シュレッダー排紙の有効利用 - 岡山県立東岡山工業高等学校

岡山県立東岡山工業高等学校
シュレッダー排紙の有効利用
1.シュレッダー排紙から
酵素を用いたアルコー
個人情報
ルの製造
機密文書等
シュレッダー排紙の
主成分であるセルロー
スを酵素を用いて糖化
し,さらに,酵母を用
いてアルコール(エタノ
ール)を製造する。
シュレッダー裁断
得られたエタノール
は、エネルギー分野へ
の利用が考えられる。
排紙残渣タンク
2.アルコール製造残渣か
らの苗ポットの作製
アルコール製造に伴
い,セルロースの残渣
が発生する。この残渣
とスラリー化したシュ
レッダー排紙を混合し
苗ポットを作製する。
苗ポットは生分解性
に優れると考えられ,
ゴミゼロのリサイクル
を目指す。
排紙が液状化
排紙回収
酵素(セルラーゼ)
を入れてかき混ぜる
排紙をスラリー 糖化処理 しばらく
処理
すると糖ができる
不足分追加
苗ポット成型プラント
残渣
苗ポット成型型枠
フィルタープレス
糖化液はろ過され
残渣が残る。残渣
は苗ポットの成型
へ利用される
糖化液
排紙残渣と糖化液を分離処理
排紙残渣から苗ポットを成型
糖化液
蒸留によるアルコール成分の回収・濃縮処理
エタノール
食料資源ではないバイオ
マス(シュレッダー排紙)
を利用(リサイクル)し,
持続可能な循環型社会の
形成について,実習を中
心に研究を進め,学校間
連携も実施する。
木材資源
紙
発酵液蒸留
エタノール/苗ポット
発酵液保存
温度制御
アルコール発酵処理
イースト酵母(発酵)
温度pH制御
苗の育種
※原理(紙類の主成分セルロースの糖化・発酵反応)
セルロース(C6H10O5)n+ 糖化酵素(セルラーゼ) → nC6H12O6(グルコース)
n= 1000~2000
炭水化物(多糖類)
加水分解
ブドウ糖(単糖類)
グルコース(C6H12O6)+ 発酵酵母(イースト)→ 2C2H5OH(エタノール)+2CO2
アルコール製造プラント
酵素糖化前
酵素糖化終了後