2013年の営業総括

 Vol.43 2013年12月号
2013年の営業総括
今年も残すところわずかとなりました。アベノミクス効果で国内景気は上向きと言われながらも、
まだまだ業績への影響は実感できていないのが実情でしょうか。2013年の営業を振り返ります。
低迷が続くパチンコ市場
今年のパチンコ市場は昨年に引き続き、客数・稼働とも
に低下の一途をたどったと言えます。低貸玉営業に至っては、
営業施策も完全に行き詰まりとなった感があります。遊技機
に目を向けると、
「海物語」
「牙狼」
「北斗の拳」などが根強
い人気を見せた反面、マンネリから明らかに下火となった定
番コンテンツも目立ちました。また、数年ぶりに各メーカーか
ら相次いで羽根物が発売され、4円パチンコの復活の切り札
として注目を集めた時期もありました。しかし、供給が増える
につれて盛り上がりも徐々にトーンダウンし、一時のブームを
超えるものではなかったと言えます。このような背景も重なり、
ホールによる新台の買い控えも顕著に表れています。高コス
ト体質からの脱却とも言えますが、現状は遊技機に代わる価
値を提供できているとは言い難く、来年は更なるファン離れ
が懸念されます。
ピークアウトを迎えたパチスロ市場
昨年までホールの業績を下支えし続けたパチスロ市場も、
遂に今年はピークアウトを迎えたと言えるでしょう。
「北斗の
拳」
「AKB48」などのヒット機種も登場しましたが、一昨年
末頃の盛り上がりには遠く及ばず、全体稼働は頭打ちの状
態が続きました。また、高純増AT機を主流とするコイン単
価の急激な上昇に対して、
「ボーナス+ART」型のコイン単価
をやや抑えたタイプが登場して注目を集めましたが、トレンド
を生み出すほどのヒット機種は生まれていません。低貸メダ
ル営業では、低射幸化の極みとも言える2スロが局地的に
シェアを伸ばし、主流の5スロに影響を及ぼしています。来
年は正念場と言えるパチスロ営業ですが、未だ不安定な射
幸性再編成の動きに再び変化が訪れることでしょう。
外的要因とコンセプトの確立
消費税の増税を来年4月に控え、可処分所得の減少に伴
う稼働低下が予想されます。カジノ合法化の問題も、今後何
らかの影響を受ける可能性は否定できません。外的要因に目
を向けると逆風が吹き続けているとも言えますが、それに立
ち向かうためにも明確なコンセプトが重要です。営業施策も
行き詰まりを見せ、遊技機依存にも限界が見えた今、自店
のコンセプトをお客様へ明確に提供することができなければ、
数あるホールの中で生き残っていくことは難しいでしょう。自
店のコンセプトを今一度確立し、お客様に体現する術を磨き
ましょう。
激動の2014年、
自店のコンセプトを確立し、外的要因に立ち向かおう。
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