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コトリ ニュース
創刊準備号・無料
2015.5.30
避難所運営ゲーム HUG(ハグ)を体験して
株式会社クリアシフト| 050-3691-3904
162 ー 0042 東京都新宿区早稲田町 72 番地
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動やイベントの運営に役立つ情報を季刊でお送りします
読み上げ係がこうした避難者カードと出来事カードを
きました
矢継ぎ早に読み上げ、運営者にカードを渡します。運営
阪神・淡路大震災や東日本大震災の映像で、避難所の
せん。相談したり悩んでいるうちにも次の避難者がやっ
様子を見ることがありますよね。突然の災害でそれまで
てきます。まさに待ったなし。運営者はお互いに相談し
の生活を奪われ、着のみ着のままで不便な生活を余儀な
ているヒマもありません。誰がリーダーになるかなんて
くされることになった人々のことを思うと、いつも胸が
決めている時間もないのです。当日の避難所はおそらく
痛みます。また、震災当日の避難所はどんな様子なんだ
そんな状況なのでしょう。押し寄せる状況にバタバタし
ろうと考えることがありました。すべてを失ってショッ
ている間に、あっという間に 1 時間が経過していました。
クを受けた人たちが、安全を求めてたどり着くのが避難
最後に運営者同士が反省点を交換しあってゲームは終
所です。運営をする人たちは、あらかじめ周到な準備を
了。私は反省よりも自分の不甲斐なさにガッカリしまし
しているとはいえ、避難所の運営なんて生まれて初めて
た。でも多分、このゲームは上手くやることには価値が
の経験でしょう。それに大災害ですから、その人たちさ
ないのでしょう。「こんなに慌てた」「自分たちが何も出
え怪我をしていたり行方不明であることも考えられま
来なくてガッカリした」ということをあらかじめ体験す
す。
ることに意味があるのではと思いました。
漠然とそんなことを考えていた私ですが、先日、東
多くの自治体では避難所の運営は、町会や自治会が中
京都文京区で行われた避難所運営ゲーム、HUG(ハグ)
心となって運営することになっています。しかし、一般
の体験会に参加してきました。
の住民もそれを担う立場にならないとも限りません。ま
HUG は災害対策先進県である静岡県が考案した、避
た、もし一般の避難者になったとしても、避難所の運営
難所の運営を仮想体験するためのボードゲームです。会
について知っておくことには意味があるでしょう。でき
場に着くと 5 個のテーブルがあり、それぞれに学校全
るだけ多くの人が HUG を体験されることを願ってやみ
体と体育館の見取り図が置いてあります。各テーブルに
ません。
はカードの読み上げ係であるファシリテーターがおり、
文京区で行われた HUG 体験会の主催者の方にお話を
参加者は避難所の運営役として 6 人ずつ各テーブルに
聞きました。主催のみなさんは、普通の保育園ママたち
配置されます。ゲームのスタートにあたって条件が提示
だそうです。
「災害があったら避難所で小さい子どもの
されます。いわく「日時は 3 月初旬、雨降り、午後 3
いる家庭はどうなるんだろうね」という何気ない会話が、
時過ぎに震度 6 の地震が発生、ガス、水道、電気のラ
このイベントのきっかけになったとのこと。こうした身
イフラインは途絶、
電話はつながらずメールはときどき」
近な意識が活動につながるという、ボランティア活動の
など。
理想を見る思いがしました。会場の一室には託児ルーム
それから早速ゲームの開始です。
「避難者が到着。64
もあり、パパが汗かいて子どもの相手をしていたのも印
歳と 76 歳の夫婦、ペットのネコをつれている」
「34 歳
象的でした。(千野)
者はそのカードを校内のどこかに配置しなければなりま
と 28 歳の夫婦、1 歳半の女児はインフルエンザの疑い
あり」
「トイレが詰まっているとの報告あり」。
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