「 労 働 安 全 衛 生 法 ( 以 下 「 労 安 法 ) の 改 正 に も と づ き 、 厚 生

これは、 厚生労働省 や労働局の判断に
準じたもの で、支援員 、用務員、給食配
膳員、図書 館司書、教 育相談員、スクー
労安体制 は、直接的 には教職員の健康
だ 判断です。 この規定で現 在の職員数の
ど 、学校に勤 める職員の ほとんどを含ん
ルカウンセ ラー、語学指 導員、NETな
を守るため の体制です が、それにとどま
再確 認を行えば 、尾北にお いて
人以上
らず、働き やすい職場 にすることを通じ
人以下
人以上 の学校だけでなく、
人以上の学校と、それ以下の学
教職員の健康を守るための労安体制は、
を減らすなどの改善を進め、助け合う職
内に仕事を終えられるよう仕事量や会議
とも大切です。そのためには、勤務時間
>
6
.
2
1
.
9
1
.
H
人以上の
職員が
校で大きく異なっています。
ています。
尾北においては、現在、犬山中・古知
野中・宮田中・古知野南小・大口中が
人以上の職場ということで、労安法に基
人に該当するのは
づいた体制が整備されています(裏面資
料参照)
。
また、県教委は、
「常勤・非常勤を問わず年間を通じて勤
務している教職員」
(
8
2
.
0
1
.
5
1
0
2
愛教労
・県教委交渉)との見解を示しています。
とが求められます。
員の大幅増員など教育条件を整備するこ
決するために、少人数学級の実現や教職
さらに、長時間過密労働を根本的に解
場で支え合うことが大切です。
ても、担任まかせにするのではなく、職
の問題行動や保護者とのトラブルに対し
場をつくることが求められます。子ども
康問題を教職員の個人まかせにしないこ
労安体制の改善を進めると同時に、健
などを設置 することが 求められます。
クを行うと ともに、産 業医や衛生委員会
すべての 学校におい て、ストレスチェッ
あります 。
の 教 職 員 で 構 成 さ れ て い る と いう 実 態 が
一方 で、 学校 職場 の多く は、
とな る職場はも っと多くな るはずです。
50
49
て学校 教育 の向 上にも つな がり ます。
「 労働安全衛 生法に基づ く管理体制の整
備 は、教職員が 意欲と使命 感を持って教
育活 動に専念で きる適切な 労働環境の確
保に 資するもの であり、ひい ては、学校
>
「労働安全衛生法」(以下「労安法 」)の改正にもとづき、厚生労働省による全労
働者を対象にした「ストレスチェック制度」が、この 月から始まります。
教 育 全 体 の 質 の 向 上 に 寄 与 す る 観 点か ら
も重要なものです。
」
文科省「公立学校
教育 活動 に 専念 でき る適 切な 職場 に 向け て~ 」とい うパン フレット の改訂 版を作 成
等におけ る労働安全 衛生管理体制の整備
文部科学省では、
「学校における労働安全衛生管理体制の整備のために~教職員が
50
職場では、充実した体制が義務付けられ
について(通知)
」
し、各自治体や学校で活用されるよう取り組みを進めています。
「ストレスチェック制度」をはじめとした「労働安全衛生体制」
(以下「労安体制」
)
のあ らま しと 、そ れが ど のよ うに 改善 され るべ きかに ついて 、みな さんとと もに考
えたいと思います。
学校現 場では、授業 時数が多く 、行事の
準備にも追われ、時間外まで仕事をしても、
明日の授 業の準備すら 十分できな い毎日が
続いていま す。県内で は、毎年、 現職の教
職員の突然 死が続くな ど、いつ誰が 倒れて
も おかしくな いほど大変 な状況も見 られま
す。
この 現状を変え ていく一歩 となるのが、
労安体制の整備なのです(裏面資料参照)
。
「職場 における労 働者の安全 と健康を確保
すると ともに、快 適な職場環 境の形成を促
進する」
(労働安全衛生法第1条)という目
50
No.200
2015・12
■発 行■
尾北教職員労働組合
■責任者■
川崎 徹(池野小)
的を学校 においても 達成するこ とが求めら
50
http://www.b-kyoro.com/
ほ んりゅ う2 00
12
れています。
50
この尾 北で は、 まずは 時間 外労 働の実態
を 把握するこ とが必要と いうことで 、毎月
の 在 校 時 間 記 録 表 の 記 録 が 定 着 し て き まし
た。 この在校時 間記録表は 、労働安全衛生
法に 則った労安 体制の一環 として行われて
人 以上の職場 だけでなく、
いま す。また、産 業医につい ては、労安法
で定め られた
人以下 の学校の教職 員に対して もほとん
になって います。と ころが、在校 時間記録
表や産業医 の取り組み が進んでも 、労働実
態の改善や 職員の健康 管理にほとん ど役立
てられていないという問題があります。
50
50
どの市町 で産業医の 診断が受け られるよう
49
(資料)労安法に
労安法に基づく体制
づく体制
■50人以上
50人以上の
人以上の職場では
職場では
◎ 衛生管理者の
衛生管理者の 選任 …少なくとも週1回学校を巡回し,空調設備などの施設・設備,温度・採光などの環
境衛生,教職員の勤務実態等を点検し,問題があるときは所要の措置を講ずる。上記の措置等について,
月1回の衛生委員会で報告するなど。
◎ 産業医の
産業医の 選任 …教職員の健康管理を行うとともに,少なくとも月1回学校を巡回し,教職員の勤務実態,
学校の衛生状態等の点検を行い,問題があるときは,所要の措置を講ずる。
◎ 衛生委員会の
衛生委員会の設置…①勤務中の事故等に関する原因調査・防止対策と勤務環境管理,④長時間にわたる労
働による教職員の健康障害の防止対策など。
■10から
10から49
から49人
49人の職場では
職場では
◎ 衛生推進者の
衛生推進者の 選任 …学校を巡回し,空調設備などの施設・設備,温度・採光などの環境衛生,教職員の勤
務実態等を点検し,問題があるときは所要の措置を講ずる。
■ストレスチェック制度
ストレスチェック制度(
制度(平成27
平成27年
27年12月
12月より開始
より開始)
開始)
■面接指導の
面接指導の実施(
実施(すべての職場
すべての職場において
職場において)
において)
◎ 教職員の申し出を受けて,遅滞なく医師による面接指導を行う必要がある。①週40時間を超える労働が
月100時間を超え,かつ疲労の蓄積が認められる場合,②ストレスチェックの結果,高ストレスであり医
師による面接指導が必要と判断された場合
◎上記に該当しない場合でも,健康への配慮が必要な者については面接指導等を行うよう努める必要がある。
文科省パンフによると,ストレスチェック検査(例:厚生労働省推奨の「調査票 」)は,50人以上の学校で,
年1回実施することが義務づけられます。ただし,50人未満の学校では,当分の間努力義務とされています。
検査の結果,高ストレスであり医師による面接実施が必要と判断された教職員から申し出があった場合には,
医師による面接指導実施が義務づけられます。そして,面接指導の結果,必要な場合には,作業の転換,労働時
間の短縮等適切な就業上の措置を講じることが義務づけられます。
~厚生労働省が推奨する「職業性ストレス簡易調査票」(抜粋)~
ほ んりゅ う2 00
http://www.b-kyoro.com/