東京一極集中が招く人口急減 幅も広がっています。メンバー は 「 子どもから元 気をもらえ の時はママの両親の助けでなんとかなりましたが、今回 は最終手段として育休取得を決めました。秋冬に重なっ た育休中は、家に閉じこもりがちになり、気が滅入って しまった時期もあったそうですが、見かねたパパのお母 ど も と一緒 に 遊 ん だ り、 お 母 さ んの 話 し 相 手 に 男が生まれたとき、8か月の育児休暇を取得した 子 次章太パパ。ママが3か月しか育休を取れず、長男 るし、 お母さんの笑 顔を見る と 嬉 し く なる 」「 同 じ 思いの 仲 間ができて楽しい」 と話し 肢が奪われる状況であるという。 貧困の実態を統計と事例で示しな がら、 「反貧困」活動を紹介する。 貧困を自己責任論で切り捨て、溜 めを奪い合う現在のあり方をや め、人間らしい労働と生活を保障 できる「強い社会」の実現を模索 している。 なったり と、 親 子 が 笑 顔にな るためのお手 伝いをする子 育 て支援ボランティア。 もともと 若者をとりまく情勢は厳しい が、2010 年に 20 歳代の約 70% が現在の生活に満足と答えてい る。 「内向き」といわれながら、 デモや震災ボランティアに参加す る若者も多く、ソーシャルメディ アで承認を求めてもいる。そもそ も若者とは何か。若者を観察し、 「大人」になれない「一億総若者 化時代」を、若者世代の社会学者 が読み解く。 ます。 今後も、より広く活動 していこうと計画しているとの こと。「子育てには心の余裕が 貧困は、低所得であるというだ けでなく、お金や人間関係、自信、 た 尊厳などの「溜め」を失い、選択 は個人で活動していましたが、 ボランティア同 士の横のつなが り をつくろうと、 集 まるよう 古市 憲寿/著 【出版】 講談社 親子の笑顔、仲間とのつながり いろんなものを得ることができた 必 要。 ここにはいろんな 知 恵 が集まっていて、 気持ちが楽に なると思う。 ぜひ子 育て支 援 湯浅 誠/著 【出版】岩波書店 市民活動グループを紹介します になって結成したのが 「たまご の会 」 です。 昨 年のクリスマ ス会では、 参 加 した 親 子のた 絶望の国の幸福な若者たち まちづくり 室に来てください」 とメッセー ジをいただきました。 反貧困「すべり台社会」からの脱出 いいね! めにプレゼントを手作りするな ど、つながり とともに活 動の 社会を形成するのではないかと問いか ける。東京とは異なる、地域の特徴を 生かした多様な取り組みが求められて いる。2015 年新書大賞受賞。 です。 う。他の地域に比べて出生率が低い東 京への一極集中は、人口減少を加速化 させ、経済変動や災害に弱い画一的な 図書館司書が選んだ本を 紹介するコーナーです。 る。 こ の 数 は、2040 年 に 20 ~ 39 歳の女性人口が、2010 年の 5 割以下 になると予測される自治体の数だとい 今月のテーマは、 地方、若者、貧困から」 日 本創成会議は、 「消滅可能性都 市」を 896 自治体と提示してい 「ニッポンの未来は? 増田 寛也/編著 【出版】中央公論新社 ブ ッ クラボ 地方消滅 Kids × Smile Profile ひ な せ あ さ ひ 長男・日夏瀬くん(4 歳)、次男・朝 紗日くん(1歳6か月) 、 ママの 4 人家族。休日は親子 4 人で過ごすことにしているが、 時には子どもを預けてママと2人で外出することも。36 歳。 7 広報ふくい 2016.2.10 育児を楽しむパパを紹介します アオッサ5階にある子育て支援室(火曜を除く 9 時~ 16 時)で、子育て支援 ・ ・ ・ ボランティアを行う。たまごの会は「たにんのまごを育てる会」から名付けた。 2013 年発足、約 30 人で活動中。 米作りの詳しい工程を体験。農家の人はすごい! 稲統行事である東大寺お米送りのことを知ってほしいと願う地 っ子クラブの特徴は、稲の生育調査を行うこと。これは、伝 てもらいました。稲刈り後は、はさがけ、脱穀、もみすりなど昔な がらの工程を体験したそうです。ご飯が大好きという 5 年生の白 り が こ はらゆう ひ 﨑理雅くんと小原優姫さんは、「田植えのときから苦労して自分の 株を育ててきたので、愛着が湧いて、白米になるまでに不良米など し、毎日晩ご飯を作っています。レシピ本を買って、献 立を工夫するなど、何事にも一生懸命取り組むパパです。 大 井 章 太 さん Data 区の人たちの大きな協力のもと進められています。6 月から稲の丈 や茎数の測定を続け、夏休み中には害虫や不良米の見分け方を教え さんが、週に一度息抜きの機会を与えてくれたおかげで、 切り抜けられたとのこと。復帰した今は時短制度を利用 福井 育児は イクメン 心のケアをして 図鑑 くれる人がいれば 大丈夫! 「3人目でやっと子育てに余裕を持 てた。とことん子育てに関わりたい」 と話す南出仁美代表(㊤写真右端) た・ま・ごの会 で選別されて減っていくのがとてもさみしかった」「お米一粒一粒 がいとおしく感じた」と話してくれました。 地区の人たちと 「はさがけ」 上文殊小学校 稲っ子クラブ Data 6年生 10 人(前2列)と5年生 12 人(後2列)で 米作り。5年生が稲の生育調査を行っている。現 5 年生は、3 代目となる。 広報ふくい 2016.2.10 6
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