人口減少と高齢者 - 福島大学 総合情報処理センター

2015 年度 西田・今西専攻入門科目
人口減少と高齢者
D班
第1章
川島大輝
大原明莉
佐藤伶音
林千里
はじめに
日本は本格的な人口減少社会に突入している。そこで人口減少社会の到来におけるその
対策のあり方について、地域はどう向き合えばいいのかを考えた。ここで私たちは高齢者
に焦点を当てて考えていくことにする。
『地方消滅』を読んで人口減少の課題と対策につい
て学び、その中でも特に高齢者の問題が大きな課題のひとつと考え、その点に大きな関心
を抱いたのでこのテーマを選んだ。実際に私たちは会津美里町に調査に行き、そこで多く
の高齢者が抱える現実を目の当たりにし、今まで以上に高齢者対策の重要性を実感した。
一方で、活発的にまちづくりに貢献している高齢者も多く見られた。そこで私たちは、高
齢者の活動が地域の活性化につながる可能性があるのではないかということを考えていき
たい。
本レポートでは、会津美里町のまちづくり政策課への聞き取り調査をふまえ会津美里町
が実施している政策や課題についても考察する。加えて、各班が行った午後の聞き取り調
査から私たちが見つけた人口減少社会の中での高齢者の可能性を見出していきたい。
第2章
人口減少に関して
2―1『地方消滅』
増田寛也編著にみる人口減少社会の現実
日本は 2008 年をピークに人口減少に転じ、これから本格的な人口減少に突入する。この
ままの状態が続けば、2010 年に 1 億 2806 万人であった総人口は、2050 年には 9708 万人
になり減少し続けていく形になる。人口減少は、避けられない、そして確実に起こる問題
である。日本全体の人口が増加していた時期のように、すべての市町村が人口を増やすこ
とはもはや不可能であると考えたほうがよい。医療や交通、教育といった生活に必要なサ
ービスをどう維持していくか、道路や橋梁、公民館といったインフラをどう補修していく
か、地域の産業や雇用をどう開発していくか、など多くの課題に取り組む必要がある。す
でに進行している高齢者への対策を行うと同時に、これらの対策を考えなければいけない。
まずは、政治、行政、住民が事実をきちんと認識することが大切である。
1
2-2
人口減少と高齢者
人口減少が起こることによって、支えられる側である高齢者が多くなる一方で、支える
側の若者が都市へ流出するという動きがさまざまな地域でよく見られる。会津美里町もそ
の一例である。高齢者が増えることにより、自治体の高齢者に対する政策の負担は大きく
なる。しかし、自治体職員の減少や財源の縮小などに伴って高齢者対策には限度が出てく
るのも事実だろう。高齢者に対する支援が難しくなる今だからこそ、住民(高齢者)の力
が重要になってくると考え、また新たな高齢者に対する政策の形も必要だと感じた。
2―3
『地方消滅』が指摘する高齢者対策
人口社会では、高齢者が新たな役割を担うことで、少子化のマイナスを埋めることも期
待できる。社会制度において「65 歳以上」を「高齢者」として一律に「支えられる側」に
位置付けている現状を見直すべきである。意欲と能力のある高齢者が、年齢にかかわりな
く働くことが出来る「生涯現役社会」の実現に向けて、高齢者にふさわしい多様かつ柔軟
な働き方を用意する必要がある。高齢者の継続雇用や再就職に対する支援強化のほか、地
域のニーズに応えて高齢者が活躍できるような場の創出、定年退職者が農村に移住して農
業に従事する「定年帰農」の推進など、総合的な取り組みを推進していく必要がある。
第3章
高齢者対策
3―1.会津美里町の現状
福島県現住人口調査(福島県ホームページ)町全体では、H27年の人口は 20845 人、
H22 年は 22964 人であり、5 年間に 2119 人減少している。(人口減少率 9.2%)
会津美里町の人口増減グラフ(H22.4.1-H27.4.1)
200
100
0
