スライド 1 - NPO法人健康情報処理センターあいち

表
健診結果(尿酸)情報の提供
※尿酸を測定している場合に使用してください。
痛風関節炎(いわゆる「痛風」)に多くみられる足の関節の痛み等の自覚症状がない状況を想定しています。
痛みがある場合は、医療機関の受診をお勧めします。
質問
あなたの尿酸値は
8.0mg/dl以上 ですか
はい
いいえ
高尿酸血症の状態です。このまま治療を行わない場合、痛風関節炎(いわゆる「痛
風」)を生じて、足の関節などに強い痛みを生じる危険性があります。
また、血清尿酸値の上昇は、腎障害、尿路結石、メタボリックシンドローム等のリスク
を高めることがわかっています。まず、生活習慣の改善に取り組み、肥満を解消す
ることが必要です。具体的には糖分を控えるなどして食生活を改善し、運動不足に
ならないように体を動かしましょう。水分を十分にとることも大切です。またアル
コールは、プリン体がふくまれているかどうかにかかわらず血清尿酸値を高めま
すので、種類を問わず控えてください。
こうした生活習慣の改善に取り組んだうえで引き続き健康状態を確認するため健
診を受診しましょう。次回の健診結果で血清尿酸値が9.0mg/dl以上なら薬物治療
が推奨されます。
質問
あなたの尿酸値は
7.1~7.9 mg/dlですか
はい
いいえ
高尿酸血症の状態です。すぐに痛風関節炎(いわゆる「痛風」)を発症する可能性が
高い値ではありませんが、痛風関節炎を生じて、足の関節などに強い痛みを生じる
危険性があります。また、血清尿酸値の上昇は、腎障害、尿路結石、メタボリックシン
ドローム等のリスクを高めることがわかっています。まず、生活習慣の改善に取り組
み、肥満を解消することが必要です。具体的には糖分を控えるなどして食生活を
改善し、運動不足にならないように体を動かしましょう。水分を十分にとることも大
切です。またアルコールは、プリン体がふくまれているかどうかにかかわらず血清
尿酸値を高めますので、種類を問わず控えて下さい。健康状態を確認するために、
今後も健診を受けましょう。
質問
あなたの尿酸値は
1.5~7.0 mg/dlですか
はい
今回の健診の結果は、血清尿酸値は正常値です。
健康状態を確認するために、今後も健診を受けましょう。
あなたの尿酸値は 1.5 mg/dl未満ですね
いいえ
血清尿酸値が低すぎる状態です。何らかの病気で薬物治療を行っている場合は、薬の調節など、かかりつけの医療
機関にご相談ください。薬物治療を行っていない場合は、腎臓からの尿酸排泄が過剰な状態であることが考えら
れます。医療機関を受診して精密検査を受けてください。
引用:標準的な健診・特定保健指導プログラム(平成25年4月)
健診結果とその他必要な情報の提供(フィードバック)文例集
監修
特定非営利活動法人 健康情報処理センターあいち
裏
高尿酸血症(痛風)に関する資料
痛風とは、尿や便とともに排泄される尿酸が血液中にたまった状態です。
ふだんは無症状ですが、放置をすると尿酸の結晶が関節や足の親指の付け根に
たまり、激痛を伴う「痛風発作」を引き起こします。
尿酸の健診判定値: 1.5 ~ 7.0 mg/dl
引用:標準的な健診・保健指導プログラム【改訂版】平成25年4月厚生労働省 健康局
血糖高値に関するフィードバック文例集より
ここがポイント(生活習慣改善)
プリン体の多い食事を控える
水分を多めにとる
ストレス解消
とり過ぎには十分注意が
必要です(肉、魚、納豆等)
水分補給で尿量を増やし
尿酸の排泄を促します
ストレスは尿酸値を
上昇させる危険性があります
適度な運動をする
お酒を控える
減塩を心がける
肥満の人ほど
尿酸がたまりやすい
特に清酒、ビール、ワインには
尿酸のもととなる
「プリン体」が多く含まれています
高尿酸の人は高い
確率で高血圧を
合併しているため
高血圧予防とし
て減塩を心がけ
ましょう
ここがポイント(薬物療法)
いずれも医師の診断に従い、指示を正しく守って服用します
尿酸値を下げる薬
高尿酸血症のタイプ(尿酸排出低下型、尿酸生産過剰方)によって薬を選択します
痛風発作を予防する薬
関節の腫れなどの発作予防に有効です
激しい痛風発作がおこってからでは効果がありません
痛風発作の腫れ痛みを軽減する薬
痛風発作がおこった時、短期間に使用して炎症を抑えます