製図 - 新潟県立長岡工業高等学校

平成26年度シラバス
『製
教科(科目)
工
使用教科書
実教出版
副教材等
歯車減速装置テキスト
1
業(製図)
図』
単位数
2単位
学番38
科・学年
新潟県立長岡工業高等学校
機械科・3学年
『機械製図』
学習プリント
『本校機械科編集』
学習目標
これまでに学んだ製図の技能や知識と機械工作・機械設計・実習で学んだ知識を総合し、実際に用いられる歯車減
速装置の設計製図に活用することによって、これらの科目の融合した知識と実技を身に付ける。
2
指導の重点
・機械製作において、製作図の重要性を考え、どのようにして製作図が作成されているかを理解する。
・製図に関する規格に従って、製作図を正しく読み、かくことができる。
・機械要素の種類・構造・用途および規格などを理解し、それらの図面を正しく読み、かくことができる。
・設計製図に取り組むことにより総合的な製図能力を養う。
3
学習計画(1単位時間
月
4
5
6
50分)
学習項目
1.歯車の基礎
(1)歯車の種類
(2)各部の名称と歯形曲線
(3)歯の大きさ
(4)速度伝達比
(5)歯車の図示方法、寸法お ・平歯車の製図を例に、歯車の図示方法、寸法およ
よび要目の記入方法
び要目の記入方法
3
(6)確認テスト
1
2.平歯車の図面作成
7
9
10
11
12
1
2
学習活動・指導内容
時間
評価方法
・歯車減速装置の計算に必要な平歯車に関する一般 10 学習プリント提出
的な事項
確認テスト
・平歯車の概要
1
・平歯車の図面作成(教科書例)
5
課題プリント
授業中の図面作成進
行状況
課題図面提出
3 .減 速 歯 車 装 置 の 設 計 製 ・設計書の必要性とまとめ方
22 設計書の点検
・歯車減速装置の構造と設計仕様
図
設計書の提出
・大小平歯車の歯数計算
授業中の図面作成進
・入力軸・中間軸・出力軸の軸径の計算
行状況
・オイルシールと玉軸受の選択
組立図の提出
・大小歯車の強度計算。
・歯車形状および大歯車各部の寸法計算
・部品図の寸法記入と確認
・軸受箱の寸法
・設計書の完成と点検
・歯車減速装置の組立図作成開始(2次元CAD) 10
・歯車減速装置の組立図進度状況確認
・歯車減速装置の組立図完成
18
4
評価規準と評価方法
関心・意欲・態度
・機械技術者としての望まし
い心構えや態度を身に付け
ている。
・設計製図に関心を持ち、他
の専門科目と関連づけて、そ
の意義を理解しようとして
いる。
具体的な評価方法
思考・判断
技能・表現
・設計製図について、機械工 ・製図に関する基礎的・基本
作・機械設計・実習との関連 的な知識を、的確に図面に表
を的確に把握できる。
現できる。
・機械製図の規格を理解し、・機械製図の規格に基づいた
的確に判断し活用できる。 わかりやすい図面を作成で
きる。
知識・理解
・製図に関する基礎的・基本
的な知識を身に付けている。
・現代の工業生産活動におい
て図面がどのような役割を
果たしているか理解できる。
1.歯車の一般事項が理解できているか、授業中に確認テストを行う。
2.図面の作成
(1)提出期限内に作品を完成させ提出できたか。
(2)線の種類が用途によって使い分けられ、太さや濃さが統一され、明瞭に、寸法通りに正しくかかれているか。
(3)寸法記入や注釈に用いる文字や数字が規格に準じてかかれているか。
(4)部品図の寸法が正しく記載され、組立図に矛盾がないか。(減速歯車装置)
3.歯車減速装置設計書
(1)設計書は、丁寧に、見やすく記載されているか。
(2)各人の仕様から求めた軸や歯車の強度計算や各部の寸法が正しく計算されているか。
(3)計算した結果に基づいて、機械要素の規格表から適正な部品が選択されているか。
(4)部品図に正しく寸法が記載され、組立図の寸法に矛盾がないか。
5
その他(担当者からの一言・留意点など)
1.授業時間内に図面や設計書を完成させ、作品の提出期限を守ってください。
2.完成した図面は、必ず自分で検図を行ってから、提出する習慣を身に付けてください。
3.歯車減速装置の設計製図は、製図の知識のほかに「機械工作」・「機械設計」・「実習」とも深く関わっています。
これらの科目もしっかりと学んで総合力を付け、製図に応用しましょう。