別紙1 北九州市公共事業評価に関する検討会議 意見を踏まえた市の対応方針(案) 北九州市 平成27年2月 市の対応方針(案) ■ 事業を継続する 公共事業評価に関する 検討会議での意見 市の対応方針(案) 近年の海上輸送は物流コストを 残事業(泊地−9.0m)の必要性 (1) 削減するため船舶の大型化が進ん 事業の必要性に については、暫定稼動により回復 している荷役の実績や、近隣の代 でいる。 ついて 利用者へのヒヤリングにおいて 替バースの活用可能性を踏まえた も、10,000DWT 級の大型船舶の 検証を継続していくこと。 利用計画があると回答があり、泊地 (-9.0m)は、この需要を逃さない ために重要な機能と考えている。 また、暫定稼動により、年間取扱 貨物量は 20 万トン(25 年実績) まで順調に回復しているが、最終的 には泊地(-9.0m)の整備完了によ り、全ての機能が発揮され、新若戸 道路の整備前の年間取扱貨物量 (25.2 万トン)まで回復すると想 定している。 こうしたことから、今のところ、 当ふ頭を中心とする物流の効率化、 背後地区の活性化を図る上で残事 業である泊地(-9.0m)の整備は継 続して実施する必要があると考え ている。 なお、今後も社会情勢をみなが ら、荷役実績や代替バースでの対応 可能性を考慮の上、残事業(泊地 (-9.0m)整備)の必要性について、 検証を続けていく。 海上輸送における船舶の大型化 当初の計画から事業を延長する (2) は、物流の効率化を図る上で重要で 事 業 延 長 によ ことにより、この期間受け入れが あると認識している。 る 影 響 に つい できない大型船舶の荷役需要を逃 当ふ頭においては、取扱貨物量は さないよう対策すること。 て 順調に回復しており、整備済みのふ 頭機能が暫定稼動により、十分に発 揮されていると考えている。 泊地(-9.0m)の整備が完了するま では、泊地(-7.5m)で対応できる 5,000DWT 級船舶で荷役需要を 補完しつつ、船舶の大型化に向けた 利用者ニーズや年間取扱貨物量の 動向を検証して、当事業のできるだ け早期の完了を目指していく。
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