授業内容・計画(詳細) 2015年度 秋学期 工学部・航空宇宙学科-航空宇宙学専攻 水-1 プログラミング 田中 真 1.基本事項 集中授業の期間 テーマ C言語のプログラミング技法を学ぶ キーワード プログラミング, C言語, アルゴリズム 2.授業で育成する力・スキル 全学共通:自ら考える力(学習力、思考力、探求力) 学部:工学を理解するための基礎力(技術者として必要な自然科学的基礎知識を修得し、自 らの考えを適切に表現する力) 学科:論理的に考え説明する力(情報を集め分析し、問題や課題に対し解析や実験で解決策 を検討し、他者に説明する力) 3.授業要旨または授業概要 この授業(実習)では、プログラムの作り方(プログラミング技法)について基礎から 学びます。現在ある汎用のプログラム言語の中でも、幅広い分野で用いられているC言語 の基礎を例題を通して学習し、問題を解く手順(アルゴリズム)を理解します。 C言語のデータ型と記憶クラス、演算子(加減乗除)、制御文、ポインタ、関数、構造 体、標準入出力、ファイル入出力の基礎を学習します。プログラムの開発環境は、Visual Studioを使います。 プログラミングを通して「コンピュータの情報処理機構と能力を理解する」、そして 「コンピュータを用いて問題を処理する手法を学ぶ」ことに重点を置きます。 C言語をしっかり学習することにより、C言語をさらに機能拡張したC++言語や Java言語の習得に大きく役立ちます。 添付ファイルなし 1/5 4.学習の到達目標 6つの学習到達目標を設定して、各項目で育成する力・スキルは以下の通りです。詳細は別 紙「成績評価基準」を確認してください。 (1)データ型と記憶クラス、演算子の仕組みと使い方がわかる。 学習力、基礎力 (2)データの入出力と使い方がわかる。 学習力、基礎力 (3)条件分岐、繰り返し処理の仕組みと使い方がわかる。 思考力、論理力 (4)配列の仕組みと使い方がわかる。 思考力、論理力 (5)関数の仕組みと使い方がわかる。 問題解決力、ソフトウェア開発力 (6)数学関数の仕組みと問題のプログラミング化を理解している。 問題解決力、ソフトウェア開発力 力を付ける一番の方法は、サンプルプログラムを自ら打ち込み、動作をさせてみることを根 気強く繰り返すことです。ただ資料や参考文献を見ているだけでは本当に身に付きません。 体を動かして、繰り返しプログラムの動き方や仕組みを、試行錯誤しながら体得して下さい。 添付ファイル:progc_aero.pdf 5.授業スケジュール 第1回 2015/09/30 ガイダンス、授業の進め方説明 コンピュータの実習環境について説明します。 事後学習(課題を提出する。作業4時間 第2回 2015/10/07 データ型と記憶クラス1 整数と実数について学びます。 事前学習(指定したWEBサイトと配布資料を読む。作業2時間) 事後学習(課題を提出する。作業2時間) 第3回 2015/10/14 データ型と記憶クラス2 プログラミングを通して変数の実装を学びます。 2/5 事前学習(指定したWEBサイトと配布資料を読む。作業2時間) 事後学習(課題を提出する。作業2時間) 第4回 2015/10/21 数学関数と応用 科学計算のプログラム例を学びます。 事前学習(指定したWEBサイトと配布資料を読む。作業2時間) 事後学習(課題を提出する。作業2時間) 第5回 2015/10/28 入出力 数値の入力と出力を学びます。 事前学習(指定したWEBサイトと配布資料を読む。作業2時間) 事後学習(課題を提出する。作業2時間) 第6回 2015/11/11 数式とプログラミング 方程式や数学問題のプログラミングを学びます。 事前学習(指定したWEBサイトと配布資料を読む。作業2時間) 事後学習(課題を提出する。作業2時間) 第7回 2015/11/18 条件文 if文を学びます。 事前学習(指定したWEBサイトと配布資料を読む。作業2時間) 事後学習(課題を提出する。作業2時間) 第8回 2015/11/25 繰り返し1 for文を学びます。 事前学習(指定したWEBサイトと配布資料を読む。