・黄金塚古墳(こがねづかこふん) ・取石池(とろすいけ)

・黄金塚古墳(こがねづかこふん)
信太山丘陵先端に位置する前方後円墳です。大きさは全長約 94m、後円部径約 57m・高さ約
9m、前方部幅推定約 42m・高さ約 6.5m。古墳時代前期末(4 世紀後半頃)に造られ、後円部
に木製棺が三つ平行に並んでいました。中央の棺の周辺から出土した鏡には景初三年(239 年)
と記されていました。他にも国の重要文化財に指定されるような豪華な埋葬品が多数出土したため、
この地域を支配していた有力者の墓ではないかといわれています。秋にはススキが一面に咲き、夕
日に照らされることで黄金色に輝きます。
・取石池(とろすいけ)
資源化センターが立地する場
所には、かつて大きな池が広がっ
ていました。 昭和 16 年に埋め
立てられたため、現在は案内板で
当時の様子を知ることができま
いも
す。この池は「妹が手を取石の池
ま
ね
け
の波の間ゆ鳥が音異に鳴く秋過
ぎぬらし」(取石池の波間に浮か
ぶ水鳥の鳴き声が、昨日までと違
って聞こえるよ。ああもう秋も過
ぎてゆくのだなあ)と万葉集で詠
まれ、奈良時代から景色のいい場
所として知られていたようです。