(月) ほっかいどう防災教育協働ネットワークメールマガジン 第11号

-----------------------------------------------------------------------------◇◆ほっかいどう防災教育協働ネットワーク◆◇
~メールマガジン第 11 号(平成 27 年 5 月 25 日発行)~
-----------------------------------------------------------------------------********************************************************************************
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◆ INDEX ◆◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
【1】 イベントピックアップ(6 月)
・
【札幌市】北海道大学公開講座「北海道の地震と防災」
・6 月は「土砂災害防止月間」!各地でイベント開催
【2】 お知らせ
・今年は 9 月 1 日!「北海道シェイクアウト 2015」参加者募集開始!
・北海道地域防災マスター認定講習会のご案内
・こちらも募集中!
【3】 トピックス
・避難所運営ゲーム(HUG)北海道版作成に向けた検討開始!
【4】 ネットワークへようこそ!
・5 月 25 日(月)現在 72(20 個人・52 団体)
・横顔紹介:株式会社岸本組(美唄市)
********************************************************************************
【1】イベントピックアップ(6 月)
今月の特にお知らせしたい取組をご紹介します!
■6 月 13 日(土)
、20 日(土)
【札幌市】北海道大学公開講座「北海道の地震と防災」
北海道大学地震火山研究観測センターでは平成 23 年度より公開講座「北海道の地震と防
災」を開催しています。今年は 6 月 13 日(土)と 6 月 20 日(土)の 2 日間、北海道大学理
学部 3 号館内で、地震・津波に関する基礎知識や災害に関する情報の活用などに関しての講
義が行われます。13 日は北大の高橋浩晃准教授による「北海道周辺に発生する地震」
、札幌
管区気象台地震情報官の庄司哲也氏による「地震防災情報の活用」、北大の岡田成幸教授に
よる「家庭でできる地震防災対策」があり、20 日は北大の谷岡勇市郎教授による「北海道
で津波の災害を軽減する」
、東京大学の定池祐季特任助教による「避難所運営から考える地
域防災」に関する講座が開催されます。申し込みは 5 月 25 日から開始、定員は 50 名です。
参加無料。北大の地震火山研究観測センターは、ほっかいどう防災教育協働ネットワークの
構成員メンバーでもありますが、日頃の防災に関する最先端の研究をされている一方で、こ
うした市民への防災教育の取組も進めており、この講座も毎年大人気です。ほっかいどうの
防災教育 Facebook5 月 21 日投稿分にも内容を掲載しておりますのでそちらもご参照くださ
い。
https://www.facebook.com/hokkaido.bousaikyouiku
詳細はこちらへ http://www.sci.hokudai.ac.jp/isv/center/enlighten/2015.html
■6 月は「土砂災害防止月間」!各地でイベント開催
国土交通省や各都道府県では、毎年 6 月を「土砂災害防止月間」として土砂災害の防止と
被害の軽減を図るための各種活動を実施しています。北海道でも各地で土砂災害による被
害防止に向けた様々なイベントが行われますので、一部ですがご紹介します。
・6 月 11 日(木)
、12 日(金)土砂災害防止パネル展
道では毎年、土砂災害防止月間に合わせてパネル展を開催しています。今年も本庁舎1階
の道民広報コーナーにて開催。近年の北海道の土砂災害などに関するパネル展示を行う予
定です。お問い合わせは北海道建設部土木局河川砂防課砂防グループまで(TEL 011-2314111 (内線 29-424))
・6 月 7 日(日)室蘭市港南地区町内会連合会の土砂災害避難訓練
土砂災害に対する全国統一防災訓練に合わせ、情報伝達、避難勧告発令及び住民避難の一
連の行動について確認するとともに、土砂災害警戒区域の指定を行った町内会で住民の防
災意識の向上を図ることを目的として実施されます。また訓練後には室蘭市の 土屋欣吾
危機管理専門官を講師として防災講演が行われます。
また、北海道では6月が「水防月間」でもあります。今年の水防月間のポスターの『「百
年に一度は」明日かもしれない。
』というコピーは胸に響きます。今年も総合水防演習が開
催されますので、あわせてご紹介しましょう。
・6 月 20 日(土)平成 27 年度石狩川水系夕張川総合水防演習
総合水防演習は、水防機関の密接な連携と水防技術の向上、水防意識の高揚を図るととも
に、水防に対する地域住民の理解と協力を深めることを目的として、昭和 59 年度から 30 年
以上にわたり実施しています。
夕張川流域では 2 回目の開催で、堤防の決壊を防ぐ「月の輪工」や根固めブロック投入
工、道警ヘリによる孤立者救助訓練、陸上自衛隊による仮設橋設置など実際の河川氾濫によ
る災害を意識した様々な内容で実施されます。今回は、北海道開発局、北海道、長沼町など
流域にある石狩・空知管内 10 市町の主催で実施され、訓練は一般に公開されます。見学希
望の方は当日会場までお越しください。場所は長沼町の夕張川長栗大橋上流左岸です。
詳しくは
http://www.sp.hkd.mlit.go.jp/kasen/11saigai/00saigai_siensitsu/04suiboukoukai/27
suibou/index.html
前線が停滞したり、台風が接近するなど、北海道はこれから大雨の時期にさしかかります。
土砂災害や水害を防ぐために、協働ネットワークの皆様も、ぜひ啓発にご協力をお願いいた
します!
