平成27年度 学校総合評価

(様式4)
平成28年3月6日
富山県教育委員会教育長
殿
富山県立水橋高等学校
校長 中田 靖弘
平成27年度学校総合評価を別紙(様式5)とともに提出します。
平成27年度
学校総合評価
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今年度の重点課題に対する総合評価
本校では生徒の学力の向上を図るとともに、規範意識・自己管理能力を身につけさせる
ことを基本に据え、創造性豊かな人間の育成を目指して、5つの重点課題と9つの達成目
標を掲げて取り組んだ。
「学習活動」においては、どの学年も学習時間の達成目標に届かないという残念な結果
になった。また、この結果は過年度の調査結果と照合してみても少ないことがわかった。
この達成目標は普通科高校として当然求められる学習時間であると考えている。学習時間
が少ない原因を検証し、今後、少しでも家庭学習時間を増やすような方策を考えたい。ま
た、単に学習の量だけでなく、学習の質や達成した生徒の割合についても上げていくこと
が求められる。
「学校生活」においては、交通事故の件数は減ったものの、遅刻者数は大幅に増えた。
交通事故に関しては折にふれて注意喚起をしたからと思われる。遅刻に関しても、早めに
行動して、遅れずに登校するように呼びかけていきたい。表面的には心に悩みを抱えてい
る生徒は減っているように見えるが、今後とも、より多くの先生方が連携して生徒の状態
を観察し、早めに生徒の悩みを察知して、自分の力で悩みを乗り越えることができるよう
に手助けをしていきたい。
「進路支援」においては、進路講座の実施回数はほぼ目標に達したものの、面接回数に
おいては物足りない結果になった。もっと面接回数を増やし、生徒の意欲を引き出す指導
を行う必要がある。
「特別活動」においては、部活動の目標は教職員の根気強い指導で目標をほぼ達成でき
た。貸出図書冊数が年ごとに減っているのは気にかかる。幅広い考え方ができるように、
いろいろな分野の本を読む習慣をつけさせたい。
PTA活動への参加者数の割合は昨年度とほぼ同じであった。PTA活動の意義を訴え、
より多くの保護者に参加してもらえるようにPRしていきたい。
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次年度へ向けての課題と方策
体育コースを設置する普通科高校としてスポーツと進学の両面で実績をあげることを目
指すことには変化はない。人間的な成長がスポーツや進学の結果につながっていくことを
期待したい。
学習活動においては、生徒が主体的に学び考える力を育成するために、生徒の実態を把
握し、現在の生徒にあった効果的な指導方法についての研究を進めていく必要がある。そ
のためにも互見授業や教科部会、学年会などの一層の充実が求められる。外部で行われる
講演会や授業研究会などに積極的に教員が参加していくことも有効と考える。生徒が意欲
的に学習を行うには、進路意識の向上も必要である。自らの適性を見極め、早めに進路目
標を決めることができるように指導していきたい。さらに、主権者としての自覚を持ち、
問題意識を持って社会の課題に取り組もうという意識を持たせる指導を取り入れていきた
い。
また、スポーツにおける指導法や考え方が学習にも応用できるようになっている。スポ
ーツの優れた指導法や考え方を学習にも取り入れ、スポーツの良さやスポーツの力を全て
の生徒が感じることができるようにしてきたい。
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