-100
-200
-300
-400
-500
-600
-700
5~9 10~ 15~ 20~ 25~ 30~ 35~ 40~ 45~ 50~ 55~ 60~ 65~
歳 14歳 19歳 24歳 29歳 34歳 36歳 44歳 49歳 54歳 59歳 64歳 69歳
男
1
-6
-41
-288
-10
45
-13
0
-42
-40
-40
-49
-48
女
-16
-26
-48
-314
-66
25
17
-13
-32
-15
-18
-6
-1
全体 -15
-32
-89
-602
-76
70
4
-13
-74
-55
-58
-55
-49
2
① 30~34 歳の子育て世代がプラスになっている:一度会津若松に行った人が実家に戻っ
てきていると考えられる。
② 20~24 歳の大学生・就職期は、大幅な減少がある:進学で外に行き、そのまま町に戻
らず住み続けていると考えられる。
③ 40~44 歳の子育て世代のマイナス幅は大きくない:転勤などがなければ、減る要因が
ないからだと考えられる。
④ 20~24 歳、25~29 歳の就職期は男性に比べ、女性の方が減少幅が大きい:女性の雇用
が少ないことと、女性は「跡継ぎ」がないため、実家にいなければという意識があまり
ないのではと考えられる。
⑤ 45 歳以上は、女性に比べ男性の方が減少幅が大きい:平均寿命が男性のほうが短いか
らだと考えられる。
3―2.会津美里町の高齢者対策
① あいづじげん健康ポイント倶楽部
医療については、国会でも取りあげられた先駆的な取り組みとして、行政(町)・医療従
業者(福島県立医科大学)
・商工会・福島医療ヘルスケア ICT 研究会が協力し、実行委員会
を組織し、健康促進と地域の経済活性化を同時に実現し、活力ある持続可能な地域づくり
につながることを目的とする。ここには医療と経済の連携が取られている。会津美里町と
しては先駆的な事業として捉えている。
② 認知症にやさしい町
「福島県一認知症に優しい町」を目指し、関係者が連携して「会津美里町認知症対策サ
ポート会議」を設立し、認知症の方とその家族が住み慣れた地域で安心して暮らすことが
できるよう地域で支えあう仕組みづくりを進めている。
・会津美里町認知症サポートガイド
認知症の人やその家族が安心できるように状態に応じた適切なサービス提供の流れを示
したガイドブックの作成を進めてきた。認知症のことを知って、認知症に対する不安を減
らすことができるよう、進行に合わせて受けられる会津美里町のさまざまな介護サービス
やその他の支援などの情報がまとめてある。
3
・認知症にやさしい町支援団体登録事業
認知症になっても住み慣れた地域で安心して暮らし続けることができる地域づくりを推
進するため、認知症サポーターの養成に積極的に取り組む企業や団体にステッカーの交付
を行っている。支援団体の登録には、会津美里町認知症サポーター養成事業実施要綱第 2
条に規定する認知症サポーター養成講座を受講した認知症サポーターが 1 人以上所属する
こと及び、交付されたステッカーを町民の見やすい場所に掲示すること、交付されたステ
ッカーを第三者に貸与し、又は譲渡しないことを遵守することが要件となる。
3―3.そこから見えてくる希望と課題
あいづじげん健康ポイント倶楽部では、行政だけではなく、医療従業者や商工会などと
組織をつくり協力していることや、リアルタイムで健康状況を把握できることで高齢者に
とって安心して暮らすことのできると思ったため、良い政策であると感じた。しかし、会
員がまだ100名ほどであるため、もっと会員を増やし規模を拡大していくことで、より
多くの人に利用してもらうことが課題であると考える。認知症対策や他事業でも、それを
行っていることを知らない住民の人がたくさんいる。政策を多くの高齢者が利用すれば、
本当はもっと住みやすい町になるはずでも、それを知らなければ住みにくいと感じてしま
