資料2(PDF:306KB)

県内の施設内虐待の状況及び県の対応
県内で発生した虐待事案
県の指導・監査
虐待防止に向けた取組み
兵庫県健康福祉部障害福祉局障害者支援課
県内で発生した虐待事案 1
障害者福祉施設従事者等による障害者虐待の状況
(障害者虐待防止法施行(平成24年10月)以降)
年 度
相談・通報・届出が
あった件数
虐待が認められた
件数
26年度(4月∼3月)
93件
18件
25年度(4月∼3月)
63件
9件
24年度(10∼3月)
44件
3件
県内で発生した虐待事案 2
障害
種別
虐待
種別
施設等の
種別
概
要
身体
精神
身体的
虐待
施設・
生活介護
支援員を呼ぶ際に何度もコールしたことを理
由に利用者の額部を殴った。
知的
性的虐
待
就労継続
支援B型
携帯電話でメールを交換するなどの関係と
なった利用者に対し、送迎車内で胸を触った。
精神
身体的・
心理的
虐待
共同生活
援助
指示に従わない利用者に対し、暴行・暴言を
行った。
身体
知的
心理的
虐待
就労継続
支援B型
指示に従わない利用者に「足を紐で括ってベ
ランダから吊す」などの暴言を行った。
知的
身体的
虐待
生活介護
指示に従わない利用者に対し、掃除用の
モップの柄で頭部を小突いた。
県内で発生した虐待事案 3
障害
種別
虐待
種別
施設等の
種別
概
要
精神
知的
身体的・
心理的
虐待
就労継続
支援B型
ミスをした利用者に対して激しく叱責し、尻を
蹴るなど暴行を行った。
知的
身体的・
心理的
虐待
児童発達・
放課後等
デイサービ
ス
著しい怒鳴り声での説教や、パニック状態の
利用者の首根っこを掴んで引きずり出すなど
の不適切な支援を行った。
知的
身体
身体的
虐待
施設・生活
介護・短期
入所
利用者の行動抑制時や誘導時に、胸ぐらや
服を掴むなどの不適切な支援を行った。
知的
性的虐
待
放課後等
デイサービ
ス
利用者からの誘いにのってみだらな行為を
行った。
県内で発生した虐待事案 4
障害
種別
虐待
種別
施設等の
種別
発達
身体的・
心理的
虐待
放課後等
デイサービ
ス
利用者が思い通りに動かないと、好きな遊び
をさせない、無視するなどの不適切な支援を
行った。
身体
知的
身体的
虐待
療養介護
行動障害のある利用者に対し、スムーズな
介護ができないことに腹を立て、利用者の顔
面に打撲を負わせた。
経済的
虐待
共同生活
援助・就労
複数の利用者及び利用者の親の金銭を不
継続支援B 当に管理、搾取した。
型
知的
概
要
県の指導・監査 1
障害者虐待における虐待防止法制の対象範囲
所在
場所
年齢
福祉施設
在 宅
(養護者
・
保護者)
障害者総合支援法
障害福祉サー
ビス事業所
(入所系、訪問系、
GH等含む)
相談
支援
事業所
高齢者
施設
児童虐待
防止法
18歳
未満
18歳
以上
65歳
未満
65歳
以上
・被虐待者
支援
(市町村)
障害者虐待
防止法
高齢者虐待
防止法
・被虐待者
支援
(市町村)
障害児通
所支援事
業所
障害者虐
待防止法
(省令)
・被虐待者
支援
(都道府県)
障害者虐待
防止法
児童福祉法
介護保険法等
−
障害者虐待
防止法
・適切な
権限行使
(都道府県、
市町村)
障害者
虐待防
止法
・適切な
権限行
使(都道
府県、市
町村)
−
・適切な権
限行使(都
道府県、市
町村)
(20歳まで)
(注2)
障害児入
所施設等
(注1)
児童福祉
法
・適切な権
限行使(都
道府県)
障害児相
談支援事
業所
障害者虐
待防止法
(省令)
・適切な権
限行使(都
道府県、市
町村)
障害者虐
待防止法
【20歳まで】
−
【特定疾病40
歳以上】
−
−
−
−
高齢者虐待防
止法
・適切な権限
行使(都道府
県、市町村)
企 業
学 校
病 院
保育所
−
・適切な権
限行使(都
道府県労
働局)
障害者虐
待防止法
・間接的防
止措置
(施設長)
県の指導・監査 2
「適切な権限行使」
・・・行政庁(県・指定都市・中核市等)
としての指導・監督等
■口頭・文書による指摘・指導
■改善勧告
■改善命令・指定効力の停止・指定取消等
の行政処分
県の指導・監査 3
■法令の規定により条例に委任された基準等に関する条例
第22条
2 指定障害者支援施設は、利用者の意思及び人格を尊重し、
常に利用者の立場に立ったサービスを提供しなければならな
い。
■人員・設備・運営に関する基準
第1章 総則
第3条
2 指定障害福祉サービス事業者は、利用者の意思及び人格を
尊重して、常に当該利用者の立場に立った指定障害福祉サー
ビスの提供に努めなければならない。
3 指定障害福祉サービス事業者は、利用者の人権の擁護、虐
待の防止等のため、責任者を設置する等必要な体制の整備を
行うとともに、その従業者に対し、研修を実施する等の措置
を講ずるよう努めなければならない。
※
障害者支援施設、障害福祉サービス事業所それぞれに、
同様の規定あり
虐待防止に向けた取組み
■施設・事業所での取組み
・研修の実施
・職場環境の改善(人間関係)
・利用者の権利擁護意識の徹底
■虐待に関する意識
・自分の施設では取り組んでいる・・・
⇒ 安心? 虐待は起こらない?
・「いつ発生しても不思議ではない」
という意識が大切