活動報告No.19(平成26年11月発行)

稲城市議会議員(若葉台ワルツの杜在住)
あたる
中田 中 議員活動報告
No.19
2014.11.14発行
• はじめに
8月から9月にかけての活動内容についてご報告させていただきます。8月は夏祭り
や盆踊りなどの地域活動に参加させていただきつつ、総務委員会(8/1)、議会運営委
員会(8/11)への出席、8/20以降は9月議会の議案説明や代表者会議など9月議会の
準備に追われました。9月は9/1から9/30まで9月議会です。放課後子ども教室や路上
喫煙マナーに関する一般質問、総務委員会、補正予算委員会に出席しました。
【お詫び】 前回18号で、iバスのダイヤ変更を10
月2日からと記載していました。正しくは「10月1日
から」ですお詫びして訂正させていただきます。
若葉台地区の小中学校の設備補修に
ついて一般質問を行いました
(質疑の要点)
質問:若小体育館の雨漏りについて、これまでの対
応と現在の状況は?
(回答)これまで繰返し補修を行ってきたが、施設
構造が極めて複雑などの事情から、雨漏りを根絶
できずにいた。平成25年度の非構造部材落下防
止工事調査と合わせ、専門業者による状況確認を
行い、本年8月に補修を行った。
質問:今夏のゲリラ豪雨や台風時の状況は?
(回答)8/10の大雨時に確認したところ、改修前よ
り状況は改善されたが雨漏りを完全に止めること
はできていない。今後も随時状況確認を行う。
※市として対策を行ったことを評価し、今回はそれ
以上の指摘は行いませんでした。しかし、9月末に
体育館入口の天井板の劣化が進んでいることを
指摘し、応急手当てを実施してもらう、という事態
が発生。市の対応を引き続き注視していきます。
質問:稲城六中の中庭の現在の状況は?
(回答)園芸部が一部を利用し植物を育てている。
またボランティア中心に整備を行っている。
質問:教育委員会としての支援の考え方は?
(回答)学校とPTAが活用方法を考えることが基本
である。今後要望があれば状況に応じて検討する。
K
※その他、放課後子ども教室の夏季休業中の実
施状況、iプラザと地域の連携、歩行禁煙等の防
止について質問を行いました。
総務委員会「原発再稼働中止を求める
陳情」に反対討論を行いました
(陳情の概要)
・国民の生命、安全最優先の立場から国に「原発再
稼働中止」の意見書を提出してほしい。
(我々の考え方)
・我々は原発ゼロに反対するわけではありません。
将来的には原発ゼロを視野に入れつつも、当面は
安全が確認されたものから順次再稼働していく必
要があると考えています。
・原発からの即時撤退は、放射性廃棄物の安全な処
分方法や廃炉方法を確立されていない現時点で
は現実的ではないと考えます。技術開発には優秀
な人材と多額の費用が必要となるのに、その確保
が難しくなってしまうからです。
一度走り出した原発という巨大産業は撤退するに
もそれ相応の時間と費用が必要だと思います。
・私たちは将来的には原発はゼロにすべきと考えま
すが、それは「今」ではありません。
・本陳情の趣旨「原発再稼働中止を求めること」は、「
原発即時ゼロを求めること」と同等であり、それは現
時点では現実的な解決策では無いと考えるため、
本陳情には賛同することができません。
総務委員会「消費税増税の撤回を求め
る意見書提出を求める陳情」に反対討
論を行いました
(陳情の概要)
・消費増税を撤回し、10%への引き上げに反対する
意見書を政府に提出してほしい。
(我々の考え方)
・消費増税法には景気条項が附則として定められて
おり、それに基づいて実施判断が為されるのであ
れば、増税撤回を求める必要は無いと考えます。
・消費税は弱い者いじめの税金とありますが、これは
、高所得者と低所得者が同じ品物やサービスを買
う場合はその通りですが、多く消費すればそれだ
け多く支払う税金であるとも言えるので、必ずしも弱
い者いじめとは言い切れないと思います。
・社会保障制度の抜本的な見直しが求められる現在
、消費税のように広く薄く負担する税制は除外すべ
きではないと考えます。
・増税撤回は経済状況による判断を否定することに
なるため、本陳情には賛同することができません。
稲城市の平成25年度決算についての意見
9月議会では平成25年度の決算認定が行われました。個別の支出の適切性ももちろん大切ですが、将
来世代へ負担を先送りしないためにも「経済運営の健全性」に重点を置いてチェックさせていただきました。
1.市の財政の“ゆとり度”
市が自由に使える収入(市税+交付税等)と、必ず
払わなければならない支出(経常支出)との比率で
確認します。平成25年の値は84.1%。適正水準では
ありませんが、近隣自治体(ほとんどが90%超)との
比較では健全だと判断できます。また数値は2010年
以降、悪化する傾向にありますが2009年以前よりは
低い水準を維持していると言えます。
経常支出には人件費、借金の返済(公債費)や委
託費などが含まれてます。これが多いということは職
員・施設・借金等が多いということです。この指標が
悪化しないように今後も注視していく必要があります。
適正水準(70~80%)
2.実質的な“市の借金”
市の借金とは、市債と債務負担行為
(後年の予算の先取り)の合計から基金
(市の貯金)を差し引いた額を指します。
本市の借金の特徴は、①3年周期で
増減、②全体的に徐々に増加、の2点。
①は、南武線沿線等の土地区画整理
事業の費用を3年ごとに先取りしている
ため。②は、近年健康プラザの建設や
南山小の土地買取等の大型事業が続
き、市債発行額が増加したため。
ただし市の人口や経済活動などから
算出される財政規模(標準財政規模)も
増加しているため、その比率を見ると
それほどは増加していないことが分かり
ます。
市の借金も増えてはいますが、決して無計画に増やしているわけではなく、市の経済規模にあった範囲
に抑える努力はしていると判断しています。
【長峰地区のあすか創建事務所建設計画について】
長峰地区の総合体育館前の空地(UR未処分地)に、あすか創建というガス管工事を行う業者の事務所
が建設されることになり、一部で反対運動も行われていますが、これに対する私の考えを記載します。
市の都市計画の内容を考慮すれば、商業施設等の誘致を求める住民の声は尊重すべきと考えます。し
かしながらUR未処分地の売買はURと事業者間で行われるものであり、法令等を遵守している限り、市は
売買を拒否できる立場にありません。ただし建設計画が具体的になってきた段階で、周辺の子ども達の安
全確保や住環境への配慮等、市として申し入れるべき事項が出てくると考えられるため、その時点で最大
限の努力を行うよう、市に求める必要はあると考えます。
【編集後記】
8月末には若葉台夏祭りが開催され、ステージ
や花火、たくさんの出店など、大いに盛り上がり
ました。若葉台地区の地域力はすごい、との声
もありますが、実態は数名の古参メンバーが中
心となり、各自治会役員の協力を得て何とか実
施しているのが状況です。この状況に非常に危
機感を感じています。地域活動を継続するため
の実施方法の見直しや体制づくりが必要です。
編集・発行: 「中田 中を応援する会」
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