神経難病への挑戦―創薬の実現に向けた様々な取り組み

平成 27 年度日本医療研究開発機構研究費
創薬基盤推進研究事業(研究委託事業)
第 47 回ヒューマンサイエンス総合研究セミナー
「神経難病への挑戦―創薬の実現に向けた様々な取り組み―」
主催:公益財団法人ヒューマンサイエンス振興財団
「難病」とは、医学的に明確に定義された病気の名称ではありません。しかし、昭和 47
年の難病対策要綱で初めて、
「発症の機構が明らかでなく、治療方法が確立しておらず、希
少な疾患で、長期の療養を必要とするもの」と定義されました。今まで医療費を助成する
難病(特定疾患)は 56 疾患だけでしたが、難病対策の見直しがなされ、平成 27 年 1 月 1
日、
「難病の患者に対する医療等に関する法律」が施行されました。また、本年 7 月より医
療費が助成される指定難病が 306 疾患へと大幅に拡大されました。
「指定難病」は、難病の
うち患者数が本邦で一定の人数に達しないこと、客観的な診断基準が確立していることが
要件となっています。
この指定難病の 1/3 近くが神経難病といわれています。神経難病は悲惨であり、個人ある
いは社会に対して大きな損害を与え、患者さんとそのご家族だけでなく神経内科医からも、
その治療法の開発が強く求められています。一方、製薬企業にとって神経難病は、原因不
明で患者数が少ないこともあり、創薬の対象として着手し難い面がありました。しかしな
がら近年、上記難病法の改正など国の取り組みが大きく前進し、さらに神経難病治験にお
ける患者登録の基盤整備など、研究開発の環境が改善されつつあります。製薬企業におい
ても、世界で販売すれば事業として十分採算は取れるという認識が広まっており、神経難
病治療薬の開発はまさにこれからという状況を迎えています。
そこで、神経難病セミナーワーキンググループで議論した結果、各方面からの様々な最
新のアプローチを紹介していただき、神経難病に対する挑戦への手掛りとなることを期待
してセミナーを開催することになりました。当日は、まず神経難病の現状につき臨床現場
の観点からオーバービューをしていただきます。続いて、iPS 細胞や霊長類モデルを利用し
た研究面からの取り組み、官での難病支援対策、患者登録ネットワークなどの臨床開発現
場での基盤整備についてご講演いただきます。さらに、具体的な創薬の観点から、医師主
導治験の動向やドラッグリポジショニングによる新薬開発、グローバルでの研究開発動向
についてお話を伺います。
今回のセミナーは神経難病の創薬に向けた動向を把握していただく絶好の機会と考えて
おります。医薬品企業の創薬研究者、研究企画担当者、学術・開発など本セミナーにご興
味を持たれる多くの皆様に是非ご参加いただき、活発な議論を通じて神経難病への挑戦に
つなげていただきたく、ここにご案内申し上げます。
以上
日
時:平成27年12月18日(金)12:50~18:15
場
所:全社協・灘尾ホール
電話:03-3580-0988
東京都千代田区霞が関3-3-2 新霞が関ビル LB 階
定
員:200名
受講申込:添付の受講申込書に所定の事項をご記入の上、財団事務局までファックスに
て申し込んで下さい。あるいは、氏名(フリガナ)
、勤務先・所属、申込区分、
住所(電話・FAX)を明記の上、E メールにて([email protected])
宛お申し込み下さい。申し込みを受け付けましたら、参加証をお送り致します
ので、当日受付にご提出下さい。
申込締切: 平成27年12月16日(水)
(但し、定員になり次第締め切らせて頂きますので、ご了承下さい)
参 加 費:
無料
留意事項: ・質問に際して、ご所属・お名前は言わなくて結構ですので、積極的な質問を
お願いします。
・講師の先生には最新の情報を自由にお話いただくようお願いしていますので、
無許可の写真撮影、録音は原則として禁止とさせていただきます。
・スライドコピーは作成せず、講演要旨集のみ当日配布致します。
連 絡 先: 公益財団法人ヒューマンサイエンス振興財団
〒101-0032 東京都千代田区岩本町 2-11-1 ハーブ神田ビル4F
担当者:山下 剛一
電話:03-5823-0361
FAX:03-5823-0363
ホームページアドレス: http://www.jhsf.or.jp (セミナー案内掲載)
交
通: 東京メトロ銀座線 虎ノ門駅下車(11 番出口) 徒歩5分
東京メトロ丸ノ内線・日比谷線・千代田線 霞ケ関駅下車(A13 番出口)
徒歩7分
東京メトロ丸ノ内線・千代田線 国会議事堂駅(3 番出口)徒歩 5 分
地
図: