国民の暮らしと主権を 米国に売り渡す いまでも食料自給率 39%の TPPからただちに撤退を! 日本の農業がつぶされます! 関税がある農産品の 81%が関税撤廃されます。 自民党の公約も、国会決議も日本の農業・食を支 える重要5項目(米、小麦、牛肉・豚肉、乳製品、 甘味資源作物)は交渉から「除外」でした。しか し重要5項目のうち3割の品目を関税撤廃し、新 たな輸入枠を設ける内容で、農業は壊滅的打撃を 受けます。 品目 譲歩内容 米 ミニマムアクセス米(77 万トン)の他に、 5 万 6000 トン(13 年目以降は 7 万 8400 トン)の輸入枠を新設 小麦 小麦製品の関税撤廃。小麦の実質的な 関税分を 45%削減。19.2 万トン(7 年目 以降 25 万トン)の輸入枠新設 牛肉 豚肉 乳製品 現在 38.9%の関税を 16 年かけ 9%へ 低価格の部位➡482 円/kgの関税を 10 年で 50 円に引き下げ。高価格の部位➡ 4.3%の関税を撤廃 脱脂粉乳とバターに低関税の輸入枠 (生乳 7 万トン相当)を新設。多くのチー ズの関税撤廃 NEW JAPAN WOMEN‘S ASSOCIATION ツイッターは njwa_nakama で検索してネ TPPは米国の基準を共通のルールとして導 入するもので、日本独自の安全基準の緩和が迫 られます。 遺伝子組み換え表示をなくす 米国ではトウモロコシや大豆の9割は遺伝子 組み換えですが、表示はありません。日本の表 示をなくしたがっています。 残留農薬の濃度が高いお米を毎年 50 万トン輸入 米国はお米に、日本基準の 80 倍の残留農薬 (マラチオン)を認めています。TPPで毎年 アメリカ産米を 50 万トン輸入することになり ます。 日本は禁止、収穫後の農薬認める米国 米国の圧力に、日本は輸入品の残留農薬を、 「食 品添加物」として認可し、小麦の農薬残留値を米 国基準にあわせ 16 倍化した農薬もあります。 日本は禁止、成長ホルモン使用の米国・豪州牛肉 国や自治体の政策を縛るISDS導入 外国企業が「政策や制度の変更によって損害を受け た」と、賠償を求め、その国の政府を訴えることがで きるISDS条項が導入されます。訴訟を恐れ、自治 体も委縮するなど、市民の要求も通らなくなります。 国際入札で地元業者は締め出される 学校給食の食材や調理の入札に、外資への開放 が迫られる可能性もあります。 米国やカナダでも 反対や疑問の声 米国では労働組合が強力に反対運動を展開。民主 党、共和党の有力大統領候補者も「TPP反対」を 主張。カナダでは新政権が誕生。これまでのTPP 交渉の不透明さを問題視し、国民的な議論を進める と表明しています。 安倍政権はTPP交渉を「大筋合意」と報じていますが、決着したわけではありませ 輸入食品が安くなって家計も助かる? 輸入品の多くは加工品の原材料に使われ、加工や流 通業者の利益は増えても、消費者は「安くなった」と 実感できるかは疑問です。関税撤廃によって税収が減 った分、国はあらたな増税で負担を押し付けてきます。 新日本婦人の会(国連 NGO) 多国籍大企業のために 主権もおびやかされます! 食の安全が壊されます! ん。今後、協定の文書化や調印、各国の批准、国会承認があります。世界の市民運 動とも連帯し、日本政府にTPPからただちに撤退し、調印しないよう強く求めましょう。 TPP撤回は可能です 署名にご協力ください! 【抗議・要請先】安倍晋三首相あて ファクス 03(3581)9351 ●ホームページ http://www.shinfujin.gr.jp □入会します/会費 月 900 円(新婦人しんぶん代含む) お名前 ●会費 月900円(新婦人しんぶん代含む) ●新婦人しんぶんのみ 月 400 円(週刊) □新婦人しんぶんを購読します/新婦人しんぶんのみ 月 400 円 (週刊) 連絡先
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