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慶應義塾大学医学部【化学】解答例
Ⅰ
1
(ア)
分極
(カ)
水素イオン(水)
+
(イ)
亜鉛
(ウ)
水素
(エ)
亜鉛
(オ)
亜鉛イオン
-
2
2H +2e → H2
3
・電解液どうしが混合するのを防ぐ。
・イオンを通し電気を導く。
4
(1)
エ
5
(1)
PbSO4+2H2O → PbO2+4H +SO4 +2e
(2)
PbSO4+2e → PbSO4+2e
6
(2)
ウ,ア,イ
+
-
2-
-
-
電子 2 mol あたりの両極の減少量は 160.2 g であるから,求める電気量は,
80×10-3
4
×2×9.6485×10 ≒9.6×10〔C〕
160.2
7
2+
-
正極では Cu +2e →Cu により銅が析出する。A,B,Cに流れた電気量とD,
E,Fに流れた電気量が同じとみなすと,
1 1
80×10-3
3
×2× × ×63.6×10 ≒16〔mg〕増加
2 2
160.2
:
:
Ⅱ
1 :O:
:C:
:O:
2
(1)
CaCO3+2HCl → CaCl2+CO2+H2O
(2)
CaCO3+H2SO4 → CaSO4+CO2+H2O の反応により生成する硫酸カル
シウムは難溶性なので,固体表面がそれで覆われ,反応はすぐに止まる。
3
(1)
Ca(OH)2+CO2 → CaCO3+H2O
(2)
CaCO3+CO2+H2O → Ca(HCO3)2 の反応により生成する炭酸水素カル
シウムは水によく溶けるので,白濁は消失する。
4
3.4 g
圧力を未知数 P とおき,ヘンリーの法則により溶解した二酸化炭素の量を P で
表し,気体の状態方程式より気体の二酸化炭素の量を P で表す。両者の和が封入
した二酸化炭素の量と等しいことから P を算出する。求めた P から溶解した二酸
化炭素の物質量を算出し,それに分子量を掛ける。
5
(1)
A:H2O
B:H2CO3
+
C:H
+
D:HCO3
-
2-
E,F:H ,CO3 (順不同)
(2)
血液中の水素イオン濃度が増すと,
(2),
(3)式とも左に移動し,二酸
化炭素が血液中に溶けにくくなる。この二酸化炭素を排出するため,呼吸は
深く速くなる。
(3)
Ka1=
⎡HCO- ⎤⎡H+ ⎤
3 ⎦⎣
⎣
⎦
+
-7
=11.0×[H ]=4.4×10 より,
⎡⎣H CO ⎤⎦
2
+
3
-8
[H ]=4.0×10 〔mol/L〕
-8
よって,pH=-log(4.0×10 )≒7.4
Ⅲ
1
各元素の質量を求めると,
C:17.6×
12
=4.80〔mg〕
44
H:3.6×
2.0
=0.400〔mg〕
18
O: 7.6-4.80-0.400=2.40〔mg〕
C:H:O=
C5H10O
O
3
よって,組成式
NO2
CH2OC
NO2
A:
D:
*
CH2CH3
O
F:
COH
COC HCHCH2
O
CH3CH2CHCH2CH3
E:
C8H8O3
2
4.80
0.400
2.40
:
:
=8:8:3
12
1
16
OH
CH3
CH2CH3
CH3
C=C
H
C=C
H
H
H
CH2CH3
O
CH2
G:
COH
H:
O
C
COH
O
4
O
NH2
N2Cl
+ NaNO2 + 2HCl →
(a)
COH
COH
O
O
N2Cl
OH
+ H2O →
COH
O
+ N2 + HCl
COH
(b)
+ NaCl + 2H2O
O