を向けながら 、地域社会に おける子どもの社会化について多 面的に考察する。 (3)では、学校とは何か、について述べ、学校集団 における子どもの社会化について考察する。 (1)仲間集団と子どもの社会化: ①仲間集団の特徴ー自発的選択制、対等性、流 動性、②仲間集団の類型、③仲間集団と子ど もの社会化機能ー他人性の存在の経験、他律 的道徳から自律的道徳へ (2)近隣集団と子どもの社会化: ①近隣集団の定義、人間関係、社会化機能、② 現代社会における近隣集団の実態、③地域社 会における子どもの社会化 (3)学校集団と子どもの社会化: 学校とは何か、学校の三側面、学校集団の特 徴、学校における社会化の特質、問題点 学習の到達目標は次の三つである。 (1) 子どもが大人へと成長・発達するうえで重要な 役割を果たす「仲間集団」について、社会学の 用語を用いて説明することができる。 (2) 近隣集団および地域集団についての理解を深 め、今日の地域集団の役割について事例をもと に説明できる。 (3) 学校集団の特性について理解し、学校の社会化 機能の特質について説明できる。 □■ 成績評価の方法 授業後の小レポート15%、ゲストティーチャーへの小レポート10%、期末試験75%で評価する。 □■ 教科書・テキスト 住田正樹・高島秀樹編著『子どもの発達社会学(教育社会学入門)』北樹出版、2011年。なお、本テキストは 、後期開講科目「教育社会学」でも使用する。 □■ 参考書 加野芳正・越智康詞編著『新しい時代の教育社会学』ミネルヴァ書房、2012年 □■ 授業時間外の学修について 新聞を毎日欠かさず読むこと、教育問題にたえず関心をもち、関連する新聞・雑誌記事に目を通すこと。 □■ 履修上の留意事項 授業前の予習、もしくは授業後の復習を怠らないこと。 □■ オフィスアワー(専任教員のみ) □■ 担当教員への連絡方法 必要に応じて、授業後に連絡方法を聞きにくること □■ その他
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