う。したがって、政策を行っているということを住民にもっとアピールし、知ってもらう
ことが必要であると考える。そして、それらの政策をより良いものへと改善させながら、
あきらめずに続けていくことが、町の希望へと繋がっていくのだと考える。
第4章
高齢者の力
4―1
サポートみさと
サポートみさとは行政と地域の間に立ち、様々な政策や活動を支援していく中間支援施
設である。この施設は「地元の人と仲良くなりたい、人脈を作りたい」という思いが設立
につながった。公民館を拠点として中間施設としての活動を行っている。現状としてスタ
ッフは2人であり、基本的には二人体制での活動となっている。ただし、スタッフは県の
緊急雇用であるという。つまり、ずっと緊急雇用なので年度をまたいでの活動が難しいと
いう課題が存在する。
サポートみさとの活動の特徴のひとつとして「ボランティア的側面」が挙げられる。例
えば楢葉町の支援で、炊き出しの分配(コーディネート)を行った。このようなサポート
活動を通しての一番の狙いは、仮設ができてからは自治会に機能してもらおうということ
だ。会津美里町はあくまでも後方支援という立場を取っている。
4
仮設にいない人は情報も物資も入りづらいという事実がある。そこでサポートみさとは
情報共有ができる新聞を作成したり住民への情報提供の支援も率先して行った。
サポートみさとは他にもさまざまな役割を担っている。
「地域活動に関する相談ができる」
という重要な役割である。相談内容の種類としては、ラミネート、Word や Excel の使い方
を教えてほしい、横断幕、広報などの依頼、加えて Facebook・ポスター作成の手伝いなど
さまざまである。当初はサポートみさとが直接住民のところまで訪ねて相談を受ける形を
とっていた。しかし現在では電話やメールでの相談も可能になった。そしてサポートみさ
とが直接団体や住民まで行く場合もある。
サポートみさとが担う仕事の範囲について。場所貸出し・相談対応・情報提供のほか、
ネットワーク会議や講演を多く実施している。ネットワーク会議を行うのはサポートみさ
とにとって大きな負担となるため回数を減らしたということであった。しかし、利用者か
ら集まる機会を増やしてほしいという声が多く聞かれるようになった。サポートみさとは
意見の出やすい場づくりが必要なのではないかと主張している。この点は役場に学んでほ
しい点であるとも話していた。
さらに、ネットワーク会議の組織化の重要性も強調していた。サポートみさとが無くな
りネットワーク会議が無くなるのは避けたいという思いがあるからだ。集まることに意味
がある。人数によってはお茶のみでゆるく気楽に言葉を交わす時間になることもあるし、
時には誰も来ない場合もあるとのことだ。課題としては、この会議の意見の大半は年配の
男性の意見であるということだ。若い女性の意見がなかなか得られない状況にサポートみ
さとは不満を抱えている状況だ。
サポートみさとに寄せられた相談はどれほど解決に結びついているのかということにつ
いて。解決の集計は具体的にしていない。ただ、寄せられた相談はそのままにはしないこ
とを心掛けている。サポートみさとでは解決できない相談内容であれば、詳しい人(専門
家)を紹介するなどの努力をしている。やれることはやるという精神で活動にあたってい
る。
サポートみさとは「町民が自らの力で住みやすいまちづくりに貢献することを支援する」
ことを目指している。つまり、町民に活躍する場を提供し、いきがい(幸福感)の実現を
支援するものだ。交流・協働の機会が増える、町に活気が出てくる、出番がある(役に立
っていると感じる)
、いきがい・やりがいを感じる人が増える、美里町に「住みたい」と思
う人が増える、このように住民が思えるようなまちづくりを目指している。B⁺な町、会津
美里の実現として、ちょっと田舎、ちょっと不便、大自然よりちょっと小さい自然、だけ
