一般入試 出題のねらい

一般入試出題のねらい
国語
●出題のねらい
社会におけるコミュニケーション能力や表現力を重視する本学にあって、国語の基礎
力を総合的に問う内容を出題します。
●出題形式・分野
現代文(評論文・エッセイ・小説など)から2題と古文1題で、漢文の単独問題は含
みません。内容は、高校の学習範囲内で出題します。現代文では、総合的読解力や語
彙に関する知識の他、文学史を問います。古文では、基礎的な文法・語彙・文学史を
含め、読解力全般にわたって問います。解答の形式は、選択方式と記述方式の混合で
す。
一般入試出題のねらい
英語
●出題のねらい
語彙・文法・読解に関する基礎力を総合的に判断することを目的としています。また、
日常的な英会話の理解力を判断する意図のもと、会話文問題も出題しています。
●出題形式・分野
記号選択形式の出題が約9割を占める一方、英文和訳を中心に記述形式の問題も織り
交ぜての出題となっています。一般前期・後期ともに総出題数は4~5題で、内容は
長文読解問題、会話文問題、発音問題、文法・語法問題です。
一般入試出題のねらい
世界史
●出題のねらい
本入試の目的は、高等学校の「世界史」で学習した歴史事象の内容が十分に身につい
ているかを確認することです。従って、出題する問題は、教科書に掲載されている内
容が中心となります。高等学校で使用される世界史Bの教科書を中心とし、授業で使
用する用語集や図説などからも出題します。
●出題形式・分野
出題範囲については、時代では古代~現代まで、地域は欧米史とアジア史をほぼ同じ
比重で出題します。アジア史については、特に中国史の理解がポイントになるでしょ
う。分野では政治史が中心となりますが、文化史・社会経済史からの出題もあります。
時代・地域・分野とも偏りのない学習が必要となります。記号選択問題は、空欄語句
の補充、文章・語句の選択、年代整序、2 文の正誤を判定する問題などを出題します。
記述問題は、重要な歴史事象や人物名などを出題します。また地図を使用し、地理的
認識を求める問題も出題します。
●学習方法のアドバイス
問われる内容は教科書に掲載されている知識で対応できます。時代・地域・分野とも
幅広く出題しますので、教科書を最後まで丁寧に読み、知識の確認と整理をしておき
ましょう。その際、歴史事象の暗記にとどめず、歴史の流れのなかで歴史事象を理解
し、確認していくとよいでしょう。加えて、教科書に掲載されている歴史地図にも目
を通して、世界史における地理的感覚も養っておくことを忘れずに。なお、記述問題
については、重要な歴史用語や人物名は正しく書くことを心がけ、ケアレスミスをし
ないように気をつけましょう。
一般入試出題のねらい
日本史
●出題のねらい
本入試の目的は、高等学校の「日本史」で学習した基本事項が正確に身についている
かを確認することです。よって、出題する問題は、教科書に載っている基本的なもの
を中心としています。高等学校で使用される日本史Bの教科書のほか、授業で使用す
る用語集や図説などからも出題します。
●出題形式・分野
分野については、政治・社会経済・文化・外交など、時代については古代~近現代ま
でのすべての範囲から出題します。特定の時代や分野に偏らず、まんべんなく学習す
ることが必要となります。出題形式は、語句の選択・組合せ、年代整序、文章の正誤
問題など、記号選択問題を中心とした出題です。ただし、一部の設問では、人名など
を問う語句の記述問題も出題します。
●学習方法のアドバイス
まず、歴史の大きな流れをおさえましょう。そして、その歴史用語の意味や内容をお
さえると同時に、その歴史事項の因果関係や背景などもあわせておさえると高い学習
効果が期待できます。また、教科書に掲載されているような史料や図版・グラフなど
も確認しておきましょう。また、本入試では語句記述問題を出題します。教科書に出
てくる重要な歴史用語や人物名は漢字で正しく書けるようにしてください。
一般入試出題のねらい
政治・経済/現代社会
●出題のねらい
本入試の目的は、高等学校の「政治・経済」および「現代社会」で学習した事項を正
しく理解できているかを問うものです。よって、教科書に記載されているものを中心
に出題します。ただし、一部の設問においては、高校生として理解しておくべき時事
的な知識を問うものもあります。
●出題形式・分野
「政治・経済」および「現代社会」から共通する内容を中心に出題します。政治・経
済分野を中心とした出題ですが、それぞれ国際分野についても出題します。なお、「現
代社会」における思想分野および青年期分野は出題しません。
●学習方法のアドバイス
教科書の知識は基本となります。教科書に太字で示しているものについては、語句の
意味を正しく理解しておきましょう。また関連した項目については、類似点や相違点
に注目して整理すると理解の助けになります。授業時のノートや資料集などを参考に
して理解しておくと効果的な学習ができます。
一般入試出題のねらい
生物
●出題のねらい
教科書を中心に「生物基礎」または「生物Ⅰ」の知識をしっかりと理解できているか
どうかを問います。また、教科書の知識をもとに、与えられた図やグラフ、および問
題文から情報を読み取る読解力や、読み取った情報をもとにした考察力を問います。
●出題形式・分野
「生物基礎」および「生物Ⅰ」から共通する内容を出題する大問(1~4)と、履修状
況によって選択する大問(5 が「生物基礎」
、6 が「生物Ⅰ」
)があります。まず、知識
問題で苦手分野をつくらないように、教科書の重要事項は正確に理解しておきましょ
う。生物の知識問題では、動物細胞と植物細胞など、関連した事項が比較して問われ
ることが多いので、同じ内容について整理し、比較しながらまとめていくことが効果
的です。
●学習方法のアドバイス
教科書の知識が基本となります。すべて暗記してしまうのではなく、教科書の内容を
整理し、系統立てて理解しておく必要があります。関連した項目について、類似点や
相違点を、教科書や授業のノートを見直してまとめると効果的です。毎日の授業を大
切にし、実験・観察にも積極的に参加するようにしましょう。
一般入試出題のねらい
数学
●出題のねらい
教科書で取り上げられている定理・公式の理解度を問うとともに、それらを状況に応
じて適切に運用できるかどうかをみます。さらに、重要解放が身についているかどう
か、定義・定理などの意味を理解して活用できるかどうかを問う出題をします。
●出題形式・分野
数学ⅠAの基礎事項については、小問集合の形式で定理・公式の理解度を確認する出
題をします。また、主要分野については、基礎事項から重要解放までを総合的に扱い、
段階的に到達度を確認する出題をします。例えば、関数分野では、2次関数のグラフ
と座標軸との位置関係や、文字係数を含む場合について最大値・最小値を考察する解
放などの重要テーマを扱います。また、図形分野では、正弦定理や余弦定理、三角比
などの相互関係などに加えて、平面図形の性質についての活用などを含め幅広く出題
します。場合の数と確立の分野では、具体例を通して状況を分析し、事象を正しく把
握して加法定理、反復試行の確率や余事象の確率などを活用できるかどうかをみる問
題を出題します。
●学習方法のアドバイス
まずは教科書の基礎事項についてその意味と活用法をセットで見つけることが大切で
す。そのためには、教科書で公式やその意味について理解し、基本~標準問題集に取
り組むことで典型問題の解法を整理していくとよいでしょう。整理された知識は自然
に覚えられます。あくまでも暗記は禁物です。また、入試問題は空所補充式ですが、
日々の演習の中では記述式答案をかくよう習慣づけておくことが大切です。これによ
り、自分の考えを整理でき、活用できる知識として定着していきます。