平成26年 7月 2日 7号

佐渡市立八幡小学校
平成 27年7月 2日
№
Tel 0259-57-2602
7
〒952-1311 新潟県佐渡市八幡 2002 番地
Fax 0259-57-2604 http://yahata-es.sado.ed.jp/
正直で勇気のある声
校
長
渡部 栄二
子どもは未熟です。だから、間違いを犯すこともあります。つまずく前に、正しい道を
教えなければなりません。7月の全校朝会では、弱い心に負けない声のお話をしました。
ジョージワシントン。知っている人はいますか。少年ジョージは、ある日、お父さんか
ら斧をもらいました。もらった斧の切れ味をためしたくて、その斧で、お父さんが大切に
していた桜の木を切ってしまいました。お父さんは、
「ジョージ、誰がやったか知らないか」
とたずねました。少年ジョージは、どうしたと思いますか。ジョージは「ぼくがやりまし
た。お父さん、ごめんなさい。」と、正直にあやまりました。お父さんは、正直にあやまっ
たこと、あやまる勇気をジョージがもっていたことを喜び、ジョージを許しました。
さて、別の人がいます。アルカポネ。知っている人はいますか。アルは、少年時代とて
も貧しく、空腹のあまりパンを盗みました。そして、店の人に捕まりました。
「お前は、パ
ンを盗んだだろう!」少年アルは、どうしたと思いますか。知らないふりを続けたのです。
そして、盗みに成功しました。「悪いことをしても、だまっていればわからない。」その後
味をしめた少年アルは、悪いことをどんどんやっていきました。その内に、アルカポネは
だんだん悪いことをすることが平気になってしまいました。その後も、人のものをぬすん
だり人をきずつけたり、悪いことをたくさんしました。そして、最後には、自分のしてい
ることが悪いことかどうかわからなくなってしまったのです。
そして、二人は大人になりました。ジョージワシントンは初代
アメリカ合衆国大統領になりました。アルカポネはシカゴという
町を牛耳るギャングになりました。人を殺したり、人のものを盗
んだりしました。アメリカで最も悪いことをしたと言われる人になってしまったのです。
アメリカの警察が、このアルカポネを逮捕する日が来ました。逮捕された時、アルは「ど
うして俺が逮捕されなければならないんだ?俺は悪いことは何にもしていない。こんなに
も社会のために役に立つことをしてきたのに。」本気でそう言ったのだそうです。
人は子どもから大人になります。その途中に「正直に言う。あやまる」という道と「ご
まかす。あやまらない」という道の、分かれ道があります。人は、だれでも間違えます。
大切なのは、間違えた後です。どちらの道を選ぶか。そのときの自分自身がためされるの
です。みなさんは、どちらの道を目指しますか?
もし、みなさんが、失敗や悪いことをしてしまったら、
「正直で勇気のある声」を出しま
しょう。ひびく声を出せるみなさんなら、きっと出せます。昔のことでも、何か失敗して
ごまかしていたと思うことがあったら、聞かせてください。そんな「正直で勇気のある声」
を出せるようになって、1学期をしめくくり、楽しい夏休みを迎えましょう。
子どもたちが道を間違えないよう、しっかり見守る大人でありたいものです。
6月 24 日。八幡小学校で「複式学習指導研究会」が行われました。53 人もの参観者の
中で、子どもたちがどのように頑張ったのか、紹介します。
5・6年生は理科室で「種子の発芽と成長」
。3・4年生は教室で「健康なくらしとまちづくり」の学習を行いました。
あふれる参観者。見つめるたくさんの目の中で、いつものように学習する子どもたち。
なぜ佐渡市はごみで
うまらないのか。ごみ
の集め方には、どのよ
うな工夫があるのか。
インゲンマメの成長
に必要な条件は何か。
それを調べるには、ど
うしたらよいか。
←難しい学習課題にも、笑顔で反応する5・6年生。
資料が示されるたびに「エーッ、なんで?」と食いつく
3・4年生。
→
大勢の前でも怖じけない子どもたちに感動です。
とにかく黙々とノートに書く子ど
もたち。自分の考えでびっしり埋ま
っていきます。板書。上:5・6年
生。下:3・4年生。
→
下は研究会全体会や協議会の様
子。ファシリテーションという
方式で、参加者全員の意見を出
していただきました。八幡小を
よりよくしていくために生かし
ます。
6月 15 日は、1日フリー参観。普通の授業の他にも、ブラッシング指導、読み聞かせ、生活習慣病予防など様々
な授業が行われました。参加し、一緒に授業を受けてくださった保護者の皆様、ありがとうございました。
臼杵栄養士さんからは手洗い指導。
本間学校歯科医さんからのブラッシング指導。低・中学年は楽しそう。
高学年はしっかりとブラッシングの仕組みも学びました。
中央図書館の渡辺さん、福島さんの読み聞かせ。引きつけます。
中山校医さんの生活習慣病予防。大人も真剣に聞きました。
好天が続き、水泳指導が本格
化。低・中学年は楽しく水に
慣れ、高学年は各種泳法の習
得に励んでいます。どんな泳
ぎをしているか、聞いてみて
ください。
今年はインストラクターの安藤夏代先生から、
持久力をつけるエアロビを教えていただいてい
ます。子どもは余裕。職員はフウフウでした。
暑い夏も、積極的に運動。毎
週火曜日の昼休みは、校庭に
体育館に、元気な声がひびき
ます。時間があれば、のぞい
てみてください。
↑校庭では手つなぎ鬼
体育館では「ようかい体操」→
~地域から学び、気付きの質を高める~
1年担任:大木戸 純子
せいかつだいすき!!
~1年生
2年担任:大藏 武彦
生活科の学習~
1年生は、生活科の学習が大好きです。たんけんして新しいことを発見したり、友達と
一緒に活動したりすることが楽しいからです。また、育てている草花が成長するのもうれ
しいようです。
先日も、学校の周りの自然とふれあう活動をしました。図鑑を見ながら「はるじおん」
か「ひめじょおん」かを調べたり、笹舟を作ったり、椿の葉っぱの笛を吹いたりと、普段
何気なく見過ごしている自然とかかわることができました。
5月に種を播いたアサガオの世話や観察も頑張っています。毎朝水をやり、自分の身長
と比べどのくらい大きくなったか、つぼみがいくつ付いたのかなどを、友達と楽しそうに
伝え合っています。
これからも、地域の自然や恵みにふれる中で、自然のすばらしさを知り、この八幡に親
しみをもつことができたらいいなと思っています。
笹舟が上手にでき
たよ。
アサガオ、ぼくの
腰ぐらいの高さに
なったよ。
2年生
野菜名人になろう
2年生の生活科では、人や自然、地域との関わりを
通して、自らの成長に気付くことを大切に学習を進め
ています。また、身に付ける基礎的な知識や技能につ
いては、具体的な体験を大切にし、「なぜ、そのよう
なことをするのか?」といった意味を伴った理解に繋
がるよう活動を工夫しています。
1学期は、主に野菜を育てる活動に取り組みまし
た。バスに乗って市に出かけ、地域の方とふれ合いな
がら野菜の苗を購入しました。また、畑を耕したり、
元肥を与えてうね作りをしたりと、準備段階から取り
組み、おいしい野菜を収穫したいという思いを強くもたせま
した。
さらに、ミニトマトの芽欠きや支柱への八の字誘引など、
その作業がその後の成長と関係があることが理解できるよ
う、模型を用いてイメージをもたせました。
子どもたちの育てた野菜は、いよいよ収穫時期を迎えてい
ます。毎日のお世話をがんばったご褒美である収穫を喜び合
いたいと思います。