ど、どこにも負けない魅力がある町をつくり、ベットタウンとしての利便性もアピールし
て新しい街の魅力を認識するという目標を持って活動を行っている。
5
4-2
八木沢菜の花会
地区の基盤整備事業により水田の後、遊休農地となっていたため地区の保全会が土壌改
良や地域の美化運動として菜種を植えたのがきっかけで、広範囲で景観だけではもったい
ないということから、加工の話が出て興味のある女性が会を立ち上げた。地権者の高齢化
もあって無償で土地を借りている。
農業普及所の指導協力また地元の認定農家の協力を得て、作業所等も借用している。会
員は女性7名であり、地域の活性化や人々との絆づくりに貢献したいという思いを持って
活動を行っている。
主な活動の中で「菜の花祭り」について紹介する。これは菜の花会が主催者となり、地
区の各種団体の役員が協力している。来場者が年々増加している状況の中で菜の花会とし
ては、実行委員会の設立を望んでいる。
次に住民との関わりという観点で見ていく。会員は全員地区住民で50代60代であり
高齢化が見て取れる。後継者になるだろう人々が菜の花会の会員になることを望んでいる。
また地区に婦人団体が無いことから、地区の自治区行事等に協力を求めているという現状
もある。
菜の花会の今後の課題としては、まず良質の菜種油を地元の人たちにもっと使ってもら
えるような手だてを考えていくこと。そして人材育成の面では会員増を図り(会員を15
人くらいにしたい)
、後継者を育てる必要性が挙げられる。そこには若い人に興味を持って
もらいたいという願いがある。活動に限度が生じてしまうことから国からの補助金の必要
性も挙げられる。
高齢化が進む中で遊休農地を活用し地域おこしをしていく。土地を売却するのではなく、
地区として利用することの重要性を見出している。
4-3
関山集落
関山集落内には財産となる古民家住宅や蔵がたくさん存在する。ここでは「地域の宝を
大切に利活用するために、みんなで力を出し合い、守っていきたい」と集落を後世に残し、
継続的な維持・保存ができるように活動している。また、使っていない住宅や蔵を活用す
ると、観光客のためにお茶飲み処や食事処、地区の情報館、宿泊所、集落内で利用する高
齢者施設や本郷焼体験施設などとして利用することができる。
例えば、関山集落の高齢者が、自慢の漬物等を持ち寄り思い思いに集い、「おしゃべり」
や「お茶飲み」等気兼ねなく友達と交流でき、笑い声が溢れるそんな「自分の居間」のよ
うな集いと交流の場として活用する。野菜や加工食品を売ったり、放課後の子どもたちの
預かりの場だったり、一人暮らしの心細さを感じさせない共同生活の場とする。
6
高齢者をはじめとする全ての住民が、関山集落での生活を豊かに楽しくするため、空き
家や空き蔵を託老所のような高齢者のたまり場とするばかりではなく、一時子供預かり所
や特産品の販売所等みんなで使う施設として活用する。日中お年寄りを預かるデイサービ
スセンターとしての役割を果たす。共同炊事、運動、趣味の創作活動、若い人との交流など安
心して過ごすことができる場とする。
そして、関山集落の高齢者は物知りである。郷土料理や旬の食べ物、季節の過ごし方な
どいろんなことをしている。これらの知恵や技術を後世に伝えることにより、技術の伝承
と関山集落の高齢者の生き甲斐づくりに結びつけたい狙いがある。蕎麦打ちや手芸、伝統
料理、昔話の語り部など、様々な高齢者の受け継ぐ場とする。
第5章
まとめ
会津美里町の調査から「人口減少と高齢者」というテーマに対する結論を見出していく。
人口減少を止めることができないのであれば、その自治体(地方)を消滅させないような
努力をしていく必要がある。ここで高齢者に焦点を当てて考えたかったことは、力強さを
持った高齢者の取り組みを地域活性化につなげられるのではないかという新たな視点を持
つことである。人口減少が進み、若者は減り高齢者は増える。公務員の減少などが自治体
