植物の高さはどこをはかるとよいか

植物の高さはどこをはかるとよいか
小学校理科3年生の教科書(6社)での記述は下記のようになっている。
各社とも地面(土の表面)から新しい葉のつけ根までの茎の長さを測定させている。
学校図書(愛媛県で使用)
東京書籍
教育出版
啓林館
大日本図書
信濃教育会出版部
小学校3年で育てるヒマワリやホウセンカは双子
葉植物であり、このように新しい葉のつけ根まで
の茎の長さを測定させている。新しい葉のつけ根
に生長点があるので、葉の先まででなく新しい葉
のつけ根までとしているようである。
このような定義をしているので、児童が成長の過程
を測定して、その結果を棒グラフにしてまとめてい
くのに分かりやすい。
このような定義をしていないと葉がしおれていた
とき、どこを測るかなどの問題が生じる。
小学校3年生としての発達段階にあった約束事を
していると思われる。
双子葉植物の草丈
一方、イネなどの単子葉植物は、葉の先までを
植物の高さとしている。出穂したときは、穂の先
端までを測るようです。
単子葉植物の草丈
このような理由から、小学校で育てる植物(双子葉植物)の高さ(草丈)は、地面(土の表面)から新し
い葉のつけ根までの茎の長さを測定させていると考えられる。