再編強化法施行令の一部を改正する政令案(概要)

農林中央金庫及び特定農水産業協同組合等による信用事業の
再編及び強化に関する法律施行令の一部を改正する政令案(概要)
平成 28 年8月 13 日
農林水産省経営局
1.改正の概要
(1)農林中央金庫及び特定農水産業協同組合等による信用事業の再編及び
強化に関する法律(平成8年法律第 118 号。以下「再編強化法」という。)
においては、特定業務(再編強化法附則第 27 条第2号に規定する特定業
務をいう。)を行う特定承継会社(再編強化法附則第 26 条第1項に規定す
る特定承継会社をいう。以下同じ。)については、銀行又は信用農業協同
組合連合会に適用される法令のうち農林中央金庫及び特定農水産業協同組
合等による信用事業の再編及び強化に関する法律施行令(平成9年政令第
8号。以下「再編強化法施行令」という。)で定めるものの規定について、
特定承継会社を銀行又は信用農業協同組合連合会とみなして適用するとさ
れている(再編強化法附則第 33 条)。
(2)今般、租税条約等の実施に伴う所得税法、法人税法及び地方税法の特
例等に関する法律施行令(昭和 62 年政令第 335 号。以下「実特令」とい
う。)及び犯罪による収益の移転防止に関する法律(平成 19 年法律第 22
号。以下「犯収法」という。)が改正されることに伴い、
① 実特令については、銀行、信用農業協同組合連合会等の金融機関が行
うべき業務(非居住者の金融口座情報の税務署長への提供等)が新たに
追加される(平成 29 年1月1日施行)ことから、これを特定承継会社
にも適用させるため、実特令をみなし適用対象として追加(再編強化法
施行令附則第 14 条第1項第 48 号の2)
② 犯収法については、再編強化法施行令附則第 16 条においてみなし適
用した上で必要な読替えが規定されているところ、今般、犯収法が改正
されること(平成 28 年 10 月 1 日施行)に伴い当該読替え対象箇所にお
いて引用されている条項の番号が変わるため、当該変更を反映(再編強
化法施行令附則第 16 条第2項)
することとする。
2.スケジュール
1の(2)の①については、平成 29 年1月1日施行
1の(2)の②については、平成 28 年 10 月1日施行