創業支援セミナーを開催しました去る１月２１日、２８日、２月４日、２月１８日の４日間、当所中小企業経営相談センター会議室において、「創業支援セミナー」（全４回）を開催しました。今回のセミナーは、当所専門指導員の有村知里中小企業診断士（有村コンサルティングオフィス代表）を講師に迎え、経営・財務・人材育成・販路開拓の４つのテーマについて、継続的に支援を行うことを目的に、横浜市より特定創業支援事業の認定を受け実施しました。本セミナーでは、４回全てに参加した受講者は、株式会社を設立して創業する際の登録免許税の減免、創業関連保証枠の拡大、創業関連保証の特例が事業開始６か月前から利用できるなど、最大で３つのメリットを受けることが可能となります。セミナー初日、横浜市経済局経営・創業支援事業計画担当者より、横浜市特定創業支援事業の概要、同事業を受けることによるメリット等について説明があった後、講義に入りました。第１回「売れる仕組みをつくる、マーケティング基礎知識」（経営・販路開拓）、第２回「経営を数値で考える」（財務）、第３回「スムーズな創業準備のポイント」（人材育成）、第４回「事業計画書を作る」（経営）と各回異なる４つのテーマについて、具体的な事例を交えながら説明が行われ、各回講義終了後、活発な質疑応答が交わされました。今回のセミナーでは、特に、事業計画書の作成にあたっては、データ等を活用して計画の具体性を高め、事業の目的を明確にすることが求められるため、資金計画・売上計画・収支計画の他、損益分岐点、積算方法等を明記することが必要となる旨の説明が行われました。また、創業時の資金調達では、日本政策金融公庫創業融資や横浜市中小企業融資の創業支援等の制度融資の他、創業補助金等を有効に活用することによりスムーズな開業につながる旨のアドバイスがありました。（４回全てに参加した受講者は１０名）熱心に聴講する参加者