平成27年4月16日 中央区立郷土天文館 中央区立郷土天文館「タイムドーム明石」 企画展「築地小劇場とその周辺」-新蔵資料を中心に- 【企画展概要】 明治時代後期、近代化の進む日本において演劇界では歌舞伎や書生芝居といった旧来の演 劇から脱却し、西欧の近代的な演劇を目指す「新劇運動」が起こりました。明治 36 年(1903)、 坪内逍遥、島村抱月によって設立された文芸協会にはじまり、明治 42 年(1909)、二代目 市川左団次、小山内薫により、自由劇場が設立、大正 2 年(1913)には島村抱月、松井須 磨子によって芸術座が結成されました。そして関東大震災後の大正 13 年、土方与志、小山 内薫を中心に劇団築地小劇場が結成され、日本初の新劇常設劇場である「築地小劇場」が築 地に誕生しました。新劇運動の潮流のなかで誕生した新築地劇団、新協劇団、前衛座、左翼 劇場など、多様な劇団がここで作品を上演しています。 新劇運動の象徴として長らく親しまれてきた築地小劇場は昭和 20 年 3 月 10 日の空襲で 焼失したが、日本の演劇史において大きな足跡を残しました。本展示は築地小劇場が昨年開 場 90 周年を迎えたことを記念し、これまでに収集してきた築地小劇場に関わる演劇集団資 料のコレクションから、昭和 20 年に空襲により劇場が焼失するまでに上演された各劇団の 公演ポスターおよび演劇関連資料を紹介しています。 【期間等のご案内】 ◎期 間 平成 27年4月11日(土)~5月24日(日) ◎時 間 ・火~金曜日 午前 10 時~午後 7 時 ・土、日曜日 午後 10 時~午後 5 時 ※閉館 30 分前には要入場 ◎会 場 中央区立郷土天文館(タイムドーム明石)特別展示室 ◎入場料 無料 ◎休館日 毎週月曜日(祝日の場合は開館し、翌日休館) ただし、5月4日(月)は開館、7日(木)は休館 【展示構成】 ・築地小劇場の開場 ・小山内薫追悼 ・築地小劇場の分裂と新劇団の結成 ・検閲の痕 ・舞台装置家 田辺達 【連続講座】 <第一回> 平成27年4月18日(土) ・新蔵資料の紹介 講師 野口 ・表現の交差点 孝一(中央区立郷土天文館) 講師 増野 -築地小劇場と同時代美術 恵子(早稲田大学非常勤講師) <第二回> 平成27年4月25日(土) ・新蔵資料の紹介 講師 野口 孝一(中央区立郷土天文館) ・築地小劇場と美術家たち 講師 喜夛 孝臣(練馬区立美術館学芸員) 会 場:中央区立教育センター第3,4研修室(郷土天文館と同じ建物の4階) 時 間:午後2時~4時 定 員:当日受付 先着50名 参加費:無料 【交通機関等】 ◎最寄り駅 地下鉄日比谷線 築地駅(3 番・4 番出口)徒歩 7 分 地下鉄有楽町線 新富町駅(4 番・6 番出口)徒歩 10 分 【問い合わせ先】 中央区立郷土天文館「タイムドーム明石」 中央区明石町 12-1 中央区保健所等複合施設 6 階 電 話:03-3546-5537
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