作業2時間) 事後学習(課題を提出する。作業2時間) 第9回 2015/12/02 繰り返し2 while文を学びます。 事前学習(指定したWEBサイトと配布資料を読む。作業2時間) 事後学習(課題を提出する。作業2時間) 第10回 2015/12/09 繰り返し3 2重ループの処理を学びます。 事前学習(指定したWEBサイトと配布資料を読む。作業2時間) 3/5 事後学習(課題を提出する。作業2時間) 第11回 2015/12/16 データの入出力 大量のデータの入出力と繰り返し処理を学びます。 事前学習(指定したWEBサイトと配布資料を読む。作業2時間) 事後学習(課題を提出する。作業2時間) 第12回 2016/01/06 配列 配列とメモリの概念について学びます。 事前学習(指定したWEBサイトと配布資料を読む。作業2時間) 事後学習(課題を提出する。作業2時間) 第13回 2016/01/13 関数1 関数、引数、戻り値を学びます。 事前学習(指定したWEBサイトと配布資料を読む。作業2時間) 事後学習(課題を提出する。作業2時間) 第14回 2016/01/20 関数2 関数、引数、戻り値の応用を学びます。 事前学習(指定したWEBサイトと配布資料を読む。作業2時間) 事後学習(課題を提出する。作業2時間) 第15回 2016/01/27 総括と試験 事前学習(指定したWEBサイトと配布資料を読む。作業2時間) 事後学習(最終課題を提出する。作業2時間) 6.成績評価の基準および方法 日々の授業の課題や活動(60点)と、最終週の試験(40点)に配分して点数をつけ ます。 授業課題・活動の60点の内訳は、上記「4.学習の到達目標」のところで示した6 つの学習到達目標を基準にして、評価の割合をもとに60点分の点数をつけます。 評価の割合 (1)データ型と記憶クラス、演算子の仕組みと使い方がわかる。(10%) (2)データの入出力と使い方がわかる。 (20%) 4/5 (3)条件分岐、繰り返し処理の仕組みと使い方がわかる。(20%) (4)配列の仕組みと使い方がわかる。 (10%) (5)関数の仕組みと使い方がわかる。 (20%) (6)数学関数の仕組みと問題のプログラミング化を理解している。(20%) 満点100点とし、最終的に、S(90点以上)、A(89-80点)、B(79-70点)、C(69-60点)、 E(59点以下)、/(出席日数が授業回数の3分の2に満たない場合、最終週の試験を欠 席した場合)で評価します。 7.教科書・参考書 区分 教科書 書 名 著者名 基礎講座C 発行元 村山公保 定価 毎日コミュニケーションズ 1980 8.その他の教材 教科書と毎回配布するプリントやWEB教材をもとに授業を進めます。予習復習のためにイン ターネットを活用した情報検索が重要になります。インターネット上の情報やデジタルデー タなどを副教材として適宜使用します。 9.担当教員の連絡先 質問などの連絡は次の手段で随時受け付けます。 1)電子メール tanaka.m [] tokai-u.jp へ質問や問い合わせをメール送信して下さい。 (スパム対策のため[]の部分はアットマークに変更して下さい。) 2)Webサイト http://mtlab.ictedu.u-tokai.ac.jp/ のフォームから質問や問い合わせを 送信して下さい。 3)授業時間中はもちろん、授業終了時にすぐに相談することもして下さい。 10.授業担当教員からの改善点・コメント 配布プリントや電子ファイルに、授業中に話したキーワードやノウハウを少しでもいいです から、必ず記録して下さい。後で見直したときにすぐに学習内容などを思い出すのに非常に 役立ちます。自分専用のノートまたはメモ帳を作り、書き留めることで大きな資産になります。 またインターネット上に豊富にプログラミングに関わる資料がありますから、関連する項目は アンテナを広げて情報収集するように心がけて下さい。 5/5
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