平成27年 9 月号 27.9.1 発行 指扇中だより = 自信と誇りに満ちた指中生 = 〒331-0048 さいたま市西区清河寺 185-2 電話 048(624)6234 FAX048(624)2479 指中生、三兎(さんと・三匹のうさぎ)を追え!! 校長 新井 敬二郎 始業式の式辞の前に、生徒のみなさんにお詫びをしま した。その内容を掲載いたします。学校だより 7 月号の 為せば成る、為さねば成らぬ何事も、 主題に「憲法より礼儀が大事」と書いたことで市民の 成らぬは人の為さぬなりけり 方々から「憲法軽視」ではないかというご批判を受けま した。そこで「お詫び」を掲載した、8 月臨時号を各家 上杉鷹山(うえすぎ ようざん) 庭に配付させていただきました。私自身は、「礼儀の大 切さ」を伝えたかったので、憲法を軽視したつもりはま ったくありません。誤解を招いたことを心からお詫びい たします。憲法は、国の最高法規であり、今後も尊重し 遵守してまいります。みなさんにも憲法をしっかり学習 1751 年 - 1822 年 してほしいと願っています。 今年の夏休みに読んだ本の一つです。上の さて、1 学期末に埼玉栄高校をお借りし、PTA 学年活 動「卒業生から学ぶ会」が行われました。その話の中で、 「成せばなる…」は鷹山のあまりにも有名な 格言です。また、第35代米国大統領ジョン・ F・ケネディからも、日本で最も尊敬する政 県立浦和高校の生徒さんが、 「少なくとも三兎を追え」 治家として、上杉鷹山(ようざん)公の名が という言葉について語ってくれました。 「その三兎とは、 挙げられました。 勉強、部活、そして行事です。中国の古いことわざには、 鷹山公とは、どんな活躍をした人物だった (欲張って のでしょうか。鷹山公は、高鍋藩主の二男と 一度に二つのものを得ようとすると、結局どちらも手に して生まれましたが10歳で米沢藩主上杉重 『二兎を追う者は 一兎をも得ず』 意味 入れることができなくなる)とあります。しかし、本校 ではあえて『少なくとも三兎を追え』を目標にしていま 定の養子となります。しかし、上杉家は関が 原の合戦で石田三成に味方したため、徳川家 康により会津120万石から米沢30万石に す。春、夏、秋には大きな校内行事があります。生徒は 減封されました。また3代藩主が跡継ぎを定 勉強だけでなく、運動も頑張り、忙しい学校生活ですが める前に急死したため、さらに半分の15万 充実しています。特に僕は授業を大事にしてきました。な 石に減らされてしまいます。収入は8分の1 ぜなら一日で一番時間を活用しているのは授業中です。授 になったのに、名門としての格式を踏襲した 業を真剣に受けていると、成績も上がり、それは受験の ので、藩財政はたちまち傾きました。鷹山公 時、大きな武器となります!」大変ありがたい先輩の言 葉です。 指中生もこの二学期は「三兎を追ってみましょう」 。 はこんな厳しい折に、下級武士と協力して藩 財政を建て直し、天明の大飢饉のときは一人 の餓死者も出さなかったと言われています。 行事としては、9月4日(金)に文化祭(午前は体験学習中心・午後は埼玉栄高校ホールで吹奏楽部等 の演奏)、9月8日(火)からは2年生未来(みら)くるワーク職場体験事業、そして 10 月3日(土)に はさいたま市新人体育大会が始まります。さらに 10 月 24 日(土)に埼玉栄体育館をお借りしての指 扇中合唱コンクール、11 月 24 日(火)にさいたま市小・中一貫教育研究発表会(指扇北小・指扇中) へと続きます。日々の授業を大切にしながら、部活動・行事にも精一杯力を注ぎましょう。 指扇地区目指す児童生徒像 「指扇PRIDE ~夢をもち 社会のために進んで学ぶ 指扇の子ども~」 ―1―
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