6 年生ボーイズの選手へ 兵庫FC永浜 第37回全日本少年サッカー大会 2013兵庫県大会に向けて 春の兵庫県大会を優勝した後、 選手の表情・言動に、危機感を覚えました。 自信をつけた堂々としたプレーヤーに変わってくれることを期待していたのですが、私の目に、 そうは映りませんでした。満足感・達成感なのでしょうか、うまいのですが、集中できていないプレー が目に付きました。私自身、そしてスタッフも、選手と同じように達成感に浸っていたのかもしれませ ん。 全日本少年サッカー大会 兵庫県代表チームになるために ① 自信を持って試合に送り出せる選手を増やすこと ② 仲間の考えを理解し、協調できること ③ 苦しい試合を勝ち抜く精神的な強さを養うこと この3点をクリアすることでした。 ① については、関西フジパンカップで、兵庫県大会に出場していない選手を使い続けました。 大会の結果より、選手育成を目指して使い切り、それなりの成果があったと思って います。 ② については、試合中にしゃべることを要求しました。思ったこと感じたことを口に出す。 コミュニケーションができるようになれば、多くのミスが減ります。 言葉の内容はさておき、自己主張ができるようになりつつあります。 ③ については、試合は、ほとんど勝ちます。普通にやればほとんど勝利を手にします。 普通にやれない状況を作り出し、多くの試合をさせました。 ・ 指導者から出てくる言葉で緊張感を作る。 ・ ハイレベルの戦術を要求する。 ・ 試合中にもかかわらず、ミスの原因を指摘する。 選手にとっては、とてもつらく厳しい2ヶ月間だったと思います。 保護者の皆様も聞いていて、つらかったことでしょう。子どもの人間性にまで口出ししたのですか ら・・・。申し訳ありませんでした。 しかし、今、子どもたちの心も体も変わったことを実感しています。顔つきも子どもから、大人へ変 わりつつあるような気がします。話し方にも、落ち着きを感じるようになりました。 これだけの練習を積み、苦しい状況を乗り越えてきた選手・チームは、おそらくないでしょう。 過去最高のチームではないでしょうか。自信を持って県大会に望みます。 勝負は時の運と言いますが、狙わなければ優勝もありません。このチームで負ければ、監督の責任で す。選手、そして保護者の皆様・コーチングスタッフのみんなに感謝しています。
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