■イベント情報はこちらから
・北海道内で開催される一般向けの防災イベント
http://kyouiku.bousai-hokkaido.jp/wordpress/
・ネットワークイベントカレンダー(平成 27 年 4 月~9 月)
http://kyouiku.bousai-hokkaido.jp/wordpress/network/
********************************************************************************
【2】お知らせ
■今年は 9 月 1 日!「北海道シェイクアウト 2015」参加者募集開始!
いつでも最新の予報が入手できる天気と違い、地震はいつ、どこで発生するか事前に知る
ことは困難です。大きな揺れに見舞われた時、どのように行動するかにより、時には私たち
の人生が大きく左右されることさえあり得ます。あらかじめ指定した日時に 1 分間、
「まず
低く、頭を守り、動かない」という安全行動を一斉に行う「シェイクアウト」は普段の暮ら
しの中で参加でき、自分自身、そして地域や学校、職場などの非常時対策を見つめ直すこと
ができる効果的な地震訓練です。2015 年、今年の北海道シェイクアウトは「防災の日」の 9
月1日(火)午前 10 時 00 分に実施します。訓練時にブザー音の鳴る「地震防災訓練アプ
リ」もあり、もし訓練日時をすっかり忘れていても、ブザー音をきっかけに避難行動を取る
訓練が実施できます。昨年は約13万人が参加した北海道シェイクアウトに、今年も是非職
場や地域、学校など皆さんでご参加下さい。
詳細は:http://www.pref.hokkaido.lg.jp/sm/ktk/shakeout/2015.htm
■北海道地域防災マスター認定講習会のご案内
4 月号でもご紹介しましたが、今年度の北海道地域防災マスター認定講習会の場所と日程
が決まりました。7 月 12 日(日)に小樽市公会堂、9 月 5 日(土)に上川総合振興局、10 月
24 日(土)に十勝総合振興局、12 月 12 日(土)に置戸町中央公民館で開催します。認定研
修会では気象台より気象・地震等に関する基礎知識、管内の災害状況についての講義や、災
害イメージ訓練(DIG)
、災害時における応急救護を行う予定をしています。
現在参加募集中の 7 月 12 日(日)開催の小樽会場は、残り人数わずかとなり、募集は 5
月 31 日(日)〆切です。また 9 月 5 日(土)開催の旭川会場の募集は 6 月 19 日(金)から
7 月 31 日(金)まで行います。定員 120 名です。受付は申込み順とし、定員に達し次第、
受付を終了するので早めに応募お願いします。
詳細は http://www.pref.hokkaido.lg.jp/sm/ktk/bsb/bosaimaster.htm
■こちらも募集中!
現在応募期間中である取組をご紹介します。
1)小学生のぼうさい探検隊マップコンクール(一般社団法人日本損害保険協会等主催)
まちなかを探検しマップを作成、グループで発表というプロセスの「ぼうさい探検隊」を
実施し、作成したマップを応募するものです。応募〆切は 11 月 16 日(月)
。
詳細は http://www.sonpo.or.jp/news/information/2014/1404_01.html
2)第6回防災コンテスト(国立研究開発法人防災科学技術研究所)
災害時の危険箇所や日頃の防災活動などを重ね合わせて防災地図とする「e 防災マップ」
と災害時に起こりうる事態や対策のアイディアを時間の流れに沿って物語とする「防災ラ
ジオドラマ」の二部門です。応募〆切は 12 月下旬。
詳細は https://bosai-contest.jp/
*******************************************************************************
【3】トピックス
◆避難所運営ゲーム(HUG)北海道版作成に向けた検討開始!
