オーストラリアの文具について 大西まなみ(中学3年) 私はマワラ小学校やキャムデン高校の訪問時に筆箱を見せてもらったり、文具店に行ったりして文具 について調べた。 私はオーストラリアの生活的なことや身近なことについて知りたいとずっと思っていた。そんな漠然 な考えだけがある中、私と同じようにオーストラリアのホームステイの経験をしたことのある兄が「筆 箱が面白いからオーストラリアで買ってきた。 」と言っていたことを思い出し、文具について興味を持 ち、調べようと思った。 オーストラリアの文具の特徴は「筆箱が大きいこと」だと思う。どの筆箱もポーチかと思うほど大き かった。日本では女子の筆箱が男子の物より大きい傾向にあるが、オーストラリアでは男女問わずその 傾向にあった。またマワラ小学校でもキャムデン高校でもその傾向が見られ、年齢にも関係がないこと がわかる。 では、なぜそのような傾向にあるのだろうか?私はそれは筆箱に入れている物(=授業に必要な物)に 関係していると思う。マワラ小学校で筆箱を見せてもらった時はカラーペンがとても多く入っている印 象だった。普通の授業でも使うそうだが特に図工でよく使うそうだ。キャムデン高校で筆箱を見せても らうと、ペンはもちろんだが他にも30センチ定規や電卓を持っている人が多くいた。30センチ定規 はノートに目印の線を引くのに必需品らしい。そして、電卓も数学の授業必需品だ。キャムデン高校で は、数学で電卓を使うのを推奨しており、みんな関数電卓という少し大きめの電卓を持っていた。また 小学生も中高生もシャーペンはあまり使わなく鉛筆をよく使っているため小型の鉛筆削り器を持って いる生徒が多かった。私は、このように筆箱にいれるべきもの・授業で必要とされるものが多いため必 然的に筆箱が大きくなっているのだと思った。 ノートは A4 サイズや A5 サイズなどを教科別に使っており、サイズは自由だった。授業でのノートは 青ボールペンで書いている生徒が多くおり、ノートはカラフルな印象だった。そのためか、文具店はも ちろん、スーパーマーケットでも青いボールペンがたくさん売っていた。 文具店に行くと、TOKYOと表紙に印刷 されているノートやこけしの形をした消しゴ ムがあるなど、オーストラリアでの日本の文 化の浸透が感じられた。食文化の浸透は少し はあると思っていたが、文具ではないと思っ ていたので、とても嬉しかった。また、30 センチ定規をそのまま入れることができる大 きい筆箱や青ボールペンをはじめとするペン が多く売っていることから、どの国でも需要 と供給に合わせた売り方をしていることが実 感できた。 小学生の筆箱と入っていたペンや他の文具
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