相続開始時の財産 配偶者 長男 次男

2015.7.20 発行
かわら版をご覧のみなさんこんにちは☀ 今回の担当は三原です。
山笠も終わり、すっかり夏ですね。毎日の日差しが辛いこの頃です。
今年の夏は、美容やダイエットで話題のデトックスウォーターで見た目もノドも
涼しく過ごそうと思っています。皆様も熱中症等気を付けてお過ごしください。
税法ニュース
相続人の中に、生前、被相続人から留学費用や住宅ローンの頭金などをもらっている人がいる場合
があります。(特別受益といいます。)また、被相続人の世話をしたり、家業を無償で手伝ったり、
事業資金を提供したなど財産の維持・増加に貢献したと考えられる相続人がいる場合があります。
(寄与分といいます。
)相続では、公平な分割が行われるように、これらの金額を考慮する事になっ
ています。特別受益を受けた相続人の相続分は減り、寄与分のある相続人の相続分は多くなります。
今回は特別受益について説明します。
特別受益となるのは、相続人に対する
・婚姻や養子縁組のための贈与
・生計の資本としての贈与(主に住宅取得費用や事業資金など)
です。通常の生活資金や学費は含まれません。
ただし、金額や内容により、遺産分割協議で相続人が個別に判断する事になります。
①相続人に特別受益のある人(特別受益者)がいる
特別受益となるのは
・相続人に遺贈された財産
・生前贈与された一定の
財産です。
配偶者
長男
②その特別受益を相続財産に加える(持ち戻し)
次男
相続開始時の財産
③
②の金額の合計をそれぞれの相続割合で分ける
配偶者
長男
次男
④特別受益者の相続分から特別受益を差し引く
次男
特別受益
※計算の結果がゼロやマイナスになった場合、
相続財産は受け取れません。
夏季休業日のお知らせ
弊社では 8 月 13 日(木) ~ 8 月 16 日(日)夏期休業とさせて頂きますので、
ご案内申し上げます。
特別受益・寄与分とも、話合いでまとまらない場合は、家庭裁判所や調停に申し立てできますが、
休業期間中は何かとご迷惑をお掛けすることと存じますが、何卒よろしくお願い申し上げます
金額算定が難しくもめる事が多いです。そうならないために早めの対策が必要です。
詳しいことをお聞きになりたい際は、
お気軽にアスモア税理士法人にご相談ください。
TEL:092-726-2350