ダウンロード - リハジムこるくぼ~ど

リハジムこるくぼ~どのリハビリについて
脳梗塞・脳出血或いは脊髄の損傷等の後遺症での麻痺になるとリハビリをして
改善を目指しますが、思ったように動くようにならず『手が硬くなった』『足を
外にぶん回して歩くようになった』『感覚が戻らず悩んでいる』と言う方は多い
と思います。
脳出血・脳梗塞や中枢神経の損傷による麻痺は、発症180日以降は改善しな
いと以前は言われることもありましたが、近年の知見では運動機能の回復は発症
180 日以降もあると解っています。しかしそれでも現在の医療制度では、僅か発
病半年180日で集中的指導は打ち切り退院となり、その後は保険での通院リハ
ビリは医師が改善を認めた場合のみ1回40~50分程の指導が週 1 回程度と
いう限られたものです。他には介護保険の施設などでも可能ですが集団であった
り、個別でも指導時間は短くこれでは十分な麻痺改善は困難であり、このような
体制でのリハビリ機関での回復は知見も蓄えられない現状があるように思われ
ます。
患者様方は、麻痺の改善を諦めず試行錯誤しているも、個別に徹底的なリハビ
リをしてくれる場所が無いと探す方も多く、そんな方に対してリハジムこるくぼ
~どでは、120 分の完全個別指導を認知神経リハビリテーションを基にした思考
動作訓練を行うように至りました。
こるくぼ~どでは長年様々な技法、ボバース法、PNF、川平法、或いは東洋医
学、中国頭針療法、整体など様々な試みを、また多くの研究者実践者と関わるな
か、現在は脳神経生理学に基づくイタリアの認知神経リハビリテーションを取り
入れています。認知神経リハビリテーションは1980年代に日本に入っていま
すが、その方法が従来のリハビリとはあまりに違う為(日本の保険医療制度、筋
力アップを主としたリハビリが主流な為か)現在も具体的なリハビリの方法とし
て行うに多くの日本の医療機関では至っていないようです。
・思考動作訓練について
思考動作訓練は、イタリアの認知神経リハビリテーションセンターで日本人最
長の研修を受けた松田耕宗氏(PT:理学療法士)が、曖昧な個別な感覚を誤差
なく相談者と共有するため、関節の動き方と角度に注目し伝える指導法とし命名。
リハジムこるくぼ~どでは 26 年 3 月より松田氏を迎え、麻痺の方々とスタッフ
の指導を年6ヶ月行って戴いています。脳卒中で、神経疾患で、身体が思うよう
に動かない…”この様な時、従来のリハビリテーションでは難しい動作を介助や
指導を加えて繰り返す。硬くなった関節や筋肉をほぐす。筋力が弱いから上手く
動かないとの解釈で筋力アップトレーニングをするなどの方略が取られていま
した。しかし、思うように身体が動かない”その基は脳や神経の損傷です。筋肉
は損傷を受けていないものを筋のトレーニングを行うということは理論的に辻
褄が合いません。思考動作訓練では動くということをじっくり自身で捉え感じる
こと、すなわち思考や動作を通して脳の学習訓練を行います。自分の身体を思い
通りに動かし感じれるようになる手助けを行っています。
初めてゴルフクラブを持った時、何も考えずに振り回してもクラブにボールは
当たりません。またそのようなやり方ではいつまでたってもゴルフは上手くなら
ないでしょう。動作を新たに覚え動かすときは、ゴルフを上手くなろうと思えば、
思考を巡らせ行う事は至極当然なこと、麻痺で動かなくなった手足に動きを伝え
るということは、新しいスポーツ、あるいは習い事をする事ととらえるとわかり
易いかもしれません。具体的にはホームページの動画をご覧ください。
代表 河津 孝一