科 目 名 称 英文科目名称 科 目 コ ー ド 教 員 氏 名 憲法 英語コミュニケーション ( ○ ) オフィス情報 The Constitution of Japan 留 学 ( ○ ) 医療事務 ・ 医療秘書 ( ○ ) 512110 授業形態 渡邉 譽 講義 単位数 2 年次配当 1年次 前期 (○) ビジネス・キャリア ( ○ ) スポーツ健康 (○) ホテル・観光 (○) ( ○ ) 大学編入 要 日本国憲法に関する基礎知識及び基礎理論の修得を図り、実際に憲法の規定がどのように解釈され運用されているかを知 るために、具体的な最高裁判所判例をとり上げて解説する。学生諸君が講義で修得した知識や理論を用いて日常に生起す る憲法問題に対して、主体的に思考を巡らせ自分なりに解決する習慣が身につくようにする。学生の理解度を知り復習の 意味から数回の簡単な小テストを実施する予定である。また、講義での疑問点については随時、質疑応答の機会を採り入 れたい。 画 1.ガイダンス、日本国憲法の制定過程 2.憲法の基本原理(国民主権、基本的人権の尊重、平和主義) 3.天皇:天皇の地位・権能について明治憲法との対比、現憲法下の皇位継承、女系天皇 4.戦争放棄:9条の解釈、平和主義をめぐる諸問題(憲法解釈による集団的自衛権の行使、自衛隊の海外派遣等) 5.人権総論:人権の概念、在監者の人権、法人の人権保障、天皇は国民か、人権保障の限界 6.包括的基本権(1):13条の保障する人権(肖像権、環境権、日照権、プライバシー権) 7.包括的基本権(2):法の下の平等(性差別、非嫡出子の相続分に対する最高裁判決、衆・参議院選挙の一票格差判決) 8.精神的自由権(1):信教の自由と政教分離、 (靖国神社公式参拝、津地鎮祭訴訟)、学問の自由と大学の自治(東大ポポロ事件) 9.精神的自由権(2):表現の自由と猥褻文書(チャタレイ事件)、知る権利、報道の自由と取材の自由(外務省機密漏洩事件、博多 駅テレビ フイルム提出命令事件) 10.経済的自由権:財産権の保障、職業選択の自由 11.人身の自由:適正手続きの保障、被疑者・被告人の権利について 12.参政権・社会権:外国人の選挙権・被選挙権、生存権の法的性格(朝日訴訟) 13.国会:国会の地位と組織、国会の権能と議院の権能 14.内閣:内閣の組織と権能、議院内閣制 15.司法権:司法権の独立、違憲法令審査権、裁判員制度 授業時間外の学習 毎週、受講する前にテキストに一度、目を通して予習をされることをお勧めします。また事後に復習をすることにより、 さらに理解が深まります。 授業の到達目標 学生は憲法の基本的な知識と理論を用いて、社会生活で現実に起きる憲法関連の事件について、憲法上どのような問題点 があり、それを解決するにはどのような解釈が可能であるか、といった憲法的思考力が身につくようにする。 評 価 100点満点中、筆記試験70点 小テスト30点として評価します。 テ キ 授 授 参 備 業 概 業 計 考 方 法 ス ト 『憲法(第3版)』 渡邉 譽 著 鉱脈社 2014年 書 憲法判例百選「Ⅰ・Ⅱ」 有斐閣 考 特になし
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