~ほっかいどう防災教育協働ネットワーク協働プロジェクト~
静岡県で開発された避難所運営ゲーム(HUG)は、大きな地震が発生した際に避難所で起
こりうる様々な出来事を疑似体験することができるため、北海道でも広く防災教育や防災
研修で活用されています。
この静岡生まれの HUG に、雪や寒さなど北海道の地域特性や、大雨災害など避難所運営の
きっかけとなるハザードの違い、医療などの新しい視点を加えた「北海道版」の HUG ができ
ないか検討するため、4 月 30 日(木)
、避難所運営ゲーム北海道版検討会第 1 回検討会議を
開催しました。
検討会は北海道がプロジェクトリーダーとなり、北海道大学大学院の森太郎准教授、日本
赤十字北海道看護大学の根本昌宏教授、東京大学大学院の定池祐季特任助教、札幌管区気象
台、札幌市、北海道社会福祉協議会、北海道教育庁が構成員として参加しています。
第 1 回検討会議では各構成員から HUG の取組状況や防災教育教材に関する情報提供など
を行っていただき、これからの北海道版製作に向けての方向性について活発な意見交換が
行われました。
検討会における各構成員からの意見等を踏まえ、5 月 20 日に北海道版製作の方向性につ
いて静岡県との事前協議を行い、6 月下旬には第 2 回目となる検討会を開催する予定です。
その後研修会等で試作品を活用し必要な修正を行った上で、27 年度内に北海道版を完成さ
せる予定です。
北海道の人々が避難所運営の大変さを知り、自らの災害への備えを見直すきっかけとな
る教材となるよう、知恵を結集してプロジェクトを進めて参ります。北海道版 HUG に対する
皆様からのご意見もお待ちしております。
********************************************************************************
【4】ネットワークへようこそ!
5 月 22 日(金)現在のネットワーク構成員数は、72(20 個人・52 団体)となりました!
http://kyouiku.bousai-hokkaido.jp/wordpress/network/
このコーナーでは、参画いただいた皆様の横顔を順次、ご紹介していきます。
【株式会社岸本組】
株式会社岸本組では、地元美唄市にて美唄市消防本部、美唄警察署の協力のもと、平成 24
年から防災訓練を主催しています。26 年度は美唄市内の小学校にて、前日から防災宿泊研
修を行っていた児童に対し、
「みんなで学ぼう防災訓練」と題して担架を作って搬送する負
傷者移送訓練や消火訓練、火災発生時の煙の体験ができるスモークハウスなどのイベント
を行いました。27 年度も秋に開催する予定です。
防災に関する取組を始めたきっかけとして代表取締役で社長の岸本友宏さんからは、美
唄は災害が少ないため、住民に防災の意識付けを行う必要があり、そのため、住民、行政、
会社が一体となって基礎的な取組を行っている。現在まで小学生などの子どもを対象に楽
しみながら防災を学べる訓練等を行っていましたが、これからは地域の高齢者を対象とし
たイベントも行っていきたいとのお話をいただきました。
建設会社にはクレーンやショベルカーをはじめとした重機があり、地域で災害が発生し
たときには、復旧等で活躍することができます。地域に根ざした企業だからこそできる防災
訓練があります。地域に密着し、企業と行政、住民が連携した防災への取組を皆さんの地域
でも模索してみてはいかがでしょうか。
岸本組 HP http://www.kishimotogumi.com/
******************************************************************************
【編集後記】
いよいよ6月がやってきます。札幌では YOSAKOI ソーラン祭りや北海道神宮例大祭(札幌
まつり)がありますし、小学校の運動会が開催される地方も多く、イベントの多い月でもあ
ります。梅雨のない北海道とあって、札幌の6月は、平年では一年の中で最も降水量の少な
い月となっています。災害史を振り返ると確かに、北海道では雨による災害事例は少ないの
ですが、根室半島沖地震(1973 年)や駒ヶ岳の噴火(1929 年)、明治三陸地震津波(1896 年)
など地震や津波、火山による災害が目立ちます。空の表情が比較的穏やかな 6 月こそ、家屋
の設備や周囲の点検をしたり、防災グッズの中身を入れ替えたりなど、日頃の備えの見直し
や点検を行うには、実に最適な月といえますね。気になる所をみてみようと思います。
(H・
K)
==================================================================
発行:ほっかいどう防災教育協働ネットワーク事務局
(北海道総務部危機対策局危機対策課)
・最新情報発信中!フェイスブック「ほっかいどうの防災教育」
https://www.facebook.com/hokkaido.bousaikyouiku
・ポータルサイト「ほっかいどうの防災教育」
http://kyouiku.bousai-hokkaido.jp