の機能の低下につながる。財源も限られ政策にも限度が出る状況こそ住民の力が重要とな
ってくるのではないか。そして高齢化の進む地域における住民の主役は高齢者である。
サポートみさと、八木沢菜の花会、関山集落での聞き取り調査で、会津美里町には意欲
的かつ積極的に地域づくりをしようと活動をする多くの高齢者がいることがわかった。つ
まり、様々な活動を通じて地域を元気に、活発にしようと立ち上がる力強い高齢者たちが
いる。その高齢者の力強さに会津美里町の未来は支えられていくと言っても過言ではない
だろう。高齢者たちが「地域が消滅するのではないか」という声によって今の努力を諦め
ないこと、辞めないこと、加えて地域を守り抜くという強い意欲を持ち続けることが大切
である。そこに若者が加わればなおさら将来は明るくなる。
そのためには、自治体の支援が非常に重要になってくる。つまり、高齢者を支えると同
時に、高齢者を活かす支援が必要である。第3章で触れた会津美里町の高齢者対策の継続
は高齢者を支えるという点でこれからも必要不可欠な政策であり続ける。私たちは加えて
第4章で触れたように、地域づくりを担う高齢者を支援する政策がこれから必要になって
くると考えた。例えば人員不足や資金不足、また活動団体と行政との連携不足という点に
おいては改善が必要である。一般的に行政から支援される側である高齢者が若者を活動に
呼びこむ、高齢者が財源確保や行政への要求に奔走することは非常に厳しい。したがって、
行政が高齢者の地域づくりに対する活動に寄り添うような体制づくりが必要ではないだろ
うか。そういった支援体制の強化がこれからの大きな課題であると考える。
7
感想
会津美里町の現状に触れ、厳しい状況であることは間違いないと感じたなかでも、高齢
者の持つ力強さに大きく感心させられた。地域のために何かできることはないだろかと真
剣に向き合う高齢者に出会った。地方が消滅するかもしれないという声に負けずに、力強
く生きる高齢者の存在によってその地域の将来は支えられているのかもしれないと感じた。
これは他地域にも言えるはずだ。私たち若い世代も地域を救うために何ができるのかとい
う疑問に真正面から向き合って考えていく必要があると実感した。
(川島大輝)
高齢化が著しく進んでいる地方では、医療制度や施設などの高齢者対策は重要なもので
あるが、それ以前に、高齢者が生きがいを持って自立して楽しく生活していくことが重要
だと考える。実際に会津美里町に訪れると、まちづくりの事業では、意外にも高齢者の方々
が活動していたように、高齢者が主体となって活躍できる場があるのだと感じ取ることが
できた。地方を救うためには、人との連携があり、団結できる地縁社会を武器にし、高齢
化という事実をどのように活用するかを考えることも必要なのではないかと思った。
(大原明莉)
今回の会津美里のフィールドワークにおいて、現在の日本における地方のあり方を知る
ことが出来た。その中で将来、自分ができることや市町村の課題、問題を明らかにするこ
とで解消できる問題を自分なりに考えるいい機会になった。会津美里だけではなく、たと
えば自分が住む市町村などを対象にして問題を考えてみれば、より自分が住む町のために
何かしたいと考え、よりよい街づくりのために行動していく、そのようなことが今の若者
に求められているのだと考える。
(佐藤伶音)
会津美里町でのフィールドワークを通して、高齢者が活発的な活動を積極的に行ってい
る姿がとても印象に残った。今の社会は高齢者の増加が課題となっているが、現状況を問
題視するのではなく、高齢者が持つ可能性を活かせる社会を築き、彼らを多く持つことが
地域にとってプラスとなるような環境づくりが大切なのだと実感した。会津美里町のほか
にも、このような地域が増えればよいと思った。
(林千里)
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