特集 S P E C I A L E D I T I O N 1 平成28年度当初予算(案)及び平成27年度3月補正予算(案) 前年度比5.5億円(1.8%)の増加となった平成28年度当初予算(案)は、三木の将来像を描いた「三 木市創生計画 人口ビジョン・総合戦略」に基づき、創生計画を前倒しで実施するための平成27 年度3月補正予算(案)と一体となって編成しました。 「しごとを創る」、「まちのにぎわいを創る」、「教育・福祉を充実する」の3点に重点を置いて取 り組み、雇用を創出・拡大し若者定住を促進する「元気で活力のあるまち」、少子高齢社会に対 応した「多世代共生の住みよいまち」、安心して子育てできる「豊かなくらしができるまち」を めざします。 また、平成27年度3月補正予算(案)では、国の地方創生加速化交付金を活用し、三木の地場 産業である「金物」「山田錦」の振興や、市内観光の推進による市街地の活性化に取り組みます。 1 しごとを創る 地場産業である金物産業や、山田錦をはじめとす る農業は、いずれも従事者の高齢化や後継者不足に 伴い、事業者数や従事者数の減少などの状況が続い ています。 そのため、さまざまな企画・立案・助言等を行う 三木金物産業専属のトータルコーディネーターの設 置や、酒米山田錦の生産奨励などにより、地場産業の振興を図ります。 あわせて、大型集客施設の誘致により新たな雇用の場を創出し、若者の定住を促進することに よって、まちの元気や活力を高めます。 雇用を創出し 若者定住を促進 なお、赤字解消のための基金は、引き続き「取り崩しゼロ」としています。 前 年 度 比 平成 28 年度 予算 (案) 平成 27 年度 予算 増 減 額 増 減 比 額 (A) 31 0.2億円 304.7億円 5.5億円 1.8 % 3 月 補 正 予 算 額 (B) 11.1億円 3.0億円 8.1億円 270.0 % 32 1.3億円 307.7億円 13.6億円 4.4 % − − 当 初 予 算 合 計 (A+B) 赤字解消のための基金取崩額 ゼロ ゼロ 元気で活力のあるまち 既存産業の 振興 平成28年度一般会計当初予算(案) 繰入金 2億円 市債 19億円 国・県 支出金 60億円 歳入 310億円 投資的経費 33億円 市税 110億円 補助費等 41億円 地方交付税等 69億円 市債残高(全会計) と基金残高 市の借金の残高は平成17年度 と比べ131億円減少する一方、 基金残高は27億円減少していま す。 その他 12億円 繰出金 31億円 その他 50億円 物件費 51億円 扶助費 63億円 公債費 33億円 80 650 600 550 500 基金残高 (億円) 700 720 131億円 (18%)の減 589 27億円 (31%)の減 60 40 20 0 88 61 17年度 28年度 17年度 28年度 ※旧病院の清算のため、水道事業会計から借り入れた額は控除 5 平成28年3月号 広報みき 大型集客 施設の誘致 商業・観光 の振興 主な事業 市債残高 (億円) 交流人口 の拡大 中心市街地への連絡性の向上 人件費 46億円 歳出 310億円 新たなタイプの 雇用創出 雇用の拡大 中小企業への支援 市内の中小企業や起業する方の資金調達や設備投資 などを支援 8億254万円 大型集客施設の誘致に向けた候補地の測量及び周辺 道路の整備(一部3月補正) 山陽自動車道三木サービスエリア北側に誘致する大 型集客施設の基本構想や測量を実施するほか、計画 地から市街地への道路を整備 4億7,907万円 金物の振興(3月補正) トータルコーディネーターの配置による三木金物のブラ ンド化・高付加価値化・海外への販路開拓などを展開 3,421万円 農業の振興(一部3月補正) 山田錦の増産の支援や、有害鳥獣対策を実施 2,670万円 商業の振興(一部3月補正) マルシェの開催などによる商店街の活性化や女性起 業家を支援 994万円 平成28年3月号 広報みき 4
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