畑作物共済 分割評価基準が変わります! 農林水産省の行政指導により、北海道農業共済組合連合会の分割評価基準が改定さ れたことに伴い、当組合の分割評価基準が平成26年産から一部改定となります。 改定のポイント! 1. 栽培管理区分を「土壌管理」 「肥培管理」 「鳥獣害対策」 「その他」の4項目とする。 2. 分割項目ごとの分割割合の上限を50%とする。 3. 分割割合適用に係る客観的な判定内容を規定する。 ※分割評価とは・・・【畑作物共済損害評価要綱】抜粋 肥培管理の粗放若しくは不行き届き又は病害虫防除の不適切その他、共済事故以外 の原因によると認められる減収量がある場合には、共済事故以外の原因による減収量 と共済事故による減収量とを分割して評価(分割評価)を行い、共済事故以外の原因 による減収量(分割減収量)は、減収として取り扱わないものとする。 ① 新しい分割基準による分割割合(青字部分が新たに設定された事項) 土壌管理 通常管理 不十分管理 中 甚 激甚 0% 10% 20% 30% 50% 軽 10% 20% 30% 40% 60% 中 20% 30% 40% 50% 70% 甚 30% 40% 50% 60% 80% 激甚 50% 60% 70% 80% 100% 通常管理 不十分管 理 ( 含鳥獣害 対策、そ の他事項 ( 病害 ・虫害防除管 理等)) 肥培管 理 軽 ② 分割の種類に係る判定基準(青字部分が新たに設定された事項) 不十分管理の判定内容 分割の種類 土壌管理 肥培管理 (含鳥獣害対 策、その他事 項(病害・虫 害防除管理 等) ) 軽 中 甚 激甚 ①土壌整備が全 く行われておら ず、栽培が行い難 い状態のもの ②土壌管理、防災 管理が全く行わ れておらず、放棄 されている状態 なもの ①肥培管理が ①施肥が基準よ ①無肥料に近く、 ①肥培管理が全 中耕、培土、除草 く行われておら 「中」 ・ 「甚」 ・ 「激 り大巾に少なく 甚」には該当しな 中耕、培土、除草 等が全く行われ ず、放棄されてい ていない状態の る状態なもの いが、分割が適当 等が不十分なも もの ②鳥獣害対策が と判断されるの の ②は種または移 もの ②は種または移 全く行われてい 植が通常のは種 ないため、鳥獣に 植の時期がその 期間を大巾に過 地域の通常のは よる食害等を受 ぎているもの けているもの(鹿 種期間からみて ③無防除の状態 害の発生が常態 遅れているもの であり、作物の被 化しているにも ③防除は行われ かかわらず、何ら たが、使用薬剤や 害が甚大である もの 対策を講じてい 使用時期等が適 切でなく、病害・ ④連作による著 ない等) しい減収が認め 虫害により作物 に被害が発生し られるもの ているもの ⑤鳥獣害対策が ④連作による減 著しく不十分で 収が認められる あるため、鳥獣に もの よる食害等を受 ⑤鳥獣害対策が けているもの(鹿 不十分であるた 害の発生が常態 め、鳥獣による食 化しているにも 害等を受けてい かかわらず、防除 るもの 柵の設置等恒常 的な対策を講じ ていない等) ① 土壌管理が 「中」 ・ 「甚」 ・ 「激 甚」には該当しな いが、分割が適当 と判断されるの もの ①畑作物の栽培 を適切に行うた めの土壌整備が 十分でないもの ②防災管理が十 分でないもの ①土壌整備が不 十分で適切な栽 培が行い難い状 態のもの ②土壌管理、防災 管理が放棄の状 態に近いもの ③ 条件等から明らかに基準単収が不適当と判断される場合 基準単収の設定に当たっては、被害実績の織込み方針が農水省より示達されているので、 損害評価時、肥培管理の分割によるほか土地条件等から明らかに基準単収が不適切と判定さ せる場合は、妥当と思われる基準単収との差について分割評価を行う。 20140401
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