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平成27年度 埼玉県歯科技工士会
学 術 講 演 会
自由研修課程:10 単位・コード:90-51501
主催:一般社団法人 埼玉県歯科技工士会
「歯周組織に調和する歯冠修復物について」
講
師:遊亀 裕一 先生
(日本歯科技工士会会員、㈲山手デンタルアート代表)
開催日時:平成 27 年 12 月 6 日(日)12:30~17:30
開催場所:埼玉歯科技工士専門学校
歯周組織に調和する歯冠修復物について
歯周組織に調和する歯冠修復物と言う観点で考えると、歯と歯肉と骨が適切な関係になっている生
物学的幅径の状態で製作した歯冠修復物でしょう。しかし、実際の技工に発注されるケースは、生物
学的幅径の状態とは異なっていることが多くありませんか。
捻転歯や矯正治療を行う予定のない歯列不正、歯頸線が不揃いでエンブレジャーが不規則な広さ
で観察される歯列群、歯周治療の安定後大きく歯肉退縮した歯などが修復対象で、むしろ生物学的
幅径の歯周組織環境による技工依頼は少ないのが現状です。
しかし、私達歯科技工士が多くの患者さん、あるいは歯科医師から求められているのは、様々な条件
下でも術後トラブルの少ない機能と審美を維持できる歯周に調和した歯冠修復物です。
私はそのような修復物を製作するために、いくつかのルールを設けています。
今回は、このルールを臨床例とともに述べ、皆様のお役に立ちたいと考えています。
遊亀 裕一 先生(有限会社
山手デンタルアート代表)
【ご略歴】
1977 年:日本大学歯学部付属歯科技工専門学校卒
1988 年:横浜市にて(有)山手デンタルアート開業
2006 年:明倫短期大学臨床教授就任(現在に至る)
2009 年:文部科学省委託事業
潜在的歯科衛生士の再就職促進研修会講師
2010 年:全国歯科技工士教育協議会.研修会講師
現 在 :日本歯科色彩学会理事
日本顎咬合学会指導歯科技工士
日本歯科審美学会会員
日本臨床歯科補綴学会会員
W クリック会員
JDA 正会員
京セラメディカルセミナー講師
GC セミナー講師
【主な執筆】
*ラボサイドへの情報伝達-いかに補綴のイメージを共有するか-(共著)歯界展望.2003 年 10 月
*補綴主導型インプラントとその技工(共著)QDT 別冊 YEAR BOOK.2003 年
*咬合調整の少ないクラウンの作り方.デンタルダイヤモンド.2003 年 11.12 月
*デジタル画像により様変りする歯科技工士への情報伝達(共著)日本歯科評論.2004 年 5 月
*前歯部歯冠修復における「レジンガム」応用テクニック.日本歯科評論.2005 年 9.10 月
*みんなでいっしょに歯周補綴(共著)歯界展望.2008 年 4.5.6 月
*FUNDAMENTALS of Esthetic Dental Technology 審美歯科技工の原理原則(共著)歯科技工別
冊.2009 年
*診療室・技工室から補綴臨床を考える(共著)2010 年 1 月 株式会社ジーシー
*キャスタブルゴールドアバットメントの技工操作 2010 年 4 月 Japan Medical Materials Corporation
*問われるインプラント、チーム連携で安全・安心―患者を中心に据えた質の高いチーム医療のあり方を考える(共
著)2012 年 08 月 ザ・クインテッセンス
*生体と調和する歯周組織にやさしい歯冠修復物、その考え方とラボワーク .クインテッセンス出版 2014 年 6 月
【ご連絡先】
有)山手デンタルアート
〒231-0825
横浜市中区本牧間門 49-7
Phone&Fax 045-623-0334
HP http://www7b.biglobe.ne.jp/~yamatedentalart/
e-mail
[email protected]