平成27年度上太田保育園の取り組みと評価 (はじめに) この度、平成27年度の保育園評価として、職員が自己評価を実施いたしました。そして、それぞれの評 価結果を踏まえて教育・保育活動の成果と課題・改善方策について話し合い、結果をまとめました。 この評価結果を受け止め、今後も、子育て・保育に関する情報をわかりやすく公開し、保護者との対話を 重ね、理解を得ながら、更なる保育活動の充実、職員の資質向上に努めてまいりたいと思います。 1 教育・保育活動の成果と課題 ① 成果 ○ 朝の異年齢児保育について 子ども達が自分達で遊びを考え、遊びを展開できるように、週ごとの遊びを図式化した用紙を使って、 子ども達の遊びの現状を把握し、援助について話し合いをしたので、途切れない遊びの環境を整えたり、 遊びの充実を図ることができました。 ○子育て支援の必要な子への対応について 年間計画に沿って、ケース会議・カウンセリング会議等などを行うことによって、一人ひとりの発達に合 った対応について話し合いができ、職員間の情報の共有ができました。 ○外国国籍の子への対応について 近年、外国籍の子の入園が増えてきていることから、クラス運営の工夫 に努めました。 また、保護者への対応も丁寧に行い、コミュニケーションを とりあ う中で、困り感などを把握し、要求にも応じることができました。 ○クラス保育について 年間を通して、畑やプランターでの野菜作りに取り組み、夏野菜、葉物、 根菜などを作り、以上児は各年齢に合わせたクッキング を楽しみました。 保護者への試食コーナーも好評でした。 ○防災について ・いろいろなケースを想定した避難訓練を計画し、実施した ことで気づきや問,題点を見つけることができました。 ・また、警察署、消防署、地区の防災士、保育園看護師など 各関係機関と連携をもって、訓練や研修に取り組むこと で、 職員の防災に対する意識を高めることができました。 ・防災に対する取り組みや、情報を載せた防災だよりを保護 者に配布したり、ホームページに載せたりすることで、防災 に関心を持ち、身近に感じてくれるようになりました。 ② 課題 ○子ども達が、伸び伸びと園外での遊びを展開させるにあたって、今以上により良い環境つくりや園庭の 整備が必要であると思います。 ○防災に関しては、地域の協力体制の重要性を感じているところであり、今後も連携を強めていくとよいと 考えます。。 ○外国籍の園児を交えた保育が、よりスムーズにできるような環境の工夫や配慮すべき点について検討 すべきだと思います。 2 来年度の園経営、教育・保育活動における改善方策 ○花壇や遊べる草原・畑を作るなど、園庭の整備を子ども達と共に積極的に行い、子ども達が、身近な自 然に触れ、楽しく遊べるような環境を整えていきます。 ○今年度以上に地域の方や防災士との連携を取り、いざという時に備えての救援体制を整えていきます。 ○外国籍の園児に対する個別配慮を重視し、年間,月案、週案の中で具体的に取り上げていきます。 日本語とポルトガル語を表記した物の名前のカードを部屋の各場所に貼り、簡単なポルトガル語を日常 の中で使うことで、日本人と外国籍の園児がより親密感を持ち、意思疎通がよりスムーズになるように し ていきます。そして、異文化に触れ、国籍を超えた仲間づくりができるようにしていきます。
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