CB 造耐震診断規準及び補強法検討委員会活動報告

CB 造耐震診断規準及び補強法検討委員会活動報告
2015 年 3 月 30 日
【委員会委員(当初)】
吉野利幸(委員長)、植松武是(幹事)、木村芳昭(幹事)、秋田谷三雄、足立裕介、
石山祐二、稲妻充倫、井上敏明、大久保全陸、川治正則、奈良謙伸、西川 忠、
後藤
、野田
(以上
19 名)
恒、長谷川寿夫、平井卓郎、毛利 哲、吉田健司、米澤 稔
【委員会開催】
平成 24 年度4回
平成 25 年度7回
平成 26 年度6回
【委員会報告】
平成 26 年 12 月 12 月 4 日 研究課題報告会にて中間報告
平成 27 年 12 月
研究課題報告会にて最終成果報告(予定)
【成果物の内容】※現在、取り纏め中であり、まとまり次第公表する。(平成 27 年 7 月 30 日)
提案予定の規準は、もともとCBは耐久性に優れた建材で凍害にも強く、過去の大地震で倒壊
に至るような被害はほとんど無かったことから、適切に施工された補強CB造建築物は相当の耐
久性と耐震性を持っていること、また、1~2階建ての比較的小規模な物件を対象とすることを
前提とし、①簡単な調査、計算で判断できることと、②耐震診断を専門業務とする構造技術者で
なくても実施可能であることをコンセプトとして作成されています。診断法には、劣化等の異常
が無い状態を対象とし、短期許容応力度計算(AIJ 規準)より得られる必要壁量を充足している
か否かを診断する「簡易診断」と、建物全域に渡る甚大な劣化のある建物は対象外ですが軽微で
局所的な劣化にとどまっている建築物への適用は可能とし必要保有耐力を確認する「詳細診断」
の2つがあり、それぞれ独立した診断法として位置付けられています。
「既存補強CB造耐震診断基準(案)」
第1章 総則
1.1 基本方針
1.2 適用範囲
1.3 用語の定義
第2章 簡易診断
2.1 簡易診断
2.2 簡易診断のための現地調査
2.3 簡易診断シート
第 3 章 詳細診断
3.1 詳細診断
第4章 補強法
参考資料
付1
補強CB造建物の過去の地震被害の特徴
付2
道内市町村に対するCB造建物の実態調査結果
付3
日本建築学会の補強CB造設計基準の構造規定の変遷
付4
JISA5406及び北海道条例の変遷
付5
補強CB造三角屋根妻壁の面外方向の検討
付6
簡易診断及び詳細診断の適用例
付7
補強」セラミックブロック造建築物の取扱い
以上