〒041-0844 北海道函館市川原町 5 番 13 号 TEL 0138-51-2271 FAX 0138-51-2273 http://www.kanko.hokkaido-c.ed.jp/ 機械科の紹介 私たちの身の回りにあるものは、すべて誰かが設計して誰かが作ったものです。日本はものづくり立国と言わ れ、高い技術力は世界で評価されています。 例えば、自動車を作るためにはどのような知識や技術がなければならないでしょうか。まず、材料や加工方法 について知らなければなりません。すべて鉄で作れば丈夫かもしれませんが、重たく錆びてしまいます。強度が あって、熱やサビに強く、軽い材料はどうすればできるのでしょうか。次に設計する力が必要です。同じ材料で も、形状や加工方法によって強度が変わってきます。機械科では、これらのものづくりに必要な基礎的な知識や 技術を、教室での授業と実践的な実習作業を通して身につけていきます。また、ものづくりを実践していくには、 国語や数学、理科といった普通教科の基礎力が必要になるので、中学校の時苦手だった生徒も一生懸命勉強して います。 機械科では、在学中に危険物取扱者をはじめ多くの資格に挑戦し、取得することができます。資格は、就職の 際に大きな武器となるため、進路選択の幅が広がります。みなさんの先輩には、様々な資格を取得し、立派な技 術者として社会で活躍している人がたくさんいます。ものづくりが好きな人、機械の操作や加工に興味がある人、 あるいは自動車や機械製造の仕事に就きたいという人は、機械科でその手に確かな技術をつけてエンジニアを目 指しませんか。 どんな材料で、どんな機械で作 どこにどれだけの力が掛かるか計 ればいいのかな? 算しないと、すぐ壊れちゃうよね。 →機械工作 →機械設計 自動車以外でもエンジンは使われて いるよね。どんな仕組みで動いている 設計したものを人に伝え るために図面を書かない といけないね。 のだろう? →原動機 →機械製図 実際にいろんな機械を使って 車もコンピュータで動いているけど、コンピュ ものづくりをしてみよう。 ータの頭の中ってどうなっているのだろう? →実習、課題研究 →情報技術基礎 機械科でどんな勉強をするか分かったかな? この他に、一般教科ももちろん勉強するよ。専門教科は計算が多いから、特に数学の知識が大切になるよ。 科 目 学 「情報技術基礎」 習 内 容 コンピュータ、OS、CAD、製図の実習をとおして機械の基礎を学習します。 「機械製図」 「工業技術基礎」 旋盤、溶接、板金、鍛造、鋳造、手仕上げなどの各テーマにおいて実習を行います。ものづ 「機械実習」 くりの基礎・基本を学びます。 「工業数理基礎」「機械工作」 金属材料の性質、材料強度、機械の機構、流体、熱力、工作方法、工作機械、 「機械設計」「原動機」 原動機、制御、各種機器、工程管理など機械に関する理論の基礎・基本を学びます。 4年間の集大成として、生徒自身が取り組みたいテーマを考え、1年間かけて作品の製作を 「課題研究」 行います。 2・3・4年生製図 (コンピュータによる製図) せんばん 2年生実習(旋盤によるコマ製作) たんぞう 2 年生実習(鍛造) 円柱状の鉄を切削して鉄製のコマを製作 金属は熱すると軟らかくなります。この 2・3年生は手書きで部品などの図面を描 します。作ったコマは誰が一番良く回るか 性質を利用して金属を加工するのが鍛造 きます。製図のルールが理解出来たら、 競っています。 です。ハンマーを使い、叩いて形を作っ PC で図面を描きます。 ていきます。 ちゅうぞう 2年生実習( 鋳 造 ) 3年生実習(溶接) 4年生課題研究 アルミニウムを溶かして表札を作りま 金属と金属を接合するために用いられま す。上写真はアルミニウムを重油炉に入 す。ガス溶接やアーク溶接を用いての接合 実習の時間で学んだ旋盤を利用してスタ れて溶かしているところです。 方法を学びます。 ーリングエンジンを製作します。エンジ (スターリングエンジンの製作) ンが動くためには精度が重要です。 卒業生の進路先(平成 26 年度) 【就職】株式会社セノン 株式会社山万金木水産食品 函館環境衛生株式会社 川元建設株式会社 池田工業株式会社 有限会社はたざわ電装 ※平成 29 年度より機械科は電子機械科に名称が変わります。
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