下記の通り講演会を開催致しますので多数ご参加

下記の通り講演会を開催致しますので多数ご参加ください。
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東工大脳研究会講演会
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講師 中川 直氏(理化学研究所脳科学総合センター局所神経回路研究チーム)
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題目 大脳新皮質5層興奮性細胞が持つ特異的なgap junctionネットワーク
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要旨
Gap junctionはイオンや小分子を通す細胞間結合である。神経細胞では近接した細胞間
で電流を通す電気的な結合として働き、同期した神経活動を引き起こす。大脳新皮質で
は、抑制性細胞において高頻度オシレーションなどの協調した神経活動を起こすことが知
られている。しかし、興奮性細胞での電気的結合の存在や機能はよく分かっていなかっ
た。
私は最近、生後1週の若いマウスにおいて、大脳新皮質5層の興奮性細胞が、精密な
gap junctionネットワークを持つことを発見した。投射先によって分類される2つのタイ
プの5層興奮性細胞は、それぞれ同じタイプの細胞と選択的に電気的に結合していた。ま
た、脳表に対し垂直に位置する、すなわちカラム状に並ぶ細胞において結合しやすい傾向
があった。この電気的結合は生後2週で急速に消失した。大脳新皮質内において興奮性シ
ナプス結合は生後1週の終わり頃から急速に形成されるが、gap junctionはこの過程に関
与する、精密なシナプスネットワーク形成に必要な一過的な回路だと推測している。本講
演では、大脳新皮質5層のgap junctionネットワークの特性とその解析方法を解説し、シ
ナプス形成への関与、および時間が余れば5層の微小カラム構造との関係性を解説する。
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日時 2015年11月5日(木)15:00‒16:30
会場 東京工業大学すずかけ台キャンパス G5棟1階103室
東急田園都市線すずかけ台駅下車徒歩12分
地図 http://www.titech.ac.jp/about/campus/s_map.html
参加費 無料
問合せ先 中村清彦(東京工業大学)[email protected],電話